- 販売開始日: 2012/02/17
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-314544-1
ヴィンランド・サガ(7)
著者 幸村誠 (著)
デンマーク第二王子クヌートは、かつて敵であった猛将トルケルを従えて本営へ帰還した。以前の王子とは別人のような変貌ぶりに人々が驚くなか、父であるスヴェン王と再会した彼は、戦...
ヴィンランド・サガ(7)
【セット限定価格】ヴィンランド・サガ(7)
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商品説明
デンマーク第二王子クヌートは、かつて敵であった猛将トルケルを従えて本営へ帰還した。以前の王子とは別人のような変貌ぶりに人々が驚くなか、父であるスヴェン王と再会した彼は、戦を終わらせるために王の暗殺を画策する! クヌート、アシェラッド、そしてトルフィン。それぞれの心に秘めた父への思いは交錯しながら、血まみれの玉座をめぐる闘争が始まる!!
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神など、いない。
2009/02/24 10:28
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱせりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
クヌートの「この地上に楽土を築く」という思いは、まさに王の思考であり、強大な力を持ち得る者は贅も尽くすが民のために住みよい国を作り統治もするという覚悟であって、神への挑戦でもあります。
このように人々が苦しむ世界をただ見ているだけの神ならいらぬ。自分が理想を作ってやるというクヌートには惚れ惚れします。
もうクヌートが主人公でもいい感じ。
その主人公トルフィンですが、やっと二つ名をつけてもらってちょっとは主人公らしくなっているのでしょうか。
でも「侠気のトルフィン」って・・・かっこいい・・・のか・・・な?「のっぽのトルケル」よりはかっこいいかも?
トルフィンのモデルといわれるヴィンランド移住を果たしたソルフィン・カールセフニ・トールズソンのカールセフニ(=侠気)から来ているようですが。
ビョルンの最期をし損んじることでアシェラッドがビョルンの友情を知るというところがうまいなと思いました。
これでアシェラッドは自分の手駒を完全に失ったわけですが、クヌート軍の中でどのように立ち回っていくのか、知略だけなのか仲間が増えるのか、トルケルは依然自分の軍というものを持っていることはアシェラッドとの関係にどう影響するのか、まだまだ色々楽しみです。