- 販売開始日: 2011/01/18
- 出版社: KADOKAWA/エンターブレイン
- レーベル: ファミ通文庫
- ISBN:978-4-7577-3506-4
“文学少女”と穢名の天使【アンジュ】
著者 野村美月 (著)
文芸部部長、天野遠子。物語を「食べちゃうくらい」愛しているこの“文学少女”が、何と突然の休部宣言!? その理由に呆れ返りつつも一抹の寂しさを覚える心葉。一方では、音楽教師...
“文学少女”と穢名の天使【アンジュ】
商品説明
文芸部部長、天野遠子。物語を「食べちゃうくらい」愛しているこの“文学少女”が、何と突然の休部宣言!? その理由に呆れ返りつつも一抹の寂しさを覚える心葉。一方では、音楽教師の毬谷の手伝いで、ななせと一緒に放課後を過ごすことになったりと、平和な日々が過ぎていくが……。クリスマス間近の街からひとりの少女が姿を消した。必死で行方を追うななせと心葉の前に、やがて、心葉自身の鏡写しのような、ひとりの”天使”が姿を現す――。
著者紹介
野村美月 (著)
- 略歴
- 「赤城山卓球場に歌声は響く」でえんため大賞小説部門最優秀賞を受賞しデビュー。著書に「うさ恋。」など。
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挫折
2007/05/06 18:49
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリー的には色々不自然だったりご都合主義だったりするんですが、それらを全てすっ飛ばして読めば悲しく儚い物語です
傷つき挫折した人達の苦しみと憎しみと虚無
そしてほんの少しの癒し
傍観者ではいられなくなった心葉が、傷を抱えながらも前に進みだすための「何か」を得て、やっと過去の自分を肯定しはじめます
心葉が一体どんな道を選ぶのか、楽しみになってきました
天才と過去と現在と
2008/12/21 23:09
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第3巻の最後の展開から、シリーズ第4巻では朝倉美羽が登場するのかと思っていましたが、今回の主人公は琴吹ななせ。ようやく物語の中心に来ることが出来ました。
受験勉強に集中するため休部をすることにした天野遠子。暇になった井上心葉は、ななせと共に音楽室の整理をすることになる。そんなある日、ななせの友人である水戸夕歌が行方不明になる。夕歌の行方を追う二人。そして心葉は、意外な事実を知ることになる。
過去と決別できず、ななせから目をそらし続けていた心葉も、芥川一詩との出会いや、ななせの言葉に勇気付けられ、ついにケリをつける覚悟を決めるのだが…。さて、次こそは彼女が登場するようです。