銀のいす
著者 C.S.ルイス (作) , 瀬田貞二 (訳)
願いのことばを唱えてナルニアへきた少女ジルは,行方不明になっているリリアン王子をさがすよう,アスランから命じられます.級友のユースチスや泥足にがえもんといっしょに,北へ北...
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商品説明
願いのことばを唱えてナルニアへきた少女ジルは,行方不明になっているリリアン王子をさがすよう,アスランから命じられます.級友のユースチスや泥足にがえもんといっしょに,北へ北へとつらい旅をかさねます.
目次
- もくじ
- 1 体育館うら
- 2 ジルのいいつかった仕事
- 3 王の船出
- 4 フクロウ会議
- 5 泥足にがえもん
- 6 北方の荒れ地国
- 7 おかしなみぞのある丘
- 8 ハルファンの城で
- 9 知っておいてよいことを見つけたしだい
著者紹介
C.S.ルイス (作)
- 略歴
- 1898~1963年。北アイルランド生まれ。ケンブリッジ大学で中世・ルネッサンス英文学の主任教授を務める。著書に「愛とアレゴリー」「悪魔の手紙」など。
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泥足にがえもん
2019/09/27 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ中でも地味な話。でも大人になってから読んだ方が面白かったです。泥足にがえもんの良さは年を取るほどわかる!
アウトドア雑誌なんか目じゃないサバイバルっぷりです
2001/08/23 02:32
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投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「朝開き丸」でルーシィでさえナルニアに戻ることはないと宣告されてしまい、あの4人きょうだいなくしていったい誰がこの冒険の導き手となってくれるのかと懸念していたところ、なんとあのユースチスが新たな先導者に。
このものがたりを読んでいると、ルイスは“悪者が改心して徳のある人間になる”ということに高い価値を置いていたことがよくわかります。この物語によって悔い改めと赦しという倫理観はいやでも身につく、といってもよいかもしれません。ユースチスは前回改心していますから、今回の改心対象は彼の同級生ジル・ポール。アスランも早い段階で登場します。
またこの冒険ではふくろうが大活躍。ふくろう好きの私としてはP.64、82の挿絵を見るだけでもうきうきしてしまいます。そしてシリーズ中一番サバイバル色が強いのもこの本。沼人、泥足にがえもんとの3人の道中はなかなか壮絶で、日本じゃちょっと味わえないような死ぬか生きるかの日々が綴られてます。
実在が全てか?
2002/04/09 20:41
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投稿者:Leon - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作、前々作で、少年王として活躍したカスピアンの治世も70年に及びました。唯一の後継ぎである王子は10年以上も行方不明のままになっており、自らの最後を感じたカスピアンは、王子の行方を求めて、若き日のように東の海へ旅立ちます。さて、今回ナルニアを訪れる子供は、前作で当初「嫌なヤツ」として登場し、最後にはナルニアに感化されて「丸くなった」ユーチス。彼は友達のジルという女の子と共にアスランによってナルニアに誘われます。アスランが二人に託した使命は、後継ぎの王子を探し出すこと。探索の旅の途中で仲間になる「沼人」の泥足にがえもんは仲間としては今ひとつで、何よりも悲観的な彼のセリフが二人をイライラさせます。寒風吹きすさぶ北方の荒野、どこまでも続くかと思われる暗い地下世界などを経巡り、とうとう目当ての王子を見つけるのですが…。
本作のクライマックスは、これまでとは違い実在の証明に関する「言葉の戦い」です。この勝負の中で、悲観論者であるはずの泥足にがえもんは、「実在する物のみを頼って生きていくのは味気ない」と語るのですが、聞く人によって「ファンタジー擁護論」にも「宗教擁護論」にも聞こえるのではないでしょうか。
さて、本巻でシリーズも半ばを過ぎてしまいました。ナルニアはますます面白くなるばかりで、このままシリーズを読み終わってしまうことに少しばかり寂しさを感じずにはいられません。
少し腑に落ちない物語。
2002/06/06 15:53
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投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユースチスと同級生・ジルの二人が冒険を繰り広げる。カスピアンの息子が行方不明となっていた。彼を捜しに、二人と沼人が巨人の国や地下の国に行く。地下の国は、魔女が支配していたのだった。
今までの作品の中では、一番、教訓が少ないかもしれない。いじめれられていたジルが、元の世界に戻った時にアスランの力を借りて、同級生に立ち向かうのだが、はたしてこれでいいのだろうか。少し、疑問が残る。勇気を手に入れたということなのかもしれないが、少し違うような気がする。