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  • カテゴリ:研究者
  • 販売開始日:2015/09/21
  • 出版社: ダイヤモンド社
  • ISBN:978-4-478-37013-1

読割 50

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失敗の本質

著者 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎

敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光を当て、日本の企業組織に貴重な示唆を与える書。ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール...

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失敗の本質

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失敗の本質 日本軍の組織論的研究

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商品説明

敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光を当て、日本の企業組織に貴重な示唆を与える書。ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ沖海戦、沖縄戦という大東亜戦争における6つの作戦の失敗の原因を掘り下げ、構造的問題と結びつけた日本の組織論の金字塔。

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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

失敗から学ぶ−「気合」だけでは組織は勝てません!

2004/08/27 11:38

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今時「日本軍」なんて言葉を使うのは右翼やそれに類する団体だけだろうが、この本は決して戦史研究の本でも思想書でもない。引用すると「大東亜戦争における諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、これを現代の組織にとっての教訓、あるいは反面教師として活用することが、本書の最も大きなねらいである」(P3)。「組織としての日本軍の失敗」が即ち「現代の組織にとっての教訓」につながるというのは、この本にも書かれているように、日本軍が日本で初めて、官僚制組織を体現化したものであるということもある。さらには満州での実験を経て、日本軍やその官僚組織が戦後の統治体制・経済体制のモデルになったということもあるだろう。何より戦後の日本を支えてきた会社組織にとって、モデルが軍隊しかなかったことも忘れてはならない。

 この本では前半の第1章を具体的な作戦での日本軍の「失敗の事例研究」にあてている。ここでは「ノモンハン事件」「ミッドウェー作戦」「ガダルカナル作戦」「インバール作戦」「レイテ作戦」「沖縄戦」の6つの事例を取り上げている。読んでいくうちにだんだん悲しくなるとともに怒りが込み上げてくる。忘れてはならないことは、これら作戦の失敗の裏には亡くなった兵士達がおり、その家族がいたのだ。もちろん戦争は悪であるし、勝てば成功、という種のものではないが、あまりにずさんで考えなしのトップマネジメントのせいで、必要のない悲劇が起こったと実感するからだ。

 第2章では第1章で分析した6つの事例について、「戦略」「組織」の2つの観点から、その失敗の本質を探っている。(この本をビジネス書として読むなら、この第2章がメインになるだろう。)「失敗の本質」をまとめている部分から拾ってみると、戦略については以下のようになる。

1.作戦目的があいまいで多義性を持っていたこと
2.戦略志向は短期決戦型
3.戦略策定の方法論が独特の主観的インクリメンタリズムであった
4.戦略オプションが狭く統合性に欠けていた
5.技術体系が一点豪華主義でバランスに欠けていた

 また、組織については、

1.官僚組織の中に集団主義を混在させていた
2.属人的統合が支配的
3.学習が既存の枠組の中での強化であり固定的であった
4.業績評価は結果よりもプロセスや動機が重視された

 などを指摘した上で、日本軍は環境に適応しすぎたために環境の変化に適応できず、失敗したのではないか、とこの本は指摘している。なるほど、と思ったのは、個人個人に対して反復や根性・気合といった要素で個人の技を高める努力を奨励し続けたのが日本軍という組織だったらしい。その結果、神業のような技術を身につける者も数多くいたという。言ってみれば、個人技に持ち込めば間違いなく強い、それが日本軍であった。しかし、その個々人の能力を纏め上げたり、あるいは活かしたりする方の、マネジメントという発想は日本にはあまりなかった。それどころか、負けるよりは自害を奨励するとか、敵前逃亡は死刑とか、あまり失敗を組織のものとして蓄積・分析・継承していくという発想もなかった。

 個々人は優秀だが、組織になると大局が見えず、敗北する。この本の指摘は刊行から20年以上経った今でも、決して古びていない。この書評ではこまかく触れないが、会社組織に身を置く人なら誰でも、この本で語られる「失敗の本質」を自社にあてはめ、どきっとしてしまうことだろう。戦争はもちろん二度と起こしてはならない。しかし、過去の戦争から学ぶことは重要な意味がある。この本は刊行から4半世紀を経過して、まだまだ読まれるべき名著である。

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紙の本

不朽の名作

2001/03/09 11:26

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1984年に出版され決して安くも無ければ平易でもない本書がいまだに売れ続けていることをみれば、本書が如何に名著かという事がおのずと判ろうと言う物。一体なぜ日本軍は敗北を重ねていったのかということを組織論の視点から分析し、そこから導き出された欠陥は今日の企業にもそのまま当てはまるというのが本書の主張。
 そしてそれが本当に当てはまっているところが売れている理由か。胸にぐっさと来る一冊。

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紙の本

長年のベストセラーです!

2018/11/04 08:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、1984年に出版されましたが、それ以来、多くの方々に読み継がれているベストセラーです。内容は、第二次世界大戦における日本軍の戦い方を米国のそれと比較しながら、なぜ、日本軍は敗れたのかを丁寧に分析して、検証した書です。そして、その戦略に内在していた失敗の本質を見極めていくというのものです。これは日本軍の戦略を中心に扱っていますが、現代の組織論とも関係し、企業やその他組織運営にも大いに役立つ知識が満載されています。

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電子書籍

おすすめ

2016/11/29 19:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tatsuo - この投稿者のレビュー一覧を見る

小池都知事の愛読書とのことで、読んでみました。太平洋戦争の敗因を組織論から追究した本ですが、内容は我が身を省みるようで、とてもためになりました。ビジネスパーソンとしての戦い方にも参考になる、とてもお勧めの本です。

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2014/02/23 19:19

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2008/07/06 04:50

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2008/10/28 08:27

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2010/02/17 15:26

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2010/08/18 23:40

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2011/01/08 15:35

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2011/03/21 23:52

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2012/08/27 15:31

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2012/04/22 10:49

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2014/06/11 22:07

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2012/12/09 11:32

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