卑弥呼は何を食べていたか(新潮新書)
著者 廣野卓 (著)
日本人の祖先はどんな物を食べていたか? 「邪馬台国の食卓」を飾った料理とは? 仁徳、文武、長屋王など古代天皇家の晩餐とは? 木簡などからその食世界を覗いてみると、焼肉、鴨...
卑弥呼は何を食べていたか(新潮新書)
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商品説明
日本人の祖先はどんな物を食べていたか? 「邪馬台国の食卓」を飾った料理とは? 仁徳、文武、長屋王など古代天皇家の晩餐とは? 木簡などからその食世界を覗いてみると、焼肉、鴨、蒸し鶏、スッポン、アワビ、エビ、カニ、煮物、チーズ、サラダ、そして美酒や甘味……新鮮で豊かな医食同源のメニューが浮かび上がってきた。卑弥呼に捧げたご馳走、大和王朝の宮廷料理、遣魏使の弁当など「古代の食卓」が今、蘇る。
著者紹介
廣野卓 (著)
- 略歴
- 1932年大阪府生まれ。東北大学農学部卒。乳業会社勤務を経て、「食の万葉講座」主宰。第18回郷土史研究賞受賞。著書に「古代日本のミルクロード」「食の万葉集」など。
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美味しさの追求
2019/03/16 10:36
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。
卑弥呼、仁徳天皇、文武天皇、長屋王等の各々の時代の食事について、文献や食の遺物を頼りに丹念に再現した、一風変わった古代史でした。
貴族たちの食事は素材の味を活かした、現代食に劣らない豪華な印象です。また、還暦に赤衣で祝うのは古代人の「赤」の蘇りの思想の名残、「醍醐味」の由来は日本では製造不可能だったチーズが醍醐という名だったこと、古代の出張規程に既に日当・交通費・宿泊費が含まれていた、「医食同源」の思想が存在した等、存外面白かったです。
とにかく、食の美味しさの追求は今も昔も変わりません。