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検察側の罪人
著者 雫井脩介 (著)
検事は何を信じ、何を誤ったのか――。ある事件をめぐりベテランと若手が対立。その裏に隠された真実とは。慟哭の長篇ミステリー登場!東京地検のベテラン検事・最上と同じ刑事部に、...
検察側の罪人
検察側の罪人
商品説明
検事は何を信じ、何を誤ったのか――。ある事件をめぐりベテランと若手が対立。その裏に隠された真実とは。慟哭の長篇ミステリー登場!
東京地検のベテラン検事・最上と同じ刑事部に、教官時代の教え子、沖野が配属されてきた。ある日、大田区で老夫婦刺殺事件が起きる。捜査に立ち会った最上は、一人の容疑者の名前に気づいた。すでに時効となった殺人事件の重要参考人と当時目されていた人物だった。最上は、男が今回の事件の犯人であるならば今度こそ法の裁きを受けさせると決意するが、沖野が捜査に疑問を持ちはじめる――。正義とはこんなにいびつで、こんなに訳のわからないものなのか。息を呑む展開、慟哭のラスト! 待ちに待った雫井ミステリー最高傑作、誕生。
著者紹介
雫井脩介 (著)
- 略歴
- 1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年新潮ミステリー倶楽部賞受賞作「栄光一途」でデビュー。05年「犯人に告ぐ」で大藪春彦賞受賞。ほかの著書に「途中の一歩」など。
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紙の本
誰かに救われて欲しかった。
2017/11/25 13:43
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これ映画化してどうすんだろう…と思うくらい、最初から最後まで気分が悪かった。
松倉が裁かれないのには確かに腹が立つけど、かといって冤罪を作ろうとする最上もすごく嫌だったし。というか、捜査ってあんなにでっち上げやゴリ押しがまかり通っちゃうもんなのかな…。
せめて登場人物の誰か一人でも、救われて欲しかったと思ってしまった。
紙の本
そんな簡単に...?
2014/03/08 16:27
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
冤罪にまつわる物語。
文章は読みやすく、一気に読める。
キーマンは最上と沖野の二人で、主にその二人からの視点で物語は進められていくが、テーマの割には若干テンポが良すぎる感じもした。
もっと他の登場人物からの視点も組み入れれば、それぞれの人物像も生かせて重厚感が湧いたと思う。
終盤が半沢直樹風にまとまっていなかったところは良かったかも。
それぞれが苦悩を感じていたところは人間らしさが感じられ、晴れわたるような清々しい結末ではなかった。
紙の本
犯罪小説の手本
2016/02/26 23:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィギュア・スケートを扱った「銀色の絆」が好きだったが、この人の持ち味は矢張りミステリだと思う。時効になってしまった強姦殺人の容疑者が、老夫婦刺殺が起きて再び捜査線上に浮上。検事や弁護士らを通し、”正義”を考えさせられる一冊。やや現実離れした部分もあるが、許容範囲内。
紙の本
社会派サスペンス
2021/04/17 14:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
巨大かつ強権な検察の、組織内のシステムや上下関係がリアルです。最上と沖野の立ち位置が逆転する、後半への伏線も見事でした。