泡盛はおいしい 沖縄の味を育てる
著者 富永麻子 (著)
独特の香りと風味をもつ酒として人気を集める沖縄の泡盛.個性豊かな泡盛をつくる杜氏たちのこだわりや泡盛に対する人々の熱い思い,数々のエピソードを紹介する.泡盛造りの全工程の...
泡盛はおいしい 沖縄の味を育てる
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商品説明
独特の香りと風味をもつ酒として人気を集める沖縄の泡盛.個性豊かな泡盛をつくる杜氏たちのこだわりや泡盛に対する人々の熱い思い,数々のエピソードを紹介する.泡盛造りの全工程の解説や自分だけの古酒(クース)の育て方,おいしい飲み方など,ファンにはたまらない泡盛の楽しみ方を満載.酒造所一覧付き.
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泡盛はおいしいは『おいしい一冊』
2002/11/14 04:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハナムラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の方に最初に謝っておきます。どうもすいません。というカンジです。
なぜ、謝っているかというとこの本を購入したきっかけというのが、新書を探している時に『泡盛の女王による泡盛案内』というのをみて、出版関係に勤めていた私は、俗に言う、ミス○○とかいう人がこんな実用書でどれだけ、どんなものを書けているのか読んでやろうという、偏見と意地悪な興味からだったからです。
元々、泡盛を飲んだこともなければ興味もなかった私がページをめくるたびに、この泡盛飲んでみたいとか、この杜士にあってみたいとか思いだし、光景を想像させられながら楽しく読むことができ、読み終えた後にはいろんな泡盛を飲み比べたいとさえ思うようになっていました。
丁寧な取材と女性ならではの視点、そしてやわらかい文章に感心しながらも沖縄のみなさんの泡盛への熱い思いと泡盛製造に関わる方々の情熱と誇り、そして華やかなイメージのあった沖縄という風土の悲しい歴史…いろいろな事を考えさせられる一冊です。
久しぶりに読み応えのある、素敵な一冊に巡り会え、そのことにより、泡盛という素敵なお酒と巡り会えた気がします。
欲をいえばラベルや泡盛をカラーでみたかった気もします。
泡盛の魅力と沖縄の人々の思い
2002/11/12 10:24
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投稿者:酒欲の秋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
泡盛は、強烈なクセがありアルコール度数が高く
なかなか親しみのもてる酒ではない。
しかし、この本の中では
その強烈さは姿を隠し、なんとも優しく甘い酒のように感じてくる。
それは、著者自身の泡盛への思いが注ぎこまれているからであろう。
自らが泡盛造りを体験した章では、
ほろりと涙がこぼれそうになった。
そして、沖縄の人々の素朴ながらもあたたかい泡盛への思いが
じわりじわりと伝わり、
これまで気にもとめなかったような泡盛の小さな
ラベル一つにさえも興味がわいてくるのだ。
泡盛と沖縄の人々の思いがギッシリと詰まった一冊を
読み終えた後、無性に泡盛が飲みたくなってしまう。
そして、泡盛片手に再び読み直してみたくなる一冊だ。
この本と泡盛買って、自宅で古酒を作る
2002/11/11 19:35
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投稿者:泡盛大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
泡盛は買ってそのまま保存しておくだけで古酒になる。
今まであまり紹介される事のなかった、ビンのままでの古酒作りを、
この本では紹介している。
古酒作り(と言ってもただ保存するだけなのだが)の入門になるだろう。
そのほかにも、由来や製造法など、この本を読めば、ひととおりの事は
だいたいわかるようになっている。
なかなかうまい構成だ。
泡盛を、もっと身近に
2021/05/18 21:30
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投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
香りとアルコール度数の高さが特徴の泡盛。
わしたショップなどに行くと、どうやって選べばよいか、立ち尽くしてしまう。
沖縄・奄美の世界自然遺産登録を祝って読んだ。
泡盛の製造法から、味わい方、酒造所の様子などをわかりやすく語る。
巻末には、酒造所と看板銘柄の紹介も。
ただ、その並べ方が何の順番なのかが、ちょっとわかりづらい。
泡盛はおいしい!!
2002/11/10 12:26
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投稿者:雪見酒 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり、飲んでみないとわからないはず。
「米から作った焼酎」というイメージとは違って、泡盛にはとても綺麗な香りと豊かな味わいがあります。
その味を知っている人にとって、これはとっても楽しい本です。
泡盛が酒造所の人達の手によって、どうやって育てられていくか。酒造所のさまざまな人達がどのような気持ちをこめて泡盛を作っているのか。
その生い立ちがわかることで、さりげなく店頭に並んでいる泡盛への思い入れと味わいがまた一段と深くなる、そんな内容です。
また、平成の酒造所に伝えられてきた泡盛の醸造過程に関する一次資料でもあり、自らすべての醸造所を訪問し、現場の人達の声を聞き、実際の行程を体験した者だけの身体にいつの間にか染み込んでいく、醸造所の壁の隙間でひっそりと時を重ねる麹菌たちの息づかいや、ほんのりと漂うもろみの香りまでがしっかりと伝わってくるような本です。
表面的な比喩表現を多用してお酒の情報を並べるソムリエ本とは異なりますが、「泡盛、ちょっと飲んでみようかな?」という気にさせられます。