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蟲と眼球と愛の歌
エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女・眼球抉子――通称グリコ。不死身の彼女は、千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者...
蟲と眼球と愛の歌
蟲と眼球と愛の歌 (MF文庫J)
商品説明
エデンの林檎の不思議な力で人知を越えた存在となった少女・眼球抉子――通称グリコ。不死身の彼女は、千余年の時の中で初めて、「大切な存在」宇佐川鈴音と出会ったが、林檎を狙う者たちとの戦いのなか、鈴音は意志のない生ける屍・肉人形となってしまった。鈴音の恋人・賢木愚龍は彼女につきそい、献身的に世話をするが、それだけでは鈴音は救えない。グリコは、「仲間」になった殺菌消毒・美名、不快逆流・蜜姫とともに、鈴音をもとに戻せる人物――『一人部屋』を探しはじめた。一方『一人部屋』は、自分を助け出したとある人物と、奇妙な同居生活を送っていた。“幸せ”を取り戻すための戦いは佳境へ。新感覚ファンタジー、第四弾!
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紙の本
年下の愛人は神様♪
2007/05/28 06:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特の空気感が癖になる蟲と眼球シリーズ第四弾。終わりが近づいてきて、色々と動いていると思いったらだらだら日常がつづいたり、間合いが読めない不思議なお話。
七つの大きな欠片と呼ばれる超存在がようやく出揃いましたw しかし並べてみるとそんな大それた感じじゃなくて、親近感が湧くくらいに普通の悩みをもつ普通の人々で、そこがこの作品の不思議なリアリティに繋がってるのかなぁと思います。引きこもりの殺菌消毒、二重人格の不快逆流、怖がりの涙歌、誰でもない最弱、そして寂しがりやの破局と対人恐怖症の一人部屋、こうして並べてみるとちっとも偉くも凄くもない。身近な感じです。
そんな彼らの物語がどこに向かっていくのか、最後まで目が離せません。個人的に確実に壊れてきている鈴音ちゃんと、行動すれば行動するほどドツボにはまるグリコちゃんが可哀想で見ていられないんですが……あぁ、続きが気になる。鈴音ちゃんとグリコちゃんは、漫画版のほうでまだ「幸せな日常」の段階にいるから、余計に見比べると落差が激しくて可哀想すぎる……。
みんなが幸せになれることを祈っています。
紙の本
混沌としながら収束へ
2006/08/30 11:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の終焉に向かって収束していく展開
「破局」「一人部屋」「涙歌」といった新たなキャラクターが次々出てきて、混沌とした状態
個々の話は良いのですが、全体としてのストーリーが分かりにくくなってしまっている感じがします
キャラクターに「気持ち」はあっても「意思」がない・伝わってこないので、なんでこんなにドタバタしているのかが分からないですね