世界を知るテキスト本
2014/02/05 20:04
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて池上氏の著作を読みました。評判どおり、平易な言葉で且つポイントを押さえた解説ですので、大変読みやすい本でした。就職活動中の学生の必読書になっているとのこと(5ページ)ですが、それも頷けました。
内容は、今問題となっている全世界の動きが、だいたい網羅されています。手っ取り早く世界の問題点を知ることができます。本書をベースにして、新聞やニュースを見ると、自分の知識として理解が深まるでしょう。
加えて、基本的な事項(米大統領選挙や米連邦議会の仕組み等)も簡潔に説明されていますので、理解が進みます。シリーズ化(毎年春先に発行)されているようですから、今後は新刊本を必ず読んで、世界の動きをフォローしたいと思います。
なお本の性格上、各テーマとも浅く広い扱いとなっていますので、関心を持ったテーマは別の本をあたると良いでしょう。それにしても、本書が書かれた昨年の5月頃と比べると、日中・日韓関係の悪化は加速度的に進んでいます。とにかく最近の中韓の悪乗りは、我慢できないものがあります。
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投稿者:よくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界の時事問題について分かりやすく解説、
説明している。あまり深く踏み込み過ぎずに簡潔にまとめている。さまざまなものの見方も養えるだろう。
世界の色んな問題を一方向からだけではなく、各国の財政事情、政治形態、宗教などの諸事情から解説してくれているので、著者がこれが正しいと押し付けるのではなく、こういう風にも見れますよ、こういう事が問題なんですよ、と示唆している形式である。なので、じぶんで考える力もつくだろう。
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世界の大問題シリーズ第四弾。今回も「読んで良かった!」と思える内容。
テレビニュースを見てると「なんでこんなことでいつまでもモメてるんだろ。さっさと決めればいいのに」と思うようなことも、実際は想像以上に問題が複雑だったりする。この本の素晴らしいところは、そういった物事の本質を分かりやすく解説してくれて、その問題が私たちの生活にどのように関わってくるかとか、私たち一人一人の意思決定がその問題にどのような影響を与えるかとか、世界のニュースを身近に感じさせてくれるところだと思う。
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読みやすい。
世界の中の日本、日本に影響のある世界の動向が
わかりやすい。
もうタイトルに西暦を入れておくれ。
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さすが池上さんの本。とてもよみやすく、わかりやすかったです。この本を読んでから、新聞が読みやすくなりました。
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先日、某クイズ番組で「ここ1年間の新聞記事の見出しと関係の国名が違っているものを探す。」という問題が2問出ました。
テレビの前で、パーフェクトを家族に称えられましたが(笑)
全部、この本に書いてありました(笑)
読み終わってすぐだったので、覚えてました!
さすが池上さんの著書、大きくて重要な新聞記事は網羅されているってことですね(笑)
この「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズは必ず発売されたら購入してすぐ読むようにしています。
時間が経ってしまうと、起こった出来事を忘れてしまうので(笑)早めに読まれることをおススメします。
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毎年発売されている大ヒットシリーズ4作目。5月の発売ながら、今年の4月までの時事問題を掲載していて驚いた。
日揮のアルジェリアテロ事件の背景や、ロシアが北方領土の交渉を盾に近づいてきたことなど、どれも興味のある話題がたくさん。
池上氏の番組や本を頻繁に見ている人にはおなじみの解説も多いが、現地に行かなければわからない人々の暮らしや情報も所々垣間見ることができ、やはり読後は満足感たっぷりの一冊。きっと来年の購入してしまうだろう。
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現代の世界情勢が概観できる入門書。
学生が読んでおきたい本。
必須レベルの知識が網羅されている。
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第4弾。
今知りたいことが、簡単に読めるように書かれていてありがたい。
ただ、1~3も過去に読んでいるけど、自分の頭からすっかり抜けているのが残念・・簡単に読み過ぎてしまったのかも。もうちょっと考えながらもう一度読んでみようかなあ。
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参院選前から本日まで移動時間の中でのみで読みました。
相変わらずわかりやすいです。
1、2は読んでいますが、3を読まずに今回なので3も読もうかな。
1や2のほど、世界のこれまでについて詳しくは説明してくれていません。
(1~3を読んで)最低限の知識は補ってねという印象。毎回説明してたら同じ本になってしまいますしね。
それでも、勘違いし易いところやわかりにくいところは丁寧におさらいしてくださっています。
池上さんの「あなた(読者)とわたし(著者)とみんなで」この世界を見ていこう、生きていこうという雰囲気は好きです。
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池上さんのパッチが配布されてたのでアップデートしました。
このシリーズはテーマごとにまとめられていて、池上本の中でも読みやすいですね。
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池上さんの定番本もVol.4までやってきた。帯には「Gゼロ時代の世界が抱えるジレンマ」とある。ボクにとっても、「Gゼロ」ということばは気になる言葉の一つ。アメリカの新進気鋭の政治学者、イアン・ブレマー(なんと、1969年生まれ!)が使い始めた言葉だ。
世界に目を向けると混乱が目に付く。市場経済は、グローバリズムと新資本主義によりかく乱され、ユーロ圏は崩壊の危機に向かっているように見える。中国やロシアは経済と国境の拡大を急ぎ、近隣諸国と摩擦を生じている。シリアでは終わりが予測できない内戦が続き、北朝鮮は核を持ち出して世界を揺さぶる。いったい、世界はどこに向かっているのだろう。それは、一人ひとりが考えないといけないことだと思うけど、その世界を知る手がかりを、優しく教えてくれるのが池上さんだと思う。
ボクが気になったのは次の3つ。
1.ルイスの転換点
2.イギリスにも分裂の危機
3.アフリカ大陸から見える日本の未来
ルイスの転換点とは、イギリスの経済学者アーサー・ルイスが提唱した概念で、発展途上国が急激に工業化を進めるとき、膨大な労働人口が農村から都会に移動する。しかし、農村から都会への人口移動が、もうこれ以上は無理という状態になれば、人手不足がおきて人件費が上がり始める。これが「ルイスの変換点」であり、高度成長が転換期を迎える変極点だ。そして、中国は「ルイスの変換点」に達したと見られている。つまり、中国はこれ以降、高度成長一直線から、次の段階に入ったということだ。
イギリスの分裂の危機のキーワードは、スコットランドだ。また、イギリスはEUに対しても距離を置いている。あのイギリスでも、複雑な感情が渦巻いているのだと思うと面白い。そして、イギリスを例に出してはいるが、現在のEUは、ひとつにまとまろうとするベクトルと、反対にバラバラになろうとする逆のベクトルが各国に存在しているということだろう。
池上さんの焦点は、次は2013年7月の参議院選だ。ここで自民党が勝利し、ねじれ国会を解消できるかが次のハードルだと。そして、2013年、日本は大きく動くと見る。憲法改正、消費税引き上げ、TPP交渉。重要なテーマに大きな影響を与える参院選。そんなことを言われると、背筋を正してよく考えなくてはいけないと思う。ボクも参院選に注目していきたい。自分の人生にも大きな影響を与えるかもしれない。
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知りたい事を分かりやすく、読みやすく。素晴らしい。
自分もこんな風に理路整然と話せるよう心掛けたい。
内容は、時事ネタのおさらいか、ここを入り口に興味ある事を掘り下げる。のが○。
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シリーズ第4弾。
世の中の動きとその背景を知るのに一番手っ取り早い本。いつもながら分かりやすい解説です。
今回は、①アメリカ・オバマの苦悩、②ひとつになれないEU、③エネルギーの勢力図の変化(サウジアメリカの登場)、④中東・アフリカの現実、⑤危険な大国・中国の内と外、⑥安倍政権の目指すもの等々の世界の動きを解説してくれます。
中でも、「ルイスの転換点」に達した中国というのは、目新しいポイントでした。
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安倍政権と世界情勢のダイナミックさを勉強できた。面白いけど、国益と憲法など国際問題をどう解決していくかが難しい。