面白かったです。
2014/01/26 22:14
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投稿者:ミッキーの父ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラーメン二郎の解説本かと思ったら、ちゃんとしたマーケティングの本でした。内容も為になって、面白かったです。
私を二郎に連れてって!
2019/02/13 18:51
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投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代に名前は知りつつも、ついぞ行くことがなかった二郎。店も、今のようには展開してなかったのだと思う。若いころに食べておけばよかったなどと思いながら読んでいたが、実に面白い!「打首獄門同好会」の『私を二郎に連れてって』をBGMに読んでほしい。
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投稿者:さんぴん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポーターの競争戦略を勉強しようと同筆者の別の著作が面白く、購入。内容も分かりやすく面白いがとにかくラーメン二郎を食べてみたくなりました。
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ラーメン二郎という身近なテーマを、経営学的な視点から考察するという興味深い一冊。著者自身、熱狂的なジロリアン(=ラーメン二郎のファン)であり、本書から、ラーメン二郎のスープの匂いが漂ってくるかのようなシズル感がある。
◆本書に紹介されている、ラーメン二郎・成功の秘訣
・野菜、タレ、アブラ、ニンニクなどのカスタマイズができるが、一見さんには複雑でタイミングが難しい。これがヘビーユーザーの優越感を高め、ロイヤリティを高めている
・大学生を重要ターゲットにすることで、その後のライフタイムバリューを最大化している
・達成感、爽快感、店主・客との一体感という情緒的価値の提供が唯一無二である
・顧客の声を聞くのではなく、自ら顧客に尖りをぶつけている
・たっぷりで、こってりというコアバリューが明確。また、圧倒的な量の超極太麺、脂ギトギトのスープ、立方体のチャーシュー、円錐形のもやしなど、突っ込みどころが満載で、話題化されやすい
・新店オープンの初日は、各店の店主が勢ぞろいするオールスターチームで構成され、他店に真似のできない効果的なローンチ・プロモーションになっている。
・支店を出す際は一子相伝で修業をし、各店舗に味の裁量を渡し「自分の信じる最高の二郎」を作り上げるられるような組織作りを行っている
・社訓の一つは「ニンニク入れますか?」。ここに、”顧客ニーズに最大限こたえる”という経営哲学がある。
ラーメン二郎の行列のポイントを一言でいうと”顧客のファン化による積極的関与”ということに尽きると思う。すなわち昨今ソーシャルメディアでの企業PRかくあるべし、と言われることと実に共通点が多い。ラーメン二郎が提供しているのは、お客さんへの愛情のみであって、ストーリーを感じることも、ロイヤリティの構築も、意味づけ、マーケティング、その他のことは、お客さん自身が勝手にやってくれている。つまり、ソーシャルメディアを活用しようとしまいと、ビジネスとして大切なことの本質は変わらないという好例でもある。
とここまで平静を装って書いてきましたが、お腹が減って我慢できないので、ラーメン二郎に行ってきます!
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みなさんは、「ラーメン二郎」をご存知でしょうか?
2010年10月現在、35店舗の直系店を有し、そのほとんどで大行列、
新規オープンの際には必ず話題となる、カルト的人気のラーメン店です。
注文や食べ方にルールがあり、出てきたラーメンはお化けのように
巨大。土井は怖くて一度しか入ったことがありませんが、その味は
「パワフル」のひと言です。
本日ご紹介する一冊は、そのラーメン二郎の行列のしくみを、経営
学者であり、ジロリアン(ラーメン二郎をこよなく愛する人たち)
である著者が、解説したもの。
戦略やマーケティングのフレームワークを使いながら、真剣に、か
つ饒舌に、ラーメン二郎の素晴らしさを主張する、著者の前のめり
な解説に、思わず吹き出してしまいました。
なぜ二郎に来るお客様が寡黙なのか、なぜ二郎で完食することが達
成感につながるのか、なぜ会話もしない客同士でコミュニティが成
立するのか、そしてなぜ店主の挑戦的な視線が、客を中毒にするのか…。
このあたりは、本文の著者の言葉を直接読んで笑って欲しいのです
が、要するに二郎は、差別化ですべてが決まる「分散型事業」にお
いて、独自のポジションを取り、かつ情緒的価値を付加していると
いうことなのです。
こってりした、ボリュームのあるラーメンで大学時代から顧客を囲
い込み、かつ顧客のコミュニティを盛り上げていく。
このラーメン二郎のやり方からは、多くのマーケティングのヒント
が得られると思います。
「僕も二郎のようにエッジの効いたビジネス人生を送りたい」と考
え外資系IT企業の副社長に転身したという著者。
本書は、そんな著者からラーメン二郎への恩返しの一冊なのだそうです。
マーケティングは、究極的には「愛」だと思いますが、本書はまさ
に、研究対象への愛にあふれたマーケティング本。
見出しについたなるとマークや、麺とお箸のアイコンで作られた囲
みなど、編集も手が込んでいます。
ぜひ読んでみてください。
アドバンテージ・マトリックス
1.規模型事業 スケールが効く。だから、大資本だと儲かりやすい
2.特化型事業 スケールが効く。でも、差別化で勝負することも
できる。だから、大資本でも、小資本でも儲ける
チャンスはある
3.分散型事業 スケールが効かない。差別化できるかどうかで勝
負が決まる。だから、大資本はやりにくい。小資
本に儲けるチャンスがある
4.手詰まり型事業 スケールが効かない。差別化でも勝負できな
い。だから、誰も儲からない
2009年度における日本のラーメン業界1位は、幸楽苑で売上高372億
円だ。2位は、ハイデイ日高で売上高228億円。3位は、リンガーハ
ットで売上高200億円(中略)ハンバーガー業界1位の日本マクドナ
ルドの売上高は5319億円。10倍以上の差がある。ちなみに市場規模
は、ラーメン業界は約7000億円��ハンバーガー業界は7130億円とほ
ぼ同規模である
ラーメン業界では「ラーメン」で差別化が可能である
この店(東池袋 大勝軒)には、さらなる付加価値があった。席数が
16席あるのだが、開店後最初の16人分は店主の山岸一雄氏の手によ
って作られるのである。だから、真の「東池袋 大勝軒」を食べよう
と思うと、行列の16番以内に並ぶことが必要だったのだ
既存店舗の46%は、二郎の近くに大学がある
大学を卒業しビジネスパーソンになったとしても、郷愁の念を持っ
て二郎に通うようになる
二郎の提供価値のひとつは「達成感」と「爽快感」
二郎のもうひとつの提供価値は、店主・同志との「一体感」
損害保険業界は「事故を起こす人のために保険を提供する」業界だ
と長らく定義されてきた(中略)ところが、ソニー損保やアクサダ
イレクトなどのリスク細分型保険は、自動車の使用頻度が低い人や
ゴールド免許を持っている人をターゲット顧客にする。「事故をほ
とんど起こさない人のために割安な保険を提供する」というこれま
での損害保険業界の提供価値とは異なる価値をターゲット顧客に提
供するわけだ
二郎の豚には、美味しさという「機能的価値」以外にも、達成感、
優越感といった「情緒的価値」が付加価値として提供されているの
である
「丼戻し」は、店主に対する感謝の気持ちを表現する、ささやかな
機会である
「オールスター」は財の希少性であり、製品・サービスの競争力を
高めることになる
◆目次◆
PART1 ラーメン業界はハンバーガー業界、牛丼業界と何が違うのか?
PART2 二郎に行列しているのは誰なのか?
PART3 なぜ二郎は二郎という食べ物なのか?
PART4 なぜ二郎はボリュームたっぷりでこってりなのか?
PART5 駅から20分を超える立地でも、なぜ大行列なのか?
PART6 宣伝なしで、なぜオープン初日から大行列なのか?
PART7 なぜ二郎は急成長しても、山田総帥の経営哲学がきち
んと受け継がれるのか?
PART8 なぜジロリアンは、身も心も二郎に魅了されるのか?
PART9 時代の変化とともに、二郎はどう変わっていくのだろうか?
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ラーメン二郎をケースにした経営学の本。
経営学がラーメン業界でも、二郎という得意なラーメン屋でも綺麗に当てはまるということが実感できた。
好きな二郎だからこそ、スラスラと頭に入ってきて分かりやすかった。
いや、まぁだからといって二郎がこういった経営学的な視点を意識して経営されているかと言えば、そうじゃないんだろうけど。
二郎を唯一無二の存在足らしめる2軸とは何か?
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12月20日読了。派手なプロモーションをせず、時代に逆行するかのような大盛り・油ギトギトのラーメンを提供する「ラーメン二郎」がなぜかくも人々の心を捉え、長い行列をさせるのかを経営学の観点から読み解く本。「ありえねー」二郎のビジネスモデルだが、実はきわめて真っ当に「己の強みに特化し、他と差別化する」「顧客に感動体験を与える」「自社の精神を従業員(顧客も巻き込んで!)に徹底する」など、魅力的な商品を生み出す企業に勝るとも劣らない数々の特徴を備えていることに気づかされる。文章の端々から筆者がリアルジロリアンであることが伺え好ましい。「経営学を学ぶ」ことができるかは疑問だが、とっかかりとしては非常に有効な本なのではないだろうか?しかし、「○○のためのnn個の法則」みたいなサブタイトルって、いらないんじゃない?何とかならんのかね?
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ジロリアンのファンブックとして楽しめるう上に,アドバンテージマトリクス,ポーターの基本戦略,セグメンテーション,ターゲッティング,ポジショニング,ロイヤリティとコア・バリュー,チャネル,オペレーション,プロモーションはてまで組織設計と組織文化まで,様々な概念とフレームワークを駆使して語られる二郎の魅力と凄さ。ファンとしてはたまりませんなw その一方で,おそらくは全くこんなこと考えずにここまで来てる二郎に対する敬意を覚えます。経営学ってちゃんと勉強したことないけど,過去の成功事例の理論化なんだよね。もちろんそれを今の戦場に投入してフィードバックかけてより先鋭的により精緻になってはいくのだろうけれども。二郎という親しみやすい素材で,経営学とは何ぞやとうとこまで学べるあたりが,大豚W野菜にんにくカラメという感じでございます。
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自らジロリアン(二郎ファン)である経営コンサルタントが書く、「二郎成功の秘密」です。
私の住む北海道には二郎はありませんが最近、「二郎系」の店ができ始めています。
「はて、二郎系とは?」ということで手に取ってみました。
著者が経営コンサルタントですので成功要因を論理的に詳しく論証しています。飲食店コンサルの実地的な教科書としても読めるかもしれません。
二郎のラーメンが単なる食べ物ではなく、「二郎」なのだ、というところ、企業としてこのような押しだしができれば成功へ手がかかった、ということになるのでしょう。
私ももうすぐ50歳、ボリュームのある二郎のラーメンはもう無理かもしれませんが…
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タイトルの通りラーメン二郎から経営学を紐解く。
二郎がなぜこんなにも愛されるかがよく分かる。エピソードも非常に面白い。ただ、肝心の経営学にあまり有効に繋げられていないのが少し残念。
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友人が「二郎のビジネス書があるよ!」という噂を聞きつけ、即座にAmazonで購入。二郎の店先の屋根の色と同じ、黄色のベタ塗りに黒い文字の本が届いた。内容は、二郎をもとにマーケティングや経営学の基礎事項を紹介していくというもの。経済学的な内容は大したことはないが、著者の二郎への愛がたっぷり伝わってくる。二郎に出会った大学1年のあの頃の僕にぜひ読ませてあげたい本だ。
経済学の紹介をしているのか、二郎への愛を語っているのかわからず、おもしろかった表現をいくつか紹介しておく。
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著者のラーメン店への思い入れはよく分かった。店のコンセプトの成り立ちも興味深かった。経営学の本としては、少し物足りない感じだった。自分自身、背あぶらの多めのトッピングを、体が受け付けにくくなっており、身につまされる部分もあった。
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ラーメン二郎。
その名前を聞いたのはいつだっただろうか?すんげぇラーメン屋があるもんだ!と思ったのも束の間。
二郎にインスパイアされたラーメン屋がこちらにもいくつか出てきました。
本で書いてあることの通りだなぁと言うのが実感です。知らず知らずのうちに巻き込まれちゃうのは妙技。
まぁでもこの著者さん二郎について『何から何まで好きすぎるでしょ(笑)』とツッコミを入れたくなってしまうほど偏ってるように感じてしまうのは少し難かな(^^;;
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身近な題材を使って、網羅的に経営学(マーケティング中心だが)をカバーし、図表を駆使して分かりやすい内容になっている。このメソッドは参考になった。読み終わったら、ラーメン二郎を食べたくなること、確実。
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大学の先生が書いてる本だけあって、セオリーが押さえられていてマーケティングの勉強をするには良い本だ。
これから独立開業をめざす様々な職種の方や2代目さんに読んでもらいたい。