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宮本武蔵(七)
著者 吉川英治 (著)
わが国の新聞小説で「宮本武蔵」ほど反響をよんだ小説はないであろう。その一回一回に日本中が一喜一憂し、読者は武蔵とともに剣を振るい、お通とともに泣いた。そしていまひとつ気に...
宮本武蔵(七)
宮本武蔵 7 (吉川英治歴史時代文庫)
商品説明
わが国の新聞小説で「宮本武蔵」ほど反響をよんだ小説はないであろう。その一回一回に日本中が一喜一憂し、読者は武蔵とともに剣を振るい、お通とともに泣いた。そしていまひとつ気になる存在――小次郎の剣に磨きがかかればかかるほど、読者は焦躁する。その小次郎は、いち早く細川家に仕官するという。宿命の敵、武蔵と小次郎の対決のときは、唸りをうって刻まれてゆく。
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昭和のヒーロー像に与えた影響
2023/04/23 18:56
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投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉川武蔵は、昭和のヒーロー像に影響を与えたと考えてきた。単なる技の優劣を競うのではなく、人間的成長をも目指す姿は、悩み多きヒーローたちへの影響が大であると。ではなぜ吉川はこのような武蔵を描き、後世の作家たちが描く武蔵はどう違うのか。巻末の解説に、戦後に登場した数々の武蔵像が紹介されている。吉川武蔵の影響の巨大さは想像に難くなく、そこから無意識に離れようとする作家としての思いもあるだろうが、時代の変化からの影響も想像できる。逆に、吉川武蔵が剣に留まらぬ人間性の感性を求めたのは時代のせいなのか、吉川の望みか。