死、生還、そして謎
2012/01/23 21:19
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高倉冠葉・高倉晶馬・高倉陽鞠は、小さな平屋の一軒家で、3人きりで暮らしている兄妹だ。つつましやかな食卓に供せられる朝食は質素だけれど、幸せに満ちている…はずだった。
しかし、退院した陽鞠を連れて出かけた水族館で、陽鞠は倒れ、運び込まれた病院で死んでしまう。そして霊安室で嘆き悲しむ冠葉と晶馬が聞いたのは、「生存戦略!」という叫び声と、水族館で買ったばかりのペンギン帽をかぶった陽鞠が生き返った姿。そして、姿は陽鞠でありながら、中身は別物になったペンギン女王は、陽鞠の寿命を延ばす代わりに、ピングドラムを手に入れて来いと彼らに言う。
その指示に従い彼らが接触したのは、荻野目苹果という少女。彼女がピングドラムを持っているらしい。その彼女のあとをつけ、行動を監視した冠葉と晶馬は、彼女が彼らの学校の担任である多蕗桂樹のストーカーであると知る。
アニメ「輪るピングドラム」の原作本。アニメとは異なる視点で描かれている部分や、アニメよりもシリアスな展開になっている部分もあり、かなり補完的な内容と言える。
アニメでもまだ全貌が分からないけれど、上巻(おそらく9話まで)だけ読んでもまだ全貌が見えてこない。いまのところは苹果が主役の様だけれど、実は陽鞠も同じくらいの主役になるようだ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:へっぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメのノベライズはただでさえ難しいので、これはもうしょうがないのかも。
先にこっち読んだ人は意味解るのかな;
アニメの時はそんなこと無かったんだけど、晶ちゃんにいらっとしました。
リンゴちゃんの背景を知ってるからかもだけど。
初潮はそんなに血が出ないと思うよ〜とか、どうでもいいことが気になってしまった。
投稿元:
レビューを見る
晶ちゃんの頭の中がわかってよかった。アニメより男の子な反応してるしかわいいなぁ。
苹果ちゃんとファビュラスマックスに期待度しつつ心配だよ!!
投稿元:
レビューを見る
一話を見てすぐさま買って読んじゃいました。
まだまだこの本では、謎は謎のまま。
こうゆう展開なの?!と、意外な感じもしたけれど。
でも、でも、すごくいい!!
って思えるぐらい、3兄妹、世界観、アニメが好きですこのピングドラムは。
(そして冠葉がかっっっこいい!)
この先まだまだアニメも本も続くけど、ドキドキをずっとピングドラムに持ってかれて私は毎日を送るのです。
それは運命、ディスティニー!
(`・⊝・´)(・⊝・)(・⊝・∞)
投稿元:
レビューを見る
アニメの小説版。
気になって買ってしまった……。
描写に関してはやはりアニメのインパクトが凄まじいので、あくまでアニメの副読本という印象。
かわいらしいのに異様で、そこはかとなく後ろ暗く得体が知れない。意味がわからないのに面白いなぁと。大好きですそういうの。
謎は深まるばかりなのでこれから先もアニメが楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
現在アニメで放映中の原作小説・・・といっても、アニメより先に終わりそうにないのだが。上巻ではまだ物語の核心までは話がいかず、色々と伏線があったりします。とりあえず、登場人物の名前が難しいので、まずアニメを見てから原作小説を読むことをおすすめします。
投稿元:
レビューを見る
アニメがはじまる前に、予習として買って読んだのだが、小説としては良くも悪くも普通。上品なライトノベルという文体で、とりわけ面白いとは思わなかった。
し! か! し! アニメの第1話が放送された直後は、脳みそがところてんにでもなったかのような気分だった。うつろな目で何度も録画したものを再生した。モットチョーダイ! ハァハァ・・・・・・。
作者であり監督であるご本人も、先に小説が発売されたことについて、「ストーリーを読んだくらいで追いつけるような作品は作りませんので」と言っていて、かっくいいー! と思った。
でも、じゃあ、なんで発売したのよ・・・・・・、ということで★1個。
アニメを観てから読み直すと、たしかにセリフから何からほとんど同じで、ここがあんな風になるのかぁー、やっぱりアニメってすごいわぁー。と思う。
<中巻><下巻>と出るけど、僕はもう読まない。けど、アニメは超必見であります!
投稿元:
レビューを見る
アニメとは若干違う部分が見られたけど楽しみながら読めた。アニメでは明かされていないところもあったし、アニメの復習にもなった。
投稿元:
レビューを見る
一体これからどうなってしまうのかが気になって仕方なくなりました。
アニメではカットされている部分もあるのでオススメです。
投稿元:
レビューを見る
アニメ「輪るピングドラム」の原作。ていうか、ノベライズ?ってやつ。全3巻で、続きは10月発売らしい。アニメを見てから読もう。
投稿元:
レビューを見る
全3巻の第1巻目。
文章が丁寧だったので読みやすかった。
今放送中のアニメの原作小説。
ストーリーはかなり超展開。
第1巻終わり時点で謎が全部謎のまま。
次巻でたら読むかどうか迷いどころ。
投稿元:
レビューを見る
なんといってもアニメが面白くて、作画が星野先生だから、個人的には神様がタッグを組んだに近い。が、紙媒体にしてしまうと微妙だと言うことで、★4つ(笑)
投稿元:
レビューを見る
文体が好きです。一行開けもせず視点がころころ変わるのに、意外と嫌じゃない。こういうのもありなんだなって目から鱗。
投稿元:
レビューを見る
内容は第1話〜第9話分を収録。副読本としては文句のない出来だと思う。コミカルな演出は若干控えめで、登場人物の心の動きに重点がおかれてます。冠葉に秘められた強い意志、陽毬が何を考え、感じているのか、そしてあたかも“一般人代表”のように描かれている晶馬の、心に深く刻まれた罪とは?ピングドラム以外にも謎がいっぱいで、続きが非常に楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
僕は自分だけ良い人間でいようとしているのではないのか。いるのかどうかもわからない神様に、まだ、自分だけでも愛されようとしているのではないか。
(P.93)
晶馬は正しい。晶馬の思考はいつも常識的で明るい感じがする。でも、正しい行いが、常に必ずしも自分たちを幸福にするとは限らないのだ。それなのに晶馬を心底から責めきれないのが、冠葉の唯一の甘さでもあった。しかし、その甘さがなくなってしまったら、冠葉は人間としてのバランスを崩すのだろう。
(P.97)
ここでなければ、どこへ帰れというのだ。どこで、「家族をすれば」いいのだ。
(P.162)