- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2012/06/22
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-3737-6
グロリアスハーツ
研究機関『クレイドル』の人型兵器――『贋人』(ギニョル)として生まれた少女・ユズカと、ユズカを人間にしたいと願う少年・アルトゥールの二人は、旅の途中で贋人の心臓を狙う『贋...
グロリアスハーツ
商品説明
研究機関『クレイドル』の人型兵器――『贋人』(ギニョル)として生まれた少女・ユズカと、ユズカを人間にしたいと願う少年・アルトゥールの二人は、旅の途中で贋人の心臓を狙う『贋人狩り』に遭遇し――
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容れ物ではなく中身の関係
2015/09/15 16:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
パルティシオン大陸から遠く離れた死潮(グラニカ)より来たる怪精(ファンタズマ)に対抗するため、シローフォノ軍は贋人(ギニヨル)を生み出した。マテリエを心臓とし超常の力を持ちながら、見た目は人間と変わらない存在だ。それらは感情を持たない一等星(オランピア)、戦闘的ではない二等星(スケアクロウ)、感情を持った欠陥品の三等星(ペトルーシュカ)に分けられ、最後の一つは即刻処分される。
そんな研究所の一つ、第四クレイドルで、七年前に事件が起きた。所長のディニタ・イングリスが三等星を密かに逃がし、自らも出奔したのだ。そうして逃げた《木霊(ドリュアス)》メリッサと《氷姫(グラス・レーヌ)》ユズカは、アルトゥール・ドルークという人間の少年に出会う。彼は人間にも拘わらず、《火龍(ヴィーヴル)》《飛龍(リンドブルム)》という贋人のような力を持っていた。
そして現在、ユズカとアルトゥールはブリザード特急便という宅配業を営みながら、ディニタ・イングリスを探して旅を続けていた。全ては贋人の軛から逃れ人間になるため。《贋人狩り》《スター・ダスト》という敵を抱えつつ、人捜しを続けてきた二人の前に、ミヌーという女スリが現れる。
人間を超える力を持たされた存在が、普通に平凡に暮らすために戦うファンタジーだ。戦いなどとは無縁にいたいのに、向こうから火種がやってくる。それもこれも、彼ら自身が特別な存在であるからだ。
そんな異能ファンタジーを彩る要素として、兄と妹という関係や、異性として意識する感情、今までと同じ関係を維持したい気持ちが交錯し、外的要因によって引っかき回される展開が付与されている。
淡路先生の新作ということで迷わず購入。
2015/12/06 00:43
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投稿者:AKF-ZERO - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡路先生の新作ということで迷わず購入。高い筆力と文倉先生の魅力的な絵が織り成す王道ファンタジー。ユズカの着ている、着物っぽい服装が可愛くて好き。アルトゥールとユズカの関係にミヌーがどう絡んでくるのか。次巻も楽しみだ!