- 販売開始日: 2013/10/03
- 出版社: すばる舎
- ISBN:978-4-88399-911-8
取締役になったら「初めに」読む本
著者 福崎剛志 (著)
「取締役と従業員とでは〈義務〉も〈責任〉も大きく変わります!」 ――業績悪化をはじめ、何かと問われる役員の法的責任。知らなかったではすまされない、役員の法律知識のポイント...
取締役になったら「初めに」読む本
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商品説明
「取締役と従業員とでは〈義務〉も〈責任〉も大きく変わります!」 ――業績悪化をはじめ、何かと問われる役員の法的責任。知らなかったではすまされない、役員の法律知識のポイントを、会社法の超プロが丁寧に解説!
「従業員と取締役の違いとは?」「取締役が負う法的なリスクとは?」「担当事業が赤字だったら責任を問われるのか?」「株主から訴えられたときの対処法とは?」など、これらの答えがすべて本書にあります!
目次
- Prologue 「会社のしくみ」と取締役の関係は?
- PART1 取締役への「就任」に関する注意点と手続き
- PART2 取締役の「権限と職務」の範囲とは?
- PART3 「取締役会」の運営方法とは?
- PART4 「代表取締役」の権限や責任について知っておこう
- PART5 取締役になったら「報酬」はどうなるか?
- PART6 取締役の「義務と責任」を押さえておこう
著者紹介
福崎剛志 (著)
- 略歴
- 1975年生まれ。香川県出身。広島大学大学院社会科学研究科修了。弁護士(第二東京弁護士会)。鳥飼総合法律事務所所属。著書に「定款変更と企業防衛対策の実務」など。
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「厳しさ」を知り、ますます前を向いて
2012/07/06 09:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダイレクトに読者が限られている「ハウツー」である。こんな本を読むのは、自分に知識が「必要」だと迫られているからです。著者がこの本で伝えている先は、まさに「初めて」知る人。最低限の知識を以て臨まないといけない、という内容なので、まさに今、自分にはマッチング度合いが高いわけです。
図らずも本書の中で指摘しているように、取締役、役員という立場については、自分では何も知らなかったなあ、というイマサラの思い。そして、「偉い人」「高給取りの人」というイメージが先行していた部分はありましたが、言うまでもなく、「責任」がついてくるということ。
従業員という立場とは全く別世界の話しで、心構えを新たにした、そんな感じです。
会社から委任された経営のプロである取締役。会社の重要な業務についての意思決定を行い、他の取締役の業務遂行を監督し、代表取締役の選任・解任を行う。この3つがその「役割」であること、本書を通じて何度も触れられていました。特に最初の、業務執行について責任を元に執り行う重要性。これは会社の規模云々ではなく、まさにビジネスに携わるものとしての自覚が大事。
自分がどうこう、というのとは別に、これまでに属した会社の「役員」に対する意識も変わってきました。彼らの(目に見える)パフォーマンスを、従業員と同じレベルで見て時には批判してきたりしたこと、もしかしたら誤りがあったのかもしれません。
会社経営のプロとして委任される取締役、その意識を持つのは大前提として、ここに関わる法務的なことはまったくといって知らなかったのが現実です。この類の本を他に読んだことがないので、比較することはできませんが、イメージとして法律関係は「読むのに困難」なものだと思われますが、「初めて」と銘打ているだけあって、「駆け出し」の身でも十分理解できました。
右も左もわからない、こんなときにこのようなハウツーは、非常に力強い味方です。
【ことば】会社をつくるということは、大変なことです。起業の高揚感と同時に、不安感に襲われても不思議はありません。その不安感のなかには、「取締役」という立場の重さも含まれているのでしょう。
自分の周りにも、「起業して取締役」という方がいらっしゃいます。彼らは起業当時のことを「さらっと」語るのですが、言葉にできないくらいの苦労を乗り越えてきた自信もうかがえます。そんな姿を見ていて刺激をいただいてます。「さらっと」語るのがいかにもかっこいい。