- 販売開始日: 2012/07/12
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: カドカワデジタルコミックス
- ISBN:978-4-04-854156-5
魍魎の匣(1)
終戦間もない昭和の日本。女学校に通う楠本頼子と柚木加菜子は、最終列車に乗って湖に行く計画を立てる。当日、加菜子は到着した電車に轢かれてしまう。偶然居合わせた警視庁捜査一課...
魍魎の匣(1)
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商品説明
終戦間もない昭和の日本。女学校に通う楠本頼子と柚木加菜子は、最終列車に乗って湖に行く計画を立てる。当日、加菜子は到着した電車に轢かれてしまう。偶然居合わせた警視庁捜査一課の木場刑事は、混乱した現場で頼子の監視を頼まれる。加菜子の安否を気遣う頼子とともに、運ばれた病院に向かった木場は、そこで加菜子の姉と名乗る女性、柚木陽子と出会う。それは、木場が憧れていた女優、美波絹子その人だった。京極夏彦の大ベストセラー小説のコミック版ついに刊行!!
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原作の雰囲気を彷彿させる絵の風情がいいですね。ぞくぞくしてきます。
2009/07/18 12:52
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
満月の光に浮かび上がる夜の街の景色。「カン、カン、カン」と踏切の音が響く中、近づいてくる電車、ホームに立つ女学生ふたり。どこかあやつり人形めいた女学生の表情。夜道をぐるぐると走り回った車が停車した先、月明かりと車のヘッドライトに照らし出された巨大な箱型の建物。怪しい幻想と怪奇の雰囲気に満ちた志水アキの絵が素敵。京極夏彦の原作『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』の暗い、怪しい世界の情感を上手に掬い上げていて、魅了されます。
<何だか酷(ひど)く 男が羨ましく なつてしまつた。><あの隙間に嫌なものが 入り込んでしまふぢやないか。>といった原作の文章が、ほかとは別の書体(フォント)で、原稿用紙を模した升目に埋め込まれて時折出てくるのも、気が利いているなあ。本書の隅々に、原作の味を出そうとするこうした工夫、気配りがされているところ。さすが、京極ファンを自他ともに認める漫画家だけのことはあります。
木場修太郎、関口巽(たつみ)、鳥口守彦(もりひこ)、中禅寺敦子(あつこ)と、京極堂チーム(?)の面々のキャラの雰囲気、風貌も良いですね。京極堂こと中禅寺秋彦がラスト一頁で登場する構成も洒落ています。贔屓にしている薔薇十字探偵社の“探偵”こと榎木津礼二郎は、この第1巻にはまだ出てこないけれど、一体どんな人物像になるんだろう? これから扉を開ける第2巻が楽しみです。
本を読むとさらに良い!
2008/03/11 22:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:千鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さきに小説の方を読んでからこの漫画を買いましたが、ストーリーがわかっているのでキャラクターがどんな感じなのか、どんな風に描かれているのかが実に興味深いものでした。
小説を読んでもちょっと難しかった、など思われている方は是非漫画のほうを読まれるといいでしょう。とてもわかりやすく、とくに有名な目眩坂などはアリエナイ坂として描かれています・・・あれなら目眩してもおかしくないほどに。
小説と忠実に描かれているので、お勧めする一品です。
まどわし
2025/04/08 16:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夜、鉄道事故で瀕死の重傷を負った柚木加菜子と、一緒にいた楠木頼子。居合わせた木場修一刑事は否応なく巻き込まれていく。ひそかに焦がれる女優が加菜子の母だと目の前に現れる。
事件は複雑に絡み合い、人の目はまどわされる。
原作の雰囲気を見事に再現
2015/11/13 14:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚くてなかなか読むのを躊躇っていた京極夏彦作品だが、コミカライズが見事。おどろおどろしく、美しく。とりわけ魍魎の匣は素晴らしい出来栄え。
想像以上
2015/09/03 10:40
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投稿者:マレ山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作既読であの原作の持つ独特の雰囲気と完成された話をどのように漫画にいているのか興味がありました。
あまり期待はしていなかったのですが想像以上の出来。
人物は美化しすぎに感じましたが漫画なので仕方ありませんね。
魍魎の匣
2016/09/11 06:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い、おもしろくない…って次元ではなく
好奇心に近い興味でついつい読んでしまう。そんなストーリーです。
結末グロそうな気もしますが…