きみ去りしのち

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息子を亡くし、前妻も亡くし、離れていた娘と旅をする物語。

人を亡くした後と、これから亡くなる人を送るのはどちらがつらいのか。

ちょっと旅が長すぎていつもより泣ける要素が少なかったかな？

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死んだ人を悲しむことと死期を迎える人を悲しむことはどちらが悲しいんだろうか。いやそもそもそんなことは比べられようもないことだとわかっていても、もし自分がセキネさんだったらどうしただろう？と深く考えさせられた。
悲しみを忘れることで乗り越えて良いのだろうか？いや良くない、いつも一緒にいるよと思い続けること、そうしてあげたいと強く思った。名作。

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一歳になる息子を亡くした。
それをきっかけに前妻の元にいる娘と旅に出る。
母の死を待つ娘。今の妻との間に息子を亡くした哀しさと苦しみの溝を持つ自分。
死を受け入れることは簡単ではない。
だけど、人はいつか乗り越える時が来る。

2014.2.21

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なんか届かなかったなあ。

10年ぶりに合う娘に対する戸惑いや喜び、
一年で亡くしてしまった息子への喪失感や後悔。

想像は出来ても、あくまで想像で、
それでも今までの重松作品だとそこを乗り越えて刺さってきたんだけどなあ。

なんか娘のキャラがダメだったなあ。

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初出のときはそれぞれの旅に名がついていたようだが、文庫では第一章から第九章までが三部に分かれている。

”きみ”が去ってしまったあとの、残された人がそれぞれの立場で生きて行くその生き方を見せてくれる。「旅をしている。」で始まる各章は、残された人の気持ちと共にさまざまな場所に連れて行ってくれる。一度行ってみたくなる。
あんなこともあったね、こんなこともあったねと言いながらいろんなところへ行くのもいいかな

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旅をする父親の話。

生きていくこと
死んでしまうこと 死なれてしまうこと
一緒にいること 一緒にいないこと
迷い悩むのは相手があってこそ。
想いを寄せられるというのは つらくとも大切なことなんだ。

震災後に手を加えての文庫化とのこと。
ズシリときました。

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乗り越えるのは一瞬でもできる、
でも、慣れるってのは、地道に毎日生きていかなくちゃ、
どうしてもできない・・・。

地道に生きていこうと思う。
そして、時には、自分へのご褒美として
旅に出ようと思う・・・。

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生きること、死ぬこと。出会いと別れ。旅をしながら自分の体験を受容していく主人公とその娘。
土地土地の風景や祭りなどがちりばめられ、また行きたいところが増えてしまいました。奥尻島、知床、ハワイ島、出雲、阿蘇、与那国島、島原・・・。

「ほんとうかどうかではなく、そうであってほしいと思うことを「信じる」と呼べばいい」

最初は暗いし退屈・・と思ってなかなか読み進めなかったけど、後半は一気に読んでしまった。
奈良の柳井さんというおばちゃんが最高にすてき。

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悲しみを乗り越えることはできなくても、慣れることはできる。

何と無く、胸にストンと落ちるフレーズかな。

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子供を失った主人公が、前妻に引き取られ10年ぶりに再会した娘と旅し、訪れた場所で自分と同じように大切な人を亡くした人々と接する。
そして、亡くなった自分の子供のことや出逢った人々の想いをココロに刻む。
そして、余命わずかな前妻と娘を見守る。
旅で様々な思いをしたことで母娘の交流を見守ることができたんでは…

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大切な人を亡くした喪失感をなんとか受け止めるために旅をしている主人公と、数年ぶりに会う娘のお話。全体的にせつないです。自分にはまだそこまでの経験ないのでピンとこないけど、苦しいんだろうなあ。。。（＞＜）
旅に出たくなる。自然と触れ合うことはやっぱり癒しなんじゃないかと。

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心にジワジワと色々な想いが押し寄せてくる物語でした。
途中、すごく泣いたり考えたりしながら、じっくり読みました。
親子と夫婦・・・について、いろんなこと考えました。答えは出ないけど。

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大事な人を亡くした経験がないからか……、どうも入り込めなかった。
大事な人を亡くすと、こんなにも重く引きずって生きていかないといけないのか。
今の気分に寄るのか、ピンとこなかった。