- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2010/12/06
- 販売終了日:2011/04/22
- 出版社: スコラマガジンHollyNOVELS
- レーベル: 辰巳出版Holly NOVELS
- ISBN:978-4-88386-336-5
読割 50
電子書籍
美しいこと(上)
著者 木原音瀬 (著)
松岡洋介は週に一度、女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に会い途方に暮れていた松岡を助けてくれた男が、実は同じ会社で働...
美しいこと(上)
美しいこと 上 (Holly NOVELS)
商品説明
松岡洋介は週に一度、女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に会い途方に暮れていた松岡を助けてくれた男が、実は同じ会社で働く、不器用でトロいと評判の冴えない男、寛末だった。女と誤解されたまま寛未と会ううちに「好きだ」と告白されるが、本当のことが言えず女として会わないと決心して……。舞台化され好評を博した木原音瀬のセンシティブ・ラブ!本気の恋の行方は!?
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紙の本
泣けます!
2015/02/03 17:09
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
BL小説を初めて読みましたが、
最初にこんな感動的な作品に触れてしまうと、
他も同レベルを期待してしまいますが、
これは、きっと群を抜いているんだと思います。
木原さんは、あまり難しい表現を使わずに、
読みやすい文体ですが、
それでいて、引き込まれるので、
本当に素晴らしい作家さんだと思います。
恋愛主体の小説で、これだけ感動したのは、
初めてかもしれません。
電子書籍
古典に何度も泣かされる
2016/02/07 12:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
女装をした男が靴をなくして、拾ってくれた男を好きになる。古典的なおとぎ話を連想させる話だった。その男が他のおとき話と同じく鈍く相手の気持ちを傷つけるのも連想させた。リアルだとダメ男に入れ込む女の心境だろうか。痛くて切ない。
電子書籍
上下巻で揃えましょう
2016/05/23 01:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チキンペット - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんとにいいところで次巻に続くので、ぜひセットでの購入をお勧めします。
以下個人的な感想
いかにもBL的展開!
女装すれば絶世の美女の受とやさしい人柄、それでいて野暮ったいが実は隠れイケメンの攻…王道パターンかしら、とわくわく読めました
電子書籍
優しさか、同情か、想われる傲慢さか‥
2016/02/02 21:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FlozenLychee - この投稿者のレビュー一覧を見る
当たり前ですが、上巻だけ読んでも肩透かしな感じです。
山場で「えーここで終わり!?」というより、
後ろのページを落っことしてきたのか、と思うような
中途半端な感じで上巻は終了です。
寛末の優柔不断さには呆れますが、
じゃあ、松岡が普通かというと、それも違う気がする。
好意を寄せられていることで、上から目線というか。
中途半端な同情で、結果的に寛末を振り回してる。
「可哀想」「ほっとけない」と最後通牒を渡せないのは、
優しいというより、想われている傲慢さが透けて見える気がする。
松岡や葉山は寛末を「優しい」というが、
興味ある人とそうじゃない人との温度差がありすぎる。
だからこそ、空気を読んだりできないんでしょうが。
ゲイでもない松岡が、なんでこんな男を忘れられないのか‥。
それが一番の謎ですな。
紙の本
恋は盲目で切ない
2020/08/16 11:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
これ読みたいなぁって思ってチェックしていたら、
新版である講談社文庫版には
下巻収録の「愛しいこと」が掲載されていないという情報と
この版には日高ショーコさんのイラストほしさに
こちらを探して買いです。
上下続き読みです。
女装してストレスを解消している男が惚れたのは
助けてくれたとはいえ自己中で優柔不断な男
なんでこいつなんだというのはおいておいて(それが恋だから仕方ないとは思う)
「実は男でした」の返しが甘々な展開でないのがリアリティがあるかな。
そうそう、現実はそんなに簡単にいかないよね的な。
その点は納得できるのですが、この男のその後の対応が酷すぎる。
まあ主人公の松岡さんが
「子供でもおばあちゃんでも愛せる」という言葉で、
「男でも愛してもらえる」と思ってしまえる恋は盲目的な甘さで対して
現実はすごい酷い状態で踏みしだかれる。
っていうか正体を明かしても愛されるというその自信は何って思わず言ってましたけど、
それこそ恋は盲目ってことなのだろうとその点は納得しますけど。
正体わかって、すんなり受け入れてというのも現実的ではないのが実際だろうなぁて思う。
(都合良い展開があるBLはファンタジーと思って読むこと多いので←それはそれであり)
ただし、肉体関係を持ってそれを記憶にとどめていない奴には怒り感じるけど・・・酷すぎる扱い
受け入れるという展開でないところはわたし的にはそう流れがちの作品に違和感抱くことも多いので
納得はするのですが、やり方とか流れが酷すぎるかと。
いくらなんでも相手の気持ちとか慮らない在り様は人としてどうよってレベルです。
松岡さんが心身ともに痛すぎるでしょう。
そのように踏みしだきながらも、完全に切らない男の酷さ加減は痛いです。
それは優しさではないよね。
ちょっと読みながらこちらの心のざわめきが大きい作品でした。
こういう話を淡々とした文章で書き綴れるのはうまいなって思います。
読んでいて痛いし、切ないです。