著者は、日本人をカッコでくくって何をしようとしたのか?
2020/07/12 21:29
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人をカッコにくくったところが本書の肝。そしてその日本人をカッコにくくる作業は、科学、心理学、経済学、政治、文化論...などあらゆる文献にあたりその集積にてめざした模様。
その意味で、そのアプローチは、「著者による著作の選択という偏り」はあるものの、かなり科学的で、「えーっ!そうなの?」と感じたところで、ちょっと逃れられない新しい日本人論にも感じました。いや、いままで何の疑問に思うことなくとらえていた「日本人らしさ」とあまりにも違うのでややびっくりもします。
未だに新鮮な評論集
2020/06/16 12:43
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり雑多な内容であり、自然科学がらみのところは疑問点がつく内容も多い。
しかし政治経済がらみのところは社会が進歩していないあるいは退化しているためか、数年前の本ではあるのに、未だに新鮮で印象的な評論が多い。
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日本人は空気の中で生きている。空気とは勿論、世間とかそういうものだ。
世間というムラ社会が日本人の基礎単位であるが、その空気の中で居心地の悪さを感じるのはなぜか。
それは世間の中に同調圧力が存在するから。では、数十年、数百年と日本という島国で培ってきた世間に何ゆえ未だに居心地の悪さを感じたままの日本人は変わらないのか。
ここで、作者は空気とは別の要素、水の考えを持ちだす。
水とは世俗。空気を読み同調した有象無象の日本人像とは違う、世界でも唯一の超個人主義という日本人の姿を映し出す。
さて、日本人論です。日本人論大好き日本人です。
ルース・ベネディクト「菊と刀」以来、日本民族の特異性をあぶり出そうとする活動は途切れることが無い。
今まで読んだ諸々の本から日本人とはこういうものだろうと俺はこう思っている。
「Twelve Y.O」福井晴敏の小説の題名より。その意味はダグラス・マッカーサーの言葉だ。
日本人は12才の少年のようだ。
権力からの抑圧、外国からの侵略、様々な圧力から市民が革命を起こして自由を手にする。
世界各国には自由を得るまでの独立史がある。それが、特にアメリカだが国民のよりどころとなっているところが大きい。
しかし、日本にはその歴史がない。明治維新、終戦とパラダイムシフトを経験しているが、市民による独立闘争というものを経験せずに資本主義の恩恵を受けている。
日本には社会が無い(もともと明治期に入ってきたSocietyという概念を社会と名付けた)。
社会という物は何かという概念を知らずして手に入れてしまった。日本にあるのは世間という空気だ。
「私が米兵にはハローと言ってチッスをすればいいのか?」
前に読んだ山本七平「日本はなぜ敗れるのか」に載っていた、終戦の報を聞いて降伏する前の日本兵上官の言葉である(これにはかなり衝撃を受けた)。
空気が変われば、その空気を読んで態度を変えるのが日本人である。
これが一つ目の特異性。
二つ目に島国日本という地理的特異性がある。
東アジアは中国に対する冊封体制の歴史を持つ。中国皇帝に対して君臣の関係を結び、その体制下で国を統治する。
日本という国はその島国という立場を利用し中国朝鮮からの文化を享受する一方、辺境国という地勢を活かして「知らないフリ」をする事で全てを受け入れることはなく独自の文化を発展させた。
この、社会概念の欠如と辺境の島国という地理が日本の特異点ではないか、と俺は思っている。
さて、で、今回の本は日本人を世界でも稀な個人主義だと定義する。
「日本には『空気=世間』の他に、『水=世俗』という原理がある。『水を差す』とは『空気の支配』に対して世俗の原理をぶつけることだ。
『そんなことやったって、しょせん損するだけだ』といわれたとき、それまでの盛り上がっていた議論は水を差され、現実(世俗)に引き戻される。
��このことは、日本における『空気の支配』と矛盾しない。『世間』の拘束が強いのは、そうしなければひとびとをひとつの共同体にまとめておけないほど日本人が『個人主義的』だからなのだ」
一般的なサラリーマン家庭、父母子を考えた時、父は会社という世帯を有し、母子は子を中心としたママ友という世帯を有する2世帯と見ることができる。
さらに、子は成長すれば子で1世帯である。
家を出てワンルームマンションに住み1世帯であるのは、家族みんなで住むということが当たり前の世界からは奇異に見えるらしいが、世帯が別と日本人は無意識に感じている。
ここに日本人の個人主義を見ることができる。
ちなみに俺のオヤジは定年退職してから実家でオカンと二人暮らし。すでに邪魔もの扱いされて親戚に愚痴っているらしいのだが、同じ部屋に2世帯は相いれないことがよくわかる。
ムラ社会の大家族が古き良き日本の象徴であるが、それは個人主義を空気で繋いでいただけに過ぎない。
核家族と来て無縁社会になり、今まで見過ごされてきた日本人の個人主義が浮かび上がる。
空気を読んでいるはずなのに、この居心地の悪さはなんなのか。
そんな矛盾を感じる人に、一つの答えがある。
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面白かった。日本人が空気を読むのは、超越的な物を持たない民族としての「世俗的に生きた」結果であるという説。リバタリアニズムと実は親和性が高い考え方なのだという論にハッとする。福祉国家は資源があって人口が少ない北欧型のモデルでしかうまくいかない、というのはその通りで、かといって日本の医療制度がリバタリアニズム的に崩壊していくのを私は看過できない。
まあ、いろいろ考えさせられる一冊だ。東浩紀の書評もよい。
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今まで何度か資産運用関連に関して、この本の著者である橘氏の本を読んだことがありますが、この本のテーマは「日本人」です。文庫化されたのは今年(2014)の八月ですが、単行本は2年前に出されたものだそうです。会社の同僚からこの本を紹介されました。
この本は、日本とは何かという解説を、様々な面から解説しています。20の章、10の観点から解説されていて、それ毎に纏めがあって、その部分を読むだけでもポイントが掴めます。しかしこの本は時間をかけて全部じっくりと読ませて貰いました。
東洋人と西洋人との認知構造の相違(p142)、日本人は空気(世間)と水(世俗)の相反する原理で動いている(p170)、グローバリズムとは何か(p213)、アメリカ企業が能力主義である理由(p252)が初めて理解できました。
以下は気になったポイントです。
・タイでは、ブンクン(恩義)が最も重要であり、富や権力を手にした人は、恵まれない親戚・職場の年下の部下を庇護することが当然とされる。受けた者は、いつでも忠誠心(チョンラックパクディー)により借りを返す(p37)
・タイ人たちは、上司の指摘が正しいかどうかに拘わらず、自分の面子を奪った(恥をかかせた)相手をけして許さない(p41)
・愛情空間にお金を持ち込む(例:デートで指輪の代わりにお金を渡す、家事に応じてお金を払う、子供の成績でお小遣い額を変える等)と、人間関係は簡単に破綻する(p64)
・新渡戸稲造は、武士道という本を、30代後半にアメリカで英語で執筆した。明治の初めの頃は、学問は外国語で学ぶもの。アメリカの大学で教育を受け、アメリカ人を妻としたキリスト教徒の新渡戸は、日系アメリカ人に近い(p69、70)
・菊と刀(日本論の古典)を書いたベネディクトは、日本人とアメリカ人の違うことを探さなければならなかった。日本占領をする米軍幹部にとって、文化・生活習慣の異なる民族をいかに統治するかが課題だったので(p73)
・ウィルスにとって致死性が高いと、感染前に宿主が死んでしまい自分も絶滅してしまう。最適なのは、症状を長引かせて大量の遺伝子を対外に放出すること(p93)
・近親相姦が禁じられると、男が子孫を残すためには、別の部族から女性を手に入れるほかはない。ちからづくで奪うか、自分の部族の女性(姉妹、娘)と交換するか。前者は自分の部族の女性が配偶者を獲得できないので、自然に交換することとなる(p100)
・50人が、顔と名前が一致する(一人を個人として識別する)限界である、多くの手段の上限が50人である(p113)
・アメリカ社会では自己主張のしない人間は存在しないのと同じなので、迷ったら自己主張する。これが生存のための最適戦略。日本では下手に目立つとロクなことがないので、迷ったら他人と同じことをする(p134)
・西洋人の認知構造が世界を個へと分類するのに対し、東洋人は世界をさまざまな出来事の関係として把握する。なので、西洋人が個人や論理を重視し、東洋人が集団や人間関係を気にする(p142)
���最澄や空海は中国語をまったく話せなかったので、筆談によってのみ意思疎通をしていた。このような制約から仏教思想は漢文の翻訳で理解するほかなかった。ありのまま訳すのではなく、自分たちの都合のいいように意訳した。文の区切り、返り点の位置を変えるだけで正反対の意味にすることも可能だった(p168)
・日本社会は、「空=世間」と「水=世俗」という二つの相反する原理で動いている。世間(空気)の拘束が強いのは、そうしなければ人々を一つの共同体にまとめておけないほど「個人主義的(世俗性が強い)」だから(p170)
・日本社会は血縁よりもイエ(会社、役所)を優先するので、露骨な縁故主義はどこでも嫌われた。なので縁故採用は、入社後はいちだん低く扱われる。この冷淡さが組織の統制を強め、合理的な官僚組織をたちまちのうちに作りあげた原動力となった(p174)
・中国人は欧米型のドライな人事制度を問題にしない。死活的に重要な共同体は血族であり、他人同士が集まる会社は大きな比重を占めていない。地縁・血縁を放棄した日本人は、イエとしての会社がなくなると所属すべき共同体はなくなる、会社は日本の男たちにとって最後の寄る辺である。同様に、妻と子供はママ友コミュニティに所属する(p183,184)
・人間関係は「場」から生まれる。それを失えば私達は孤独に戻るしかない。孤独死が増えたのは高齢化のためで、グローバル資本主義、不況により「社会の無縁化」が進んだわけではない(p187)
・文明が大きく進歩した理由として、苦手なことは他人にまかせ、自分は得意なことに集中し、足りないものは交換したから(p198)
・ひとびとが会社や工場で働くのは、そのほうが人的資本に高いレバレッジをかけられるから(p200)
・リカードは、一番(絶対優位)にならなくても、比較優位を交換することで、市場経済のなかで誰もが立派に生きていけることを証明した(p203)
・既得権を持つ国民は、ネオナチのような極右正統を結成して移民排斥を要求するようになる。福祉に冷淡なアメリカに極右政党がなく、福祉国家の見本となっている欧州各国が極右の台頭に悩まされる。福祉国家とは、差別国家の別の名称(p206)
・グローバルスタンダードは、近代の枠組み(パラダイム)のことで、それは西欧のローカルルールではない。言語、宗教、肌の色、利害の異なる人間たちが従わなければならない最低限のルール。それなしではお互いが殺しあうから(p213)
・グローバルな交易社会だった古代ギリシアでは、多数決による決定が不服ならポリスを去る自由が保障されていた(p215)
・傭兵を主体とする中世のままの国王軍は、ナポレオンの近代的な軍隊の前に敗れ去り、わずか数十年で欧州主要国は国民国家へ再編成された(p223)
・震災後もスーパーが価格を据え置いたのは、便乗値上げとしてマスコミで批判され後日、消費者から報復を受けることを恐れたから。売り手の顔の見えないネットの世界では市場原理が働いていた(p229)
・グローバル空間には絶対のルールがある。そこでは人種差別的な発言は許��れない。グローバル空間では、ローカルルールはグローバルスタンダードに対抗できない(p249,250)
・アメリカ人は、自分たちだけのローカル空間と、異なる人種が同席するグローバル空間を自然に切り替える。それに合わせて態度を変えるのが当然のマナー(p251)
・アメリカ企業の能力主義は、利益を最大化するための仕組みではない。それは、能力以外で労働者を差別してはならない、というグローバル空間のルールである。なので履歴書には、生年月日・写真を貼る場所がない(p252)
・アメリカのリベラルデモクラシーに対する確信は3つの成功体験からくる、1)イギリスからの独立、2)第二次世界大戦の勝利、3)冷戦終焉(p261)
・日本の官僚は大きく三つの権力の源泉を握っている、1)官僚だけが事実上の立法権を有している、内閣法制局の審査を通った法案しか国会に提出できない、2)法律の解釈を独占して、事実上の司法権を有している、3)予算編成権を持っている。日本国の予算は、各省庁の要望を財務省主計局が総合調整したものだから(p308)
・戦前は、地租・営業税などの間接税が主力だったが、1940年の税制改正において、所得税・法人税の直接税を中心とする制度に変わり、戦費調達のための給与所得の源泉徴収制度が導入された(p318)
・ドル建てで見ると、2000年以降は日米ともに株式投資は利益を生まないことがわかる(p341)
・アメリカでは製造業ばかりかサービス業までもが、インドなどの新興国に流出(外への国際化)し、不法移民により低収入の職場を独占(内なる国際化)となり、世界一豊かだった白人中流層が没落し始めた(p349)
・アメリカでは平均年間労働時間が2200時間を越えて日本人よりも長くなった。1979年比較で、12週間分(500時間)も余計に働くようになった(p349)
・貨幣の効用が逓減するのに、評判の効用が逓増するのは、評判こそが社会的な動物である人間が求める「ほんとうの価値」だから。仲間から高く評価されると大きな幸福を感じる(p394)
・欧米社会でFacebookが普及した理由の一つとして、転職がきわめて多いから。流動的な社会では、人間関係は会社や学校のような所属先ではなく、個人史によって管理したほうがはるかに合理的(p411)
2014年10月13日作成
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従来の日本人論を完全にひっくり返す論考でありながら、ほぼ全てが頷ける。
日本人が世俗的であるがゆえに、空気を読み、水に流されるというのは衝撃的でありながらも、しっかりした根拠と実体験から納得できる。
ということでその部分については分かりやすく、興味深く読んだが、筆者の結論に持っていくための後半のグローバリズム論やユートピア思想は何だかよく分からないし、最初に呈示した命題からすると蛇足ではないか。
もしそれが本題であるなら、本の題名はユートピアへの道、とでもしておくべきだろうが、そんな題名なら手にもとっていないだろうな。
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今まで語られてきた「日本人論」を覆す新しい「日本人論」です。
日本人は実は欧米人以上に合理的で個人主義だという著者の意見はとても興味深いものでした。
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【おひとりさま】
日本人には宗教による縛りが弱いので、神のような絶対的存在がいません。
しかし、昔は御天道様という絶対的な存在がいたはずですが、それも今ではいません。御天道様がいれば、いじめもかなり少なくなると考えます。
いじめがいいことだと思ってしている人はいないはずで、御天道様に見られている状況で、「御天道様に誓って」できる行為ではありません。
さらに、悪いことをしていると、いずれ「バチが当たる」という思いもなくなりつつあります。
よくないことをしているという後ろめたさがなくなってきていると感じます。
ただ、御天道様ではなくても、こういうことは道徳教育がまともであれば、道徳でカバーできる範囲です。
話は変わるが、日本人はサラリーマンとして仕事をしている人が圧倒的に多いにもかかわらず、会社がものすごく嫌いであるという不思議な人種です。
もっと自由に生きたいという気持ちがあるにもかかわらず、集団から離れ孤立することを、ものすごく恐れることが原因かもしれません。
レールからはずれても「死ぬことはない」と思うことができれば、なんでもできてしまえそうですが。。。
また、最後は著者らしからぬ文面で、自己を承認してもらうための文章になっており、著者は典型的な日本人であると言いたい文になっています。
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かなり難しい本です。
ヒトが持つ共通性から世界の人々が持つ特徴を差し引けば、日本人の独自性がわかるとし、それを浮き上がらせてある本。本書は3部構成になっていて、Part 1では、イングルハートの価値マップ(世界価値観調査)を利用して、日本人の「世俗指数」が極めて高く、「自分らしく」生きたいことを主張している。Part 2では日本の政治と経済に着目し、官僚支配の国家であることと、終身雇用などが独自であることを展開しています。Part 3では、先進国の政治や経済が閉塞した環境にあること、日本がこれからどのような世界に向かっていくべきかを簡単にまとめてあります。
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初めて触れる日本人観で衝撃的だった。
空気と水の話、イングルハートの価値マップは興味深かった。留学生と接する機会があるので参考になった。
呪術的な無限責任バッシングの残酷性、職場への両価的感情、(過剰な思い入れと嫌悪)については痛感している。
しがらみのイエから、バザール世界の住人になるのは魅力的かも。
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非常におもしろかった。従来の日本人論に反して「日本人は実は世界の中でももっとも世俗的」だという見方は意外なようでいていろんな現象にピタリと当てはまっているところに感銘を受けた。
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日本人の特徴:自分の国に誇りを持っていない。権威権力を尊重するべきでないと思っている。
従来の日本人論は、海外向けに創作されたものが逆輸入されたもの。
アメリカ人と比べたときの日本人の特徴(状況が曖昧な場合に、リスク回避的な行動、周囲に同調する行動をとりがち、自己主張を抑えがち)は、韓国人、注後陣、シンガポール人と共通している。しかしこれは人種的な違いではなく、生育した文化の影響。アメリカで育った日本人の行動は平均的なアメリカ人特別できない。
日本人は、世俗的な民族で、理想より損得を重んじる。日本で、賄賂が少ないのは、賄賂をもらうことのリスクが高い社会構造・収益構造(若い特は低賃金で働いて、問題なく退職するときに巨額の退職金を得る)になっているから。
現代の日本は、世界と比べても、家族の間の血縁関係が重んじられない社会になっている。
他方、グローバリズムは、必然的に先進国中間層を没落させる結果となり、今のところそれに対する解決策はない。
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やや長めだが、相変わらず知識人から学びが多い本でした。
日本人はこうであるという思い込み、
日本人の属性それを踏まえた上でどうすれば日本人は今後の未来を歩めるのか。
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電脳空間の評判経済、以後の記述が素晴らしい。
日本の、日本人のどうにもならないところを諦観しつつ、新たな展開を記載しているところを高く評価。
渡邉賢太郎氏の「21世紀のつながり資本論」にも、評判や信用の蓄積について記載がある。
誰かの知り合いであること、評価が高いことが信頼の証。モーツァルトは作曲しながら、生活していた。評価の高さで生き抜けたら、面白い人生になるだろう。
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橘氏の本の中では、結論に向かって進む本ではなく、ひとつひとつの哲学的問答が書かれている少しむずかしい本であった。