電子書籍
ま、いっか。
著者 浅田次郎 (著)
『さあ、身近の「ま、いっか」について、もう一度考え直してみようか。』(本文より)。花と読書を愛した青春時代の思い出。巷に氾濫する美人たちへの忠告。旅と買い物の、とっておき...
ま、いっか。
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
ま、いっか。 (集英社文庫)
商品説明
『さあ、身近の「ま、いっか」について、もう一度考え直してみようか。』(本文より)。花と読書を愛した青春時代の思い出。巷に氾濫する美人たちへの忠告。旅と買い物の、とっておきの楽しみ方。老化について、女の誤解と男の本音。……豊富な話題をもとに粋なオヤジ目線で語られるのは、江戸っ子らしいキレの良さと滋味たっぷりの現代考察。著者の生き方の美学がきらりと光る、軽妙洒脱なエッセイ集。
著者紹介
浅田次郎 (著)
- 略歴
- 1951年東京生まれ。日本ペンクラブ会長。95年「地下鉄に乗って」で吉川英治文学新人賞、97年「鉄道員」で直木賞、2000年「壬生義士伝」で柴田錬三郎賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ま、いっか。
2017/01/17 20:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kyon - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎氏のエッセイ風は実に荒唐無稽で面白い!
ニヤニヤしながら噴き出しながら軽~い気分で読めるのがいい。
痛快である。
紙の本
ものすごい独断と偏見に、感心と抱腹絶倒w
2013/08/28 07:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はいわゆる「エッセイ」という物を読みません。物語が好きなのであって、あまり個人がのたまうような事を読むのを好まないからです。ただ浅田次郎さんのエッセイだけは別。ほとんどを読んできたと思うのですが、何せ毎回惹きつけられまくり。信じられないような人生経験を開闢してみたり、自身を本の虫と譬えるのが良く分かる素晴らしい語彙の豊富さで日本語の美しさを堪能させてくれたりするのに、とても惹きつけられてしまう。そして何よりガンコ親父の、気持ち良い程の独断と偏見(笑。美人はこうあるべきだ!とか女を女と呼んで何が悪いか、なんてどっかの団体が読んだらクレームでも起きそうなくらいの決めつけ具合。でも不思議な程嫌な物は感じないし、むしろスカっと気分爽快になるからこれ不思議。そして巧みな言葉遣いで抱腹絶倒させてくれるのも、また魅力的。浅田次郎さんはほんとエンターテイナーだと思います。読む側をどう満足させるかというのを常に考えてらっしゃると思う。どう泣かせるか、どう笑わせるか、どう感心させるのか。それらが出来る事が、自分の才能で価値なのだとしっかり分かってらっしゃると思う。その最たる一冊。
一編が2~3ページ程の短編がかなりの数収録されており、自然とテーマも色々なのだけれど。何か通底して一本、ふっとい筋が通っているのを感じるのです。それはもしかしたら本作品でも紹介されていた、「花実双美」という言葉に集約されるのかもしれません。花ばかりを重要視していないか、その実も大事なのだと。そして見てくれだけではなく、中味も大事なのだ、という事。これはつまり、人間の在り方に通じる事であって、その最たる存在が、浅田さんなのかなと感じました。そういうような事を意味深く美しい日本語を使って、楽しい体験談を交えて話してくれる。でも結局「ま、いっか」というライトな感覚で読ませてくれるので、とても接しやすい作品。浅田次郎という方を知るのに、そして人間の在り方を今一度考えるに、とてもよい一作と思います。
紙の本
年寄りの説教
2016/01/09 03:04
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文壇トップのエッセイ集。軽妙洒脱な生き方指南と解説されているが、文体、考え方とも古臭い。無論、書きなれている人だけに、テンポが良く、文章力もあるのだが、どうにも爺さん臭さが拭えない。説教じみているってことか。