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電子書籍
伊藤博文邸の怪事件
著者 岡田秀文
明治17年、伊藤博文邸の新入り書生となった杉山潤之助の手記を、小説家の「私」は偶然手に入れた。そこに書かれていたのは、邸を襲った恐るべき密室殺人事件の顛末だった。奇妙な住...
伊藤博文邸の怪事件
伊藤博文邸の怪事件 (光文社文庫)
商品説明
明治17年、伊藤博文邸の新入り書生となった杉山潤之助の手記を、小説家の「私」は偶然手に入れた。そこに書かれていたのは、邸を襲った恐るべき密室殺人事件の顛末だった。奇妙な住人たちに、伊藤公のスキャンダル。不穏な邸の空気に戸惑いつつも、潤之助は相部屋の書生・月輪龍太郎とともに推理を繰り広げる。堂々たる本格ミステリの傑作、シリーズ第1弾!
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紙の本
明治の空気が伝わるミステリー
2023/11/25 08:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治17年、鹿鳴館での社交や間もなく憲法発布という頃。伊藤博文邸の書生・杉山潤之助の遺した殺人事件に関する覚書を発見した著者が編纂したとの体裁。同じく書生の月輪とともに事件の真相を探るが、登場人物が軒並み怪しい人物ばかり。警視庁刑事や民権団体構成員まで登場し混沌とさせたところで、真犯人は意外な人物で全く考慮の外と作者にしてやられた。何よりも憲法制定時の社会の雰囲気があればこその物語で、維新の傑物ら及び御婦人までと登場人物も華やか。山縣有朋の登場する続編もあるそうなので、手にしてみようと思う。
紙の本
構成の妙が冴える歴史ミステリ
2018/04/01 19:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど!騙されました。構成の妙が冴える歴史ミステリーでした。所々に出てくる括弧書きの注釈がフィクションをノンフィクションらしく見せており、これもまた歴史の勉強になって、面白く読めました。次作も注目ですね(^。^)