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投稿者:kyon - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎氏のエッセイ風は実に荒唐無稽で面白い!
ニヤニヤしながら噴き出しながら軽~い気分で読めるのがいい。
痛快である。
ものすごい独断と偏見に、感心と抱腹絶倒w
2013/08/28 07:55
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はいわゆる「エッセイ」という物を読みません。物語が好きなのであって、あまり個人がのたまうような事を読むのを好まないからです。ただ浅田次郎さんのエッセイだけは別。ほとんどを読んできたと思うのですが、何せ毎回惹きつけられまくり。信じられないような人生経験を開闢してみたり、自身を本の虫と譬えるのが良く分かる素晴らしい語彙の豊富さで日本語の美しさを堪能させてくれたりするのに、とても惹きつけられてしまう。そして何よりガンコ親父の、気持ち良い程の独断と偏見(笑。美人はこうあるべきだ!とか女を女と呼んで何が悪いか、なんてどっかの団体が読んだらクレームでも起きそうなくらいの決めつけ具合。でも不思議な程嫌な物は感じないし、むしろスカっと気分爽快になるからこれ不思議。そして巧みな言葉遣いで抱腹絶倒させてくれるのも、また魅力的。浅田次郎さんはほんとエンターテイナーだと思います。読む側をどう満足させるかというのを常に考えてらっしゃると思う。どう泣かせるか、どう笑わせるか、どう感心させるのか。それらが出来る事が、自分の才能で価値なのだとしっかり分かってらっしゃると思う。その最たる一冊。
一編が2~3ページ程の短編がかなりの数収録されており、自然とテーマも色々なのだけれど。何か通底して一本、ふっとい筋が通っているのを感じるのです。それはもしかしたら本作品でも紹介されていた、「花実双美」という言葉に集約されるのかもしれません。花ばかりを重要視していないか、その実も大事なのだと。そして見てくれだけではなく、中味も大事なのだ、という事。これはつまり、人間の在り方に通じる事であって、その最たる存在が、浅田さんなのかなと感じました。そういうような事を意味深く美しい日本語を使って、楽しい体験談を交えて話してくれる。でも結局「ま、いっか」というライトな感覚で読ませてくれるので、とても接しやすい作品。浅田次郎という方を知るのに、そして人間の在り方を今一度考えるに、とてもよい一作と思います。
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文壇トップのエッセイ集。軽妙洒脱な生き方指南と解説されているが、文体、考え方とも古臭い。無論、書きなれている人だけに、テンポが良く、文章力もあるのだが、どうにも爺さん臭さが拭えない。説教じみているってことか。
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エッセイ集です。
浅田次郎は小説はもちんだけど、エッセイもいい。
著者の知的でウィットに富んだ文章は優雅な気分にさせてくれます。
それに小説とは違って、ダイレクトにメッセージが伝わってくるのもエッセイのよいとこですね。
本書は色んな雑誌に連載されたエッセイを集めたもの。一編一編が数ページなので、ちょっとした隙間時間に読むのにオススメです(^^)
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こちとら江戸っ子でぃ!という声が聞こえてきそうな
軽快で楽しいエッセイ集
ご本人はとても気を使っていらっしゃるとは思うけど
読んでいるこちらは、すっきりと気持ちのいいくらいの言い様
肩肘はらず、でも姿勢は良く、格好いい
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仕事で、生き方で、恋愛で、
迷って、ぶつかって、戸惑って、
怒って、泣いて、ヘコんで、
それでも、それでも、
前を向いて、
笑顔を絶やさず、
芯をもった人間になっていけたら。
いや、なる。
昔から、竹のようにありたいと思ってて。
まっすぐと、しなやかに。
そして美味しく(笑)
いや、読んでよかった。
「ま、いっか。」の前に、
自分のなかで譲れない部分を持たなくちゃいけないって、
今更ながら、わかったから。
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エッセイ集だけど、本当に名言の数々が散りばめられている。
作者の言葉を借りれば至言がいっぱいである。
考えさせられ、ホッコリし、心が軽くなる。
和を以て貴しと為す。→「ま、いっか」
日本人が忘れた心がここにある。
【花笑鉄心】
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浅田次郎の生きてきた体験から来る考え方が沢山盛り込まれた短編集で楽しく示唆に富んでいた。また、これまでに読んだ多くの浅田次郎の小説の題名が所々に現れ、どう考えたかなどを語ってくれてるのが嬉しい。個人的には「ふたたび花実双美」、「花の笑み、鉄の心」に共感し感動した。また、いつか再び読みたいと思う。
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サクサク読める
浅田次郎氏のエッセイ集。
移動中で読むのに丁度いい感じ
面白おかしくて
すごくいいです。
昔ながらの生粋の江戸ッ子ならではの
生き方や考え方もそうだし。
旅に出て本を読みまくるなんて
羨ましい休日の過ごし方…
まだ浅田次郎氏の本は読んだことないから
これを期に読んでみようと思った。
うん。
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浅田次郎の「らしい」エッセイ。時間の合間にチョコチョコ読める軽妙さ。
気にいったところから、ほんの少し切り取り。『自分のために笑え。人のために笑え。そしていつも背筋を伸ばし、鉄の心を忘れるな。』
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最近浅田さんのエッセイにトーンダウン感を感じていたので、今回久々に最後まで一気読みしました。身軽に見えて案外荷物持ちな男性や福袋の選び方デブについて?など軽いものから「やるかやらぬか」が猿と人間を分けたという硬いものまで、なかなか楽しめる作品でした。
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美容雑誌MAQUIAに掲載されたエッセイも入っているので、
女性も読みやすい。
また浅田さんから見た良い女、美人考も知ることが出来てなかなか興味深かった。
私は特に「花実双美」についてのエッセイが印象に残った。
その言葉は京都のお茶屋に掲げてあったもので、
見映えだけではなく、中身も美しくなければいけない。
という、そこで暮らす妓(おんな)たちの戒めの言葉ともいえる。
芸や知性や立ち振舞いを磨いてこそ、美しい衣装も容姿も活きるのである。
この言葉によって書き上げた小説「輪違屋糸里」。
絶対に読みたいと思った。
あと祖父母の江戸っ子の粋なファッションについて。
祖父母のファッション感覚は値段ではなく、清潔感とセンス。
汚れやシワがないか、色柄が適切であるかどうかという点にのみ着眼していた、と。
宇野千代さんが着物を選ぶ時も同じ様なことをエッセイで書いていた。参考になるなー。
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浅田次郎の新しいエッセイ。まじめなのに笑ってしまう。恋人の美醜基準から、まじめな人生哲学まで、「ま、いっか」くらいがちょうどいい、ですませてしまう。
根の哲学はくそまじめなのに、フレキシビリティーが共存してる。
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・著者が祖父母の影響を受けて身だしなみに
気をつけることを習慣にしていること
・温泉宿で読書に没頭することを
至福のひとときと感じていること
・ブティック経営をかつてしていたこと
なんかがよくわかるエッセイ。
あと、「花笑鉄心」っていい言葉ですね。