英国妖異譚
著者 篠原美季
湖の妖精に恋した青年ジャックの魂は、新しい肉体を求め、夜ごと彷徨っているという。夏の夜、寮生たちが日本の百物語を模して開いた怪談大会。だが、湖にまつわる忌まわしい伝説が語...
英国妖異譚
商品説明
湖の妖精に恋した青年ジャックの魂は、新しい肉体を求め、夜ごと彷徨っているという。夏の夜、寮生たちが日本の百物語を模して開いた怪談大会。だが、湖にまつわる忌まわしい伝説が語られた時から、異変が始まった。開かずの霊廟で生徒の一人が姿を消し、一緒にいた生徒も悪霊に取り憑かれてしまう。湖畔に建つ全寮制のパブリックスクールを舞台に、霊感少年のユウリが活躍する! 第8回ホワイトハート大賞《優秀賞》受賞作。
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不思議な雰囲気のホラー小説。
2002/02/13 23:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyagiaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリスのパブリックスクールを舞台にしたホラーもの。主人公を含むメインの3人が魅力的なのと文章が安定していること、全体に漂うミステリアスな雰囲気と、ボーイズラブに至る一歩手前といった描写が実にツボでした。逆に何が物足りなかったかといえば、階段めいた設定を使っているのにいまいち怖さを演出しきれていなかったこと。
まさに光と闇のような、何かにつけて対称的なシモンとアシュレイ。ユウリを挟んでの彼らの対立にも注目でした。
パブリックスクールで起こる怪奇現象
2016/09/29 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:檸檬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルでも記した通りパブリックスクールで起こる怪異を、類い稀なる霊能力を持つ主人公のユウリが解決していくという物語です。
妖精やそれにまつわる神話などの解説がとても詳しく、個人的にはそれがとても嬉しかったです。なるほど、と思うことも多かった。
ユウリを取り巻く人物たちの個性豊かさもとても気に入りました。ユウリの親友であるシモン、危険だけれど魅力のあるアシュレイ……。本当に魅力的なキャラクターばかりで、掛け合いなどを見ていても楽しいです。
次はどんな怪異が待っているのだろうとワクワクします。ぜひ、一読してみてください。
湖畔に誘われて
2020/04/20 22:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
湖の側に佇む寄宿舎と、少年たちの姿が美しいです。主人公のユウリが、シリーズごとに成長していく姿も見守りたくなります。
面白い
2016/08/30 00:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
パブリックスクールを舞台にしたオカルトもの+にわかBL的な作品。シモンかアシュレイか好みが分かれそうですね。ちなみに私はアシュレイ派ですww
つぼにはまりました!
2001/12/15 15:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けろけろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく表紙のイラストに釣られて買ってしまったのですが、中身も私好みでした♪
主人公ユウリ(悠里)のキャラは少し弱めで、彼よりもシモンやアシュレイのキャラが強かったですね。シモンは大天使サマ、アシュレイは悪魔のような感じがして、この先、どのようにユウリを取り合うか(?)楽しみな気がしました(笑)。最後にユウリがいくつも呪文を唱えていましたが、霊感は強いけれど、ユウリにそんな知識はあったのかな?隠れた設定なのでしょうか(爆)☆
全体的に地味な感じはしますが、そこは大賞受賞作、文章がしっかりしているので、読んでいるうちに気にならなくなりました。