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電子書籍
銃口 下
著者 著者:三浦 綾子
昭和16年、北森竜太は治安維持法違反の容疑で、7カ月間勾留される。釈放されたものの退職させられ、その上、軍隊に召集される。苛酷な軍隊生活で身も心も衰退した20年8月15日...
銃口 下
銃口 下 (角川文庫)
商品説明
昭和16年、北森竜太は治安維持法違反の容疑で、7カ月間勾留される。釈放されたものの退職させられ、その上、軍隊に召集される。苛酷な軍隊生活で身も心も衰退した20年8月15日、満州から朝鮮への敗走中に、民兵に銃口を突きつけられた――。純粋な心根の青年教師が戦争に翻弄されていく悲劇。かつて北森家で命を助けられた朝鮮人労働者金俊明の運命。軍旗はためく昭和を背景に戦争と人間の姿を描いた感動の名作。
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戦争とは何か
2022/01/26 17:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道綴方連盟事件という史実を基にした上巻に続き、下巻も重い内容だ。
治安維持法で逮捕された主人公は、今度は戦地へ。誰もがままならぬ戦前戦中の社会。善き人は、戦争にどう向き合うのか、その中でどう振る舞うのか、最後まで人間とは、戦争とは、と考えさせる内容だった。
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自分を救うのは自分しかいない
2018/08/19 10:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にま玉子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の三浦綾子さん自身が戦前教員をされていました。軍国主義に染まったご自身の経験と挫折、それもふまえて書かれたのではないでしょうか。
教訓めいた台詞が多いのが本作の特徴、とくに61ページの坂部先生の言葉・・・。
ご一読ください。