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幻魔大戦 9 青い暗黒
著者 著者:平井 和正
午前2時、突如ぶんという不快な唸りが部屋を震わせた。荒々しい邪悪な波動が体当たりするが、丈が築いた力場はびくともしない。やがて、青黒い鱗をもった恐竜のような顔が闇の中に浮...
幻魔大戦 9 青い暗黒
05/23まで通常572円
税込 286 円 2pt幻魔大戦 9 青い暗黒 (角川文庫 緑 383-23)
商品説明
午前2時、突如ぶんという不快な唸りが部屋を震わせた。荒々しい邪悪な波動が体当たりするが、丈が築いた力場はびくともしない。やがて、青黒い鱗をもった恐竜のような顔が闇の中に浮かび始めた。その顔見た瞬間、丈は思わず息を呑んだ――! 凶悪な幻魔の手から仲間を救おうとする丈たちに最大の危機が訪れる! 緊迫のシリーズ第9弾!
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表紙が怖い、でも誰なのかよくわからない
2023/08/13 22:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
年末から大晦日の話。明雄による治療の効果もむなしく、郁江の子宮癌はよくならず、ついに丈が自ら乗り出して治療にあたる。癌にエネルギーを注入していくと、中からは幻魔が現れ、さらには久保陽子の顔が現れてきた...
大晦日、GENKEN事務所では、非会員の高鳥慶輔が丈に直談判し、会員を募集していないわけを執拗に質問したあげく、自身の超能力を実演させられる羽目に。そして青年部設立の提案を認められる者の、責任者は別の人が指名される。
その晩、丈の自宅では、杉村由紀、木村市枝、田崎宏らが集まり、年始の挨拶とともに、GENKENとは別に自分たちで集まって丈の活動を支援していくとの申し出。その後、郁江が自分から入院することを決め、早ければ正月早々にも手術が行われることを市枝から打ち明けられ、激しく動揺する丈...
誤解を恐れずに言うと、東丈はかなり依怙贔屓をする人物である。久保陽子が離反したときは追いかけようとしなかたのに、(その反省もあってか)郁江に対しては手厚い。また新規会員は募集していないとして高鳥を全く相手にしなかったのに、田崎や市枝に入会を勧めている。今後の展開から考えると、高鳥を無視するのは当然なのかもしれないが、少々腑に落ちない気がする。