読割 50
電子書籍
ナオミとカナコ
著者 奥田英朗
二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした。「わたしたちは親友で、共犯者」復讐か、サバイバルか、自己実現か--。前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。望まない職場で憂鬱な日...
ナオミとカナコ
ナオミとカナコ
商品説明
二人は運命を共にし、男を一人殺すことにした。
「わたしたちは親友で、共犯者」
復讐か、サバイバルか、自己実現か--。
前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。
望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。
夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。
三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に
追いつめられた二人が下した究極の選択……。
「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
すべては、泥沼の日常を抜け出して、人生を取り戻すため。
わたしたちは、絶対に捕まらない--。
ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の〈共犯者〉になる。
比類なき“奥田ワールド”全開! 待望の犯罪サスペンス長篇!!
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紙の本
おもしろい
2014/12/08 01:52
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハラハラドキドキ!2時間で読み終えた。非現実的な話だけどサスペンスドラマとして読んだらとてもおもしろい。人殺しは良くない、わかってる。でも2人に頑張れ、頑張れと応援した。逃げて、逃げて、ずっと逃げ続けて。
紙の本
面白い
2015/02/17 12:04
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さと - この投稿者のレビュー一覧を見る
そこそこ厚みがある本なのに、面白くて一気に読んだ。
ずさんな計画でいいの?大丈夫?って読んでるこっちが不安になる。
後半面白さは加速して、ページをめくる手が止まらない。
2014年に読んだ本の中で、一番面白かった。
電子書籍
女性
2015/02/20 13:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:f - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性が輝く小説、
というとどこかの独裁国家の元首が喜びそうだ。
男は酷いこと、くだらないことばかりしている。
その所為か、作者の頻用表現「シナをつくる」女性があまり出てこなかった。「噂の女」の延長にある作品なのでしょうか。
ラノベ一気読み、という感じ。こういうものなら電子書籍でさくっと読むのもいいかもしれない。
電子書籍
もう口がカラカラ
2016/10/05 01:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:流 - この投稿者のレビュー一覧を見る
口の中がカラカラにににるほど緊張しながら読みました。加害者であるはずの二人の立場に共感を覚え、同情し、応援するような気持ちになりました。自分自身が二人になったような臨場感こそさすが奥田先生!だと思います。読んで損のない作品です。
電子書籍
テレビドラマをみて
2016/06/26 22:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yaiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビのドラマでみて、原作を読みたくなりました。
ドラマも毎回ドキドキしましたが、本もドキドキしながら一気に読んでしまいました。
電子書籍
ドキドキ
2016/02/15 22:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、ドラマで放映中の作品ですが、原作もドラマも手に汗握る展開ですよー
ドラマ上手く原作生かせてますね!
オススメです
是非、読んでください( ^∀^)
電子書籍
冒頭に戻れません
2016/02/01 20:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナオミとカナコを読み終えました。ドキドキしながら読み終え、思い通りの結末になってすっきりしましたが、最後のページから「冒頭に戻る」事が出来ず大変でした。何か方法があったのでしょうか?
紙の本
DV小説の上位
2015/10/27 08:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
DVを扱った小説は、最近になって特に多くなったようだ。時代を反映しているといえる。そうした中で本書は、奥田氏の腕が際立ち、最後までぐいぐいと読ませた。この種の作品では上位にランクされて良いのではないか。
紙の本
前半と後半
2015/09/30 13:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半と後半で登場人物が違う目線で書かれている。
素人がインスタントで考えた計画殺人は、とんでもない初歩的な見落としがある。
しかし、「完全犯罪」がテーマではなく「逃げきれるかどうか?」というハラハラドキドキする感じなので、むしろ、何が「綻び」かなんていうものはどうでもいいのかもしれない。
紙の本
読みやすい
2016/03/07 08:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーチオレンジ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマ化されたので、読んでみました。ドラマと違う部分もありますが、なかなか忠実にドラマ化されているように感じました。
ドラマを観てから読みはじめたので、登場人物がドラマのキャストのイメージで読んでしまいました。
ドラマ化する前に読んでいたら、また、違った感想があったかもしれません。
ラストが気になり、どんどん読み進めてしまうそんな本です。
紙の本
平成版『OUT』?
2015/08/19 00:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る
デパートの外商部員として、毎日を富裕層の召使いのように過ごす直美。
夫の家庭内暴力にひたすら耐えている加奈子。
ひょんなことから親友加奈子の辛い現実を知った直美は、この暴力夫に瓜二つの中国人と池袋で遭遇し、加奈子の夫を「排除」する計画を思いつく。
友人の暴力夫を排除して、辛い日常と現実からの脱却を目指す話と言えば、まず思い出すのは桐野夏生の『OUT』だろう。登場人物の背景となる生活状況はまったく違うが、驚くほど似通った匂いのする話で、昔読んだ桐野作品のイメージとつい比べながら読むこととなった。
こちらは1998年刊。そうか、もう15年以上前のことなのか、となんだか驚いてしまったのだが。
さすがの奥田英朗、ストーリーの牽引力は非常に強くて、一度開けばラストまで一気に走らせて読み終わるまで止められない。桐野作品のようなじわじわと全編を覆う陰がないので、いいテンポで気分よく読んでいける。ストーリーの疾走感は、奥田作品ならでは。そこのところは文句なく素晴らしい。
しかし直美の考える計画は非常に場当たり的で、良くできているように思えても途中で様々なボロが出て、案外簡単に計画が露見してしまう。素人の考える計画らしくてリアリティーが感じられるともいえる。本来普通の人間が起こす犯罪は、その程度の場当たり的なものなのだろうとも思うのだが、小説としてはちょっとディテールが大雑把だなあ、という印象が残った。
直美が先に立って親友のために犯罪計画を進める動機も、どうもいまひとつワタシにはよくわからない。苦境に立った友を救うとともに、自分の煮詰まった現状も一気に突き崩して打開したい、という二つの思いが一つの奔流となっていった、ということなのだろうが、そう簡単に友人のために自分の人生を放り出せるものか?どうも説得力が薄いのだ。
結果的にラストに至るまで『OUT』の相似形になったような印象。
ついついそう考えてしまうので、こちらの話のディテールの甘さがどうしても目立ってしまったような・・・。
紙の本
会話に違和感・・・
2014/12/29 22:20
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ななこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ途中ですが、殺人動機も弱いし、展開が短絡すぎる気がします。
そして、気になって仕方がないのが、登場人物の会話です。
四大卒で百貨店外商部に勤務する仕事のできる女性が、いくら切羽詰まった状況だとは言え、親友に向かって「あんた」なんて言うでしょうか?私は庶民ですが、友だちを「あんた」と呼んだことも、友だちからそう呼ばれたこともありません・・・。なんだか続きを読む気が失せてしまいました。
他の方のレビューが良かったので買ってみたのですが、今のところイマイチです。