紙の本
おもしろかった~
2017/02/19 12:44
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投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
月浦家の家族、最高ですね。憲治くん、良い子。アイドルに入れ込むお母さんも素敵。
奥田さんも、最初は嫌なやつかと思いましたが、憲治くんとの二丁目での語らいでの一貫した『自分中心さ』が清々しかった(笑) 別の作品にも登場するのですね。是非読んでみたいなと思います。
電子書籍
しあわせ丼食べたい。
2016/08/27 17:58
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投稿者:nachi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「野菊のような人だ」ってセリフ借りてくるの、良いですね。
呂久さんを想像するのにかなり手伝ってくる。
タイトルにあるように「恋をするということ」
そうだ、恋って・・・って、劇的に落ちる場合もあれば、こんなふうにゆっくりじっくり、生活、日常に沿って進んでいくのも甘酸っぱくて良いですよね。
ちょっと出てくる女の子に嫌悪感いだいちゃうけど、そんなもんなのかな。でも彼女もラブラブそうでいいか。
思い合ってからの月浦くんの焦りとか、読んでるのがちょっと痛かった。でもそれが「恋をするということ」ですよね。
相手の気持ちまで確認する前に自分の中で進めてしまったり。
元カレの奥田、わたしは先に「あいのはなし」を読んでたんだけど(すごくお気に入り)、それにも出てくる。あーこんな人だったのねって思いました。「あいのはなし」のほうではここまでの人だと思ってなかったな。
そしてぶうたん可愛い。ぶうたん目線のおまけ面白かった。
電子書籍
ゆっくりと
2020/05/03 01:03
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンケの大学生のどちらかと言えば地味だけれど穏やかに恋が実っていく
ゆっくりと悩みながら恋を見つけ育んでいく様は、歯がゆいような恥ずかしくなるような甘酸っぱいものを感じさせる
特に二番目の話に登場する女の子たちにはイライラさせられたが、第三者から見たら女の子ってなんて自分勝手で傲慢な生き物なのかと唖然、反省させられた
ジュリアーノ!懐かしい 何の漫画だったかもう忘れたけれどふてぶてしい面構えのぶた猫の顔が浮かんできた
電子書籍
いろんな登場人物に、あるある〜
2017/05/26 04:35
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投稿者:ミント - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学生の賢治とカメラマンの呂久の恋愛よりも、いろんな登場人物のキャラや言動に「これくらいの年頃の人って、こういう所ある」とか「自分ばっかりになって、他人をきっかき回す人いるよね〜」など、共感を多く感じた。賢治の父親の料理屋が中心となっているので、賢治の家庭環境のおだやさが反映してる。
電子書籍
ほのぼの
2017/01/01 21:13
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
賢治のお父さんが、ガンで闘病中というのが、個人的に、私も母をガンで亡くしたばかりなので、グッときました。その分、父の存在が、その後、フェイドアウトしてしまって、残念でした。全体的に、ほのぼのした話なので、それで良かったのかもしれませんね。
奥田さんが、良い味を出してました。
電子書籍
ほのぼの系
2016/12/21 20:17
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投稿者:みゅー - この投稿者のレビュー一覧を見る
凪良先生もあとがきで言ってた通り、いつものキリキリ胸が切なくなる様な話ではなく、ケラケラ笑うような話でもなく、先生曰く、ミディアムテンポでした。自分的にはどっちつかずで、イマイチ感が…^^;
「あいのはなし」に出てくる劇団裏窓の奥田が出張ってますが、結構ヤバイですね。人の話を聞かない人はイライラしてダメです。
かなり自分勝手な解釈で話を進めてますが、幸せな人ですね。あいのはなしとは作風の違いからか印象がまた違いました。(ちゃんと読み直すとあ、奥田だ。と理解しますが)
今回の月浦くん、ろくさん呼びで書かれているのがなんとも気になってしまいました。何故こんな書き方したんだろ?そのせいもあってあまり集中して読めなかった。残念
紙の本
いつもとは違ったテイストの凪良作品
2012/12/31 15:53
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投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
モテるのですが振られてばかりの経済学部の大学生、月浦くん(攻め)と
ブツ録りのフリーランスカメラマン、呂久さん(受け)のお話です。
凪良さんの試行錯誤が伝わってくる今回の作品。
「お父さん」「お母さん」「三輪さん」などなど、さん、くん、付け。
これ、読んでてかなりイラっとしました。小学生の日記か何かみたいで・・・
でもきっと、これはこの作品だからこそ、こういうのんびりとした感じにしたかったのかな
とは、理解できました。
恋をすること、タイトルそのまんまのお話でしたから。
じっくりとゆっくりと月浦くんと呂久さんが恋愛していくお話です。
絡みもラストのみしかありません。
が、その絡みがちょっと引きました。だって月浦くんの自宅で、両親在宅中になんて。
呂久さん、大人なんだからちょっとケジメってものがあるんではないかと。
この呂久さん、最初は月浦くんのお父さんが好きだったはずなのに。
だからこそ、月浦くんの部屋でなんて流されないでほしかったなぁ。
最初の目的通りそのまま温泉旅行に行ってほしかった・・・なぜこのラスト??
今回、私にはこのお話は合わなかったなぁ。凪良さん好きなのに。残念。
少しだけコメディが入った、ほのぼのとしてゆっくりと恋をしていくお話を
お探しの方には高評価になるかな、と思います。
紙の本
辛い恋ばかりしてきた受が、包容力のある年下わんこに想われる話
2017/06/30 16:00
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定は良いんですが、攻が女子に八方美人過ぎるし、特に奥田に好き勝手言わせっ放しで、今彼としてガツンと言うでも対抗意識を燃やすでもなく、「憎めない人」扱いする攻にちょっとイラッと来ました。
もう少し頼り甲斐のある攻を期待してましたが、ヘタレですね。
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すごく、すごく大好きな作家さん、凪良先生。
★の評価はかなりなやみました。
理由は最後にでも。
物語自体、ゆったりしたところはあるんだけれど、お父さんの病気のこととか割と深刻で、凪良先生の作品傾向でいくと…ちょっとドキドキしたりしました。(杞憂に終わったけれど)
お互いの気持ちがじっくり書かれてあって、ゆっくり読めた感じ。
微妙な心の揺れとか風景描写が、凪良先生独特の文章でいつものようにドキッとしたりはっとしたり。
しかし、Hにいくまでは長かった!
めくるページ的に「これ、大丈夫?そろそろページ無くなるよ…」ってところで無事にきて安心しました(笑)
やっぱり凪良先生大好きだな~って思ったんですが、本当にこればっかりはどうしようもない、挿絵が苦手絵師さんでした。
新刊情報で絵師さん知ったときは正直かなり落胆しました。
なので全体を加味して★★★です。
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大学生・賢治×カメラマン・呂久
この本の予告や煽りにあった「ゆっくり」の文句そのものの恋模様。
作者自身あとがきにも書いてる、ミディアムテンポ。
でも、凪良さんらしい心情の掘り下げ方は健在。
完璧だったり理想道理じゃない自分を認めたくなかったり、でも開き直ったり。なんか解るなぁって思う。
そういう内面が人間臭くて、ふんわりテイストのお話の中に、凪良さんらしい暗さが覗いてる。
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評価を4にするか超悩みました。
作品内容自体は好き。
攻め:大学生・月浦賢治
受け:カメラマン・名波呂久
大学生の賢治の父は闘病中の為に、焼酎専門の居酒屋を今は休業している。レポートの為にそのカウンターで勉強していると常連であるらしい男が父親と店の様子を聞きに来ていて。
彼女と付き合っていてもテンションの低い賢治に呆れられるが、呂久さんとは波長があって一緒に居て気持ちが休まる。しかし呂久さんは実は父を好きだったと知って。
文体がふんわりしていて、緩い感じなんだけど、お父さんがガンでその闘病で賢治もいっはいいっはいだとか、彼女がKYなところとか、やっぱり凪良さんだなあという感じ。
闘病があんまり辛くてもしかしたら、お父さんが亡くなってその後に呂久さんとの仲が進展するのかな、人が亡くなるのは嫌だなと警戒していたら、寛解になってホッとしました。凪良さんなら やりかねない展開だったので想像に難くなかった。
中盤は呂久視点で、呂久の元カレが出てきたり、呂久のツラい過去が分かったりとやっぱり甘くない。
しかも1章で出た別れた彼女まで出てきた挙げ句にその彼女の友人達まで一緒に海に行くことになって、当初呂久と二人きりで行く予定はどうなっちゃったのとイラついた。
でも、何とかお互いの気持ちは通じ合わせられてまたもやホッとしました(笑)
なのに、初エッチに行かなくて(怒)
もうね、どれだけじらされたらいいんですか!?状態。焦り焦りしました!
そして初エッチは温泉という予定だったのに、階下に親が居る実家だなんて。なんて甘くない作品なの。はぁはぁ!
最後くらい温泉でラブラブにさせてあげれば良かったのに。まぁ、凪良さんらしかったです〜。
評価はねぇ…作品自体は好き。でも絵がねぇ…。苦手絵師さんで辛かった。
もっと柔らかい絵の人が良かったなぁ。
絵師さんに好みが多いとツラい…。
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たまにこういう軽めのお話を書かれる凪良センセ。
ラブコメでは「全ての恋は病から」、「花嫁はマリッジブルー」、「初恋姫」などがお気に入りの作品です。どれも、受がかわいくて攻が不器用で…というところからのズレっぷりが面白くて、きゅんとさせられます。
今回の作品も、同じくきゅんとして、しかもほのぼのまったりな気分を味わえて、とても身近に感じられるコメディ寄りのストーリーです。
暗くて思いテーマが思い出される作家さんというイメージですが、こういった地味なのにどこかきらっと光る作品もさりげなく書けちゃうんですね。
就活目前の大学生×フリーの29歳無名カメラマン。
この二人がだんだん互いのことを好きになっていく様子が、家族や周囲の人たちとのかかわりを織り交ぜながら描かれています。ドラマティックなことは何も起こらないんですよね。その代わり、ものすごく親近感がわいてくるようなストーリーでした。
女の子に不自由したことが一度もない月浦くん。…この話、名前に「くん」とか「さん」がついていて、どこか一昔前の青春小説ぽい仕上がりです。
月浦くんは、カッコよくてモテるのですが、いつも彼女の方から一方的に別れを告げられてしまいます。彼の場合、何もしなくても女の子が寄ってくるから、深く考えることなく付き合ってばかりいたのです。
自分から恋したことがなかった月浦くん。
そんな彼が初めて本気で好きになってしまったのが、男で、年上で、その上ゲイの呂久さんです。呂久さんは、年上だけど守ってあげたくなるようなかわいい人。
月浦くんが「野菊のような人だ」と評する、野の花系の男です。野菊の墓には笑った!なんだか、とても古風です。今どき中坊でも絶対言わないような恥ずかしいセリフをいっぱい吐いてしまう月浦くんです。青春ドラマみたいで初々しい感じは、コメディねらってた?
落ち込むと、ナウシカを歌ってしまう呂久さんに共感です。
くすくす笑っちゃいました。
モテる大学生が、人生で初めて自分から相手に恋をして、それが年上のゲイだったところから、何もかもわからないことだらけになってしまうんですが、それでも直球勝負で最初の一歩から始めようとしていきます。
かなり初々しいお付き合いから始めていくのがかわいくて、トキメキました…
二人の恋路を阻む、元カノ、元カレ、いろいろ登場するのも常套ですが、しっかりとヤキモキさせられました。
最後の最後でいろんなものを乗り越えて、やっと結ばれるのに安堵。
でも、ただのまったりした話ではないのは、やはり心理描写のうまい凪良センセならではという気がします。
軽い語り口だけど、呂久さんが歩んできた人生はマイノリティであるがゆえの逆境だったのがわかって胸が痛むし、何不自由ないようにみえる月浦くんも父親の病気や家業のことなど抱えるものは大きいです。
恋をするだけじゃなく、恋をするために二人で乗り越えていかなければならないことが、さりげなく、でもしっかり描かれているのがよかったポイント。
さらっと読めるんだけど、深いです。
それから、ぶうたん!ぶう���んの「ぶうたん、かく語りき」が最高でした!でぶ猫大好きです♥しかも、ぶうたん、ちょっと冷めてるw
このSSすっごくよかったです。ぶうたんの目を通して、その後の月浦くんと呂久さん、そして周囲の様子が手に取るようにわかるし、すごく笑えます。
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月浦くんは、金持ちで背も高くて顔もよくて勉強もそこそこ出来て、黙っていても周りに人が群がってくる。でも寄ってくる女の子たちはどれも同じに見える。かわいくて柔らかくて。でもいつも自分はその子達を満足させてあげられない。その子達の求めるモノが月浦くんにはちっともわからない。同様に月浦くんの求めているモノも彼女たちは分かってくれない。上滑りな会話。自分はどこかおかしいのだろうか。
でも、呂久さんは違う。素朴で、押し付けがましくなくて、年上だけどかわいくて、まるで野菊みたいな人だ。呂久さんの言葉は不思議と月浦くんの胸にストンと落ちる。
呂久さんは男だけれど。月浦くんの父親に叶わない片想いをしているけれど。
見かけは男にしては可憐なのに、がっつりした男飯が好きなところも何だか微笑ましい。もっともっと美味しいもの食べさせてあげたいと思う。
ふたりの心の距離は知らず知らずのうちに近づいて、自分はお父さんの代わりをしている、してもらっているのだと言い訳しながら、お互いに気持ちを傾けていく。
わりと早い段階で、ふたりは両片思い状態に突入するのだけど、身勝手な元カレやら全く空気の読めない元カノやらが次々乱入してきて、なかなかふたりの仲が進展せずジレジレ…いや、イライラする。
事件もトラウマもない。でもありふれた日常の中で恋に振り回されるふたり。
年下だから…という気負いから空回りしたり、年上なのだから…というプライドが邪魔して上手く甘えられなかったり、恋をしているとちょっとしたことでも大事件。そんなささやかな恋のお話。
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ゆっくり、ゆっくり、ほんわり・・・でした。
じわじわくる恋心と剛速球ストレートな『しあわせ丼』
あぁぁぁぁぁエンドルフィン。。。
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ノンケ大学生×年上カメラマンのお話でした。
ここ数日、ずっしりどっしりがっつり重たい凪良作品を
立て続けに読んでいたので、4発目でライトな作品引き当て
ほっと一安心。
縁側でおせんべい囓りながらお茶啜って、庭の紅葉をゆっくり
眺めながら、まったり読むことが出来ました。
というように、ものすごーく普通のお話です。
等身大の人間の、等身大の恋愛が書かれていました。
そうだよね、大学生ってそういう感じだよね。
そうだよね、三十路前って今の仕事に不満なわけじゃない
けど、いろいろ迷うこともあるよね。
でも懸命にそのときそのときを生きてきたよね、みたいな。
ノンケがゲイに恋をしていく過程も丁寧に書かれていて、
途中出てくる脇役の女の子たちにイラつきつつも楽しく
読むことが出来ました。
どうでもいいんですけど、大学生にもなって年上に敬意を
払えないとか……アホな友達が多い攻もちょっと考えもの。
「あいのはなし」を先に読んでいたので、奥田さんが
出てきたときはニヤニヤしてしまいました。
自己中心的で傲慢なタイプですが、攻や受に辛辣な台詞
を飛ばしまくるのは、努力してきた人間ならではで
嫌いではなかったです。
私もアイタタタ……と読みながら、グサグサきたり。
恋をすることって、こういうことだよね……という、
何の変哲もないお話ではありましたが、だからこそ
浸みてくるものがありました。
普通の話を楽しく読ませてくれる凪良さんに感謝です。
本当にオールラウンダーな作家さんだなぁ。