国銅(上)(新潮文庫)
著者 帚木蓬生
歯を食いしばり一日を過ごす。星を数える間もなく眠りにつく。都に献上する銅をつくるため、若き国人は懸命に働いた。優しき相棒、黒虫。情熱的な僧、景信。忘れられぬ出会いがあった...
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商品説明
歯を食いしばり一日を過ごす。星を数える間もなく眠りにつく。都に献上する銅をつくるため、若き国人は懸命に働いた。優しき相棒、黒虫。情熱的な僧、景信。忘れられぬ出会いがあった。そしてあの日、青年は奈良へ旅立った。大仏の造営の命を受けて。生きて帰れるかは神仏のみが知る。そんな時代だ。天平の世に生きる男と女を、作家・帚木蓬生が熱き想いで刻みつけた、大河ロマン。
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天平の昔
2023/09/04 10:22
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
天平の昔の庶民の物語である。生きるのに精一杯だった庶民の上にさらに「大仏建立」という重い負担がのしかかる。しかも、大仏建立を命じる天皇は、国のみんなが幸せになれると信じて、命令している というところが実にやるせない。作者の描く主人公はいつも好人物であるが、このように悲惨な話ではむしろホッとするところがある。