サン・キュロットの暴走 小説フランス革命13
著者 佐藤賢一
【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】国王ルイ16世を断頭台に送り込み、共和政の道を歩み始めたフランス。しかし不況はとどまるところを知らず、対外戦争ではフランス包囲網が敷...
サン・キュロットの暴走 小説フランス革命13
商品説明
【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞作】国王ルイ16世を断頭台に送り込み、共和政の道を歩み始めたフランス。しかし不況はとどまるところを知らず、対外戦争ではフランス包囲網が敷かれ戦況は暗転、国内ではヴァンデ県を発端に内乱が拡大する。国内外の脅威に無為無策ながら、政権を手放さないジロンド派がマラを告発したことで、マラを信奉するサン・キュロットら庶民の怒りが膨れ上がり――。民意が革命を暴走させる、第13巻。
目次
- 1 暴動/2 サン・キュロットの魂/3 マラになりたい/4 真の敵/5 戦況/6 愚か者の末路/7 民衆の恐怖/8 胸騒ぎ/9 革命裁判所/10 訴追検事/11 使命/12 デュムーリエ事件/13 本題/14 依頼/15 ラスルス/16 全面戦争/17 ダントンの理由/18 猛攻/19 倒すべきはパリ/20 やるべき仕事/21 妙案/22 二日酔い/23 マラの逮捕/24 マラの移送/25 マラの裁判/26 マラの登場/27 マラの話術/28 マラの証言/29 マラの逆転/30 マラの勝利/31 なお議会で/32 新人権宣言/33 からくりの間/34 十二人委員会/主要参考文献/関連年表
著者紹介
佐藤賢一
- 略歴
- 1968年山形県生まれ。東北大学大学院で西洋史学を専攻。99年「王妃の離婚」で直木賞受賞。ほかの著書に「象牙色の賢者」など。
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いつの時代も同じ
2019/11/17 03:11
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジロンド派対ジャコバンクラブ。前巻では、ルイ16世の処刑という形で、ジャコバンクラブの勝ち。今作でこの対決は、ジャコバンクラブのマラがジロンド派から告発されて裁判になります。内乱状態、一方で外国との戦争という最中、政治は権力争い。本当にいつの時代もそんなものなのですねー。