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マッハとニーチェ 世紀転換期思想史
著者 木田元
現象学、ゲシュタルト心理学、アインシュタインの相対性理論、ウィーン学団の論理実証主義、ウィトゲンシュタインの後期思想、ケルゼンの実証法学など、すべてマッハの影響下に生まれ...
マッハとニーチェ 世紀転換期思想史
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マッハとニーチェ 世紀転換期思想史 (講談社学術文庫)
商品説明
現象学、ゲシュタルト心理学、アインシュタインの相対性理論、ウィーン学団の論理実証主義、ウィトゲンシュタインの後期思想、ケルゼンの実証法学など、すべてマッハの影響下に生まれた。ニーチェの最後期の思想「遠近法的展望」もマッハの「現象」の世界と重なる。まったく交流のなかった物理学者と古典文献学者は、同時期に同じような世界像を描き、それが、十九世紀から二十世紀への思想の中心となった。世紀転換期思想を解読。(講談社学術文庫)
目次
- はじめに
- 第一回 序 論──マッハとニーチェ
- 第二回 力学的自然観とは──ヘルムホルツの到達点
- 第三回 実証主義の風潮──もう一つの予備的考察
- 第四回 エルンスト・マッハの生涯──風車と流れるもの
- 第五回 現象学的物理学の構想──マッハの思想I
- 第六回 感性的要素一元論──マッハの思想II
- 第七回 ゲシュタルト理論の成立
- 第八回 マッハと現象学の系譜
- 第九回 アインシュタインとフリードリッヒ・アードラーの交友
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紙の本
20世紀の現代思想が、19世紀のマッハとニーチェの考え方を基礎にしているという画期的な書です!
2020/03/22 13:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、20世紀を代表する思想である現象学、ゲシュタルト心理学、アインシュタインの相対性理論、ウィーン学団の論理実証主義、ウィトゲンシュタインの後期思想、ケルゼンの実証法学など、すべてが19世紀に登場したオーストリアの物理学者・科学史家・哲学者であるマッハと、ドイツの古典文献学者・哲学者であるニーチェの思想の影響下にあるという考え方をもとに、20世紀の思想を読み直していくという非常に興味深い一冊です。同書の構成も。「実証主義」、「現象学的物理学の構想」、「感性的要素一元論」、「ゲシュタルト理論の成立」、「マッハと現象学の系譜」、「レーニンとロシア・マッハ主義者たち」、「ウィトゲンシュタイン」、「ニーチェ<力への意志>の哲学」、「ホーフマンスタールとフッサール」、「ムージルとマッハ・ニーチェ」となっており、現代思想、哲学に興味のある方にはたまらない一冊に違いありません!
紙の本
ちからわざ
2015/10/10 17:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マッハとニーチェはともに知覚について論じることが多いのは知っていましたが、詳しい議論は知らず。参考までに購入してみました。