- 販売開始日: 2012/06/01
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-328847-6
暁星記(1)
著者 菅原雅雪(著)
地球人による環境改造(テラ・フォーミング)から1万年……科学文明の記憶は失われ、かつて「金星」と呼ばれた惑星は、遺伝子操作によって生まれた巨大生物がうごめく緑の魔境と化し...
暁星記(1)
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商品説明
地球人による環境改造(テラ・フォーミング)から1万年……科学文明の記憶は失われ、かつて「金星」と呼ばれた惑星は、遺伝子操作によって生まれた巨大生物がうごめく緑の魔境と化した。スズシロ村の若者・ヒルコは、初恋の女の行方を追ううち、いつしかこの世界の秘密に迫っていく──。
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巨大な森と矮小な人の話
2010/12/19 09:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももんじゃ05号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1 本書は、ある部族の中で生きる少年の成長譚である。
2 少年の世界では、深く大きな森の中で、神話の世界の猛獣に似た動物が跳梁跋扈し、人間なんぞ、実に、弱く小さな存在である。縄文時代か、アマゾンのジャングルかといった風情だが、部族の風習、風俗が非常に細かく書かれており、とんでもない話なんだけど、リアルに感じられる。特に、結婚関係の習俗は、今なら漏れなく人権団体が反対するところだが、このような結婚形態をとっている部族というのは、結構あった。生産性が非常に低く、人間が死に易い世界なので、父、母、子(あるいは祖父母)という役割は、個人ではなく、集団で考えないとまずいのだと思う。
3 もう、この本は、御用とお急ぎでない方は、実際、読んでくださいとしかいえませんなあ。アイアムアヒーローもそうなんだけど、詳しく書くとネタばれになってしまうのである。
4 なお、漫画の絵は当初は、なんかコミカルですが、巻数が進むに従って、だんだんとシリアス展開になるに従い、絵の方もシリアスになっていきます。ご安心を。
絵柄がごちゃごちゃ
2021/10/05 12:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
今どきはやりの異世界モノとは比べ物にならないくらい壮大な世界観が作り込まれている。遺伝子操作や様々な奇怪な生物などは上田早夕里のSF小説を思わせるところがある。しかし大変残念なことに絵柄がごちゃごちゃしているのがひどく、大変に読みづらい。