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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つ一つ回答を読んでいくうちに、アリエリー教授の人柄が感じられてとても面白かった。行動経済学的な合理性の追求以上に、社会的な規範も尊重しつつ、人生を楽しむことを高く評価するスタンスに好感を持った。行動経済学とは、合理的に幸福になる方法を探す方法なのかもしれない。
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投稿者:ぎろろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカンホームコメディを見ているような面白さでした。アメリカ人はこんなことで悩むんだなあ…と感心したり呆れたり?あと、いかにもアメリカンな挿絵にニヤリとしたり。即、日本人の悩みに沿う回答は7割くらいでしょうか??対アメリカでなく対日本用に変換、応用するのはちょっと大変かもしれません。でも「クリスマスカードの悩み」は「年賀状の悩み」に使えそうです。読み物としても十分に面白かったです。
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この著者の行動経済学の本は面白く、本書も購入。ちょっと毛色が違っていて、WSJの紙面で読者の質問に答える形式。行動経済学に則っている回答と、そうでないものも。これまでの著作を読んでいる読者は、もちろん、きっかけとして、この本から入っても面白いかも。
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以前読んだこの著者の行動経済学の本はとても面白かった。
この本は読者から寄せられた日常における様々な悩みや疑問に答えていくという形式のもの。
行動経済学の視点から的確に答えているものもあれば、思わずニヤリとしてしまうようなユーモアのある答えまで、バラエティに富んでいます。
気軽に読めて行動経済学についてもちょっと学べる本です。
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行動経済学を使って人生相談に面白おかしく答えてくれる。とは言え、損失回避などが意思決定に及ぼす影響をアカデミックにではなく、日常生活の中で解き明かしてくれるというのは、とても良いアプローチだと思った。
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WSJ連載コラムの書籍化。
日常的なギモンにダン・アリエリーが行動経済学の知識とジョークを混じえて答えるほのぼのコラム。
行動経済学をなにかしら学んだ人には新しい情報はあまり無いため、箸休め的にパラパラ読んで楽しむようなコラム集。
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ダン・アリエリー氏の著作は、「予想どおりに不合理」「ずる」等を読んだことがあります。本書は、ウォールストリート・ジャーナルに連載されたコラムの書籍化とのことなので、さらに読みやすくなっています。
ただ、内容は、本当に雑談のような「コラム」の集積でしかありません。この本を読んで「行動経済学」に関する知見が深まるかといえばそれは無理でしょう。とても貧弱です。
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合理的に生きるためには、という命題にQ&Aで答えていく本。
本筋とは関係無いけど、ユーモアのセンスというのは感覚よりむしろ合理的であることに近いのかもしれない。本当に面白い笑いというのは、本質を突く言葉に宿るのかと思わされたほど、アリエリー教授のコメントは面白い。
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合理的判断をするための手段、友人の立場で判断する、環境をデザインする、習慣、ルール。これができる人は、苦労しない!
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空港で到着ゲートと荷物受取ターンテーブルの距離を近く(最適化)すると、何もしないで待つ時間が増えるため、不評であったというエピソード(無為への嫌悪)がおもしろかった。アリエリー教授は、火傷のため3年ほどの入院生活を強いられたこともあり、人間の性質を客観的に観察できるようになったとのこと。
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著者のこれまでの著作を読んでないと、おじさんの適当な場当たり回答に見えるかもしれない。読んだ目で見ると、著者の専門である行動経済学の考え方に沿ったケーススタディとして非常に興味深い読みものになる。
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質問者を尊重しつつ解答していくあたりがすごいと思った。言葉だけを真に受けず、その裏にある気持ちとか本当の問題点を炙り出していく発想力が凄い。
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1.行動経済学が読みたくなり、人気教授と評判だったので、購入しました。
行動経済学の視点から、どのような習慣づくりをしていけば良いのかを学ぶ。
2.ダンアリエリー教授に寄せられた日常で起こる質問に対して行動経済学の視点から教授が答えていくような作りになってます。また、それぞれの答えを示した後にキーワードが3つ提示されており、自分なりの答えも考えられるようになってます。
日常で疑問に思うような質問ばかりなので、自分に当てはめながら答えを出していくとより面白く読める一冊です。
3.時折でてくる素直すぎる意見に笑ってしまいました。例えば、p.236の「新年の誓いに意味ってある?」の答えに対して、「毎年1週間くらいはある。年末五日間と年始の二日間くらい」というやりとりがおもしろかったです。ただ、この答えには、人間は年の節目に希望的観測を持って自分を振り返ったり、何かの目標をたてることが習慣となっていることがわかります。
大切なのは習慣化すること、さらに不合理に動くことを前提として、自分と向き合うことです。
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図書館で借りた本。読者からの相談に答えている内容で雑談している感じなので即読了できる。全部で100の質問があるが、全体的に質問内容も軽いものばかりで暇つぶしに読むくらいの本かな。
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先の予定を入れるのは、どう判断するか。
来週だったらどうするか考える。かぶっていて断ることになったら残念か、考える。予定を入れておいて、キャンセルになったときどう思うか、考える。
人生は学習と向上の積み重ね=新しい経験ができるなら勇気をもって飛び込む。
相手のことを知らないときのほうが恋愛感情は高まる。
何かをぼんやり待っているのは時間を無駄にしていると感じる。誰かが自分のために働いているのを見るのはうれしい=マクロの動きを見せたほうが、満足度が高い。
3つのポイントに分けて話すのは、答えの単純さとスキのない答えとのバランスをとるため。
ワインが高価だと知っていると美味しく感じるが、値段を知らなければ値段とおいしさに相関関係はない。
社交の集まりでは、社会的協調をもつために誰にでも参加できる天候やスポーツ、ゴシップなどのネタが多くなる。自然と低俗になりがち。
女性がダイヤモンドを欲しがるのは、男性が買いにくいことを知っているから。買いたくない気持ちを我慢して買ってあげることがシグナルになる。
結婚とは、お互いに面倒を見合うという社会的契約。る回人間関係にお金が絡むと、援助交際に近くなる。結婚したら共通の口座を持つべき。
喜びと安楽、人はとかく安楽で安心を選びやすいが、真の進歩は新しい経験から生まれる。
音楽や人混みは性的興奮を高めやすい。自分が興奮しているのは相手のせいだと勘違いしやすい=感情の誤帰属。賑やかな場所でデートするのは必勝戦略。
人は誉め言葉が好きで、それを言ってくれる人に好感を持ち、本心でないことを知っていても好意を抱く。
男性がハイヒールに惹かれるのは、それをはいている女性は逃げにくいから。
人は良く知っていることをやり続けたいと思う。利益の喜びより損失の悲しみのほうが大きいから。旅先で知っているチェーン店に入る、など。
多様性は人生の重要なスパイス。旅行の3つの楽しみ=事前のわくわく、旅そのもの、あとから思い出す。
ビュッフェで食べ過ぎない方法=誰かにとってのコストを最大化するのではなく、自分の楽しみを最大化すること。
ダイエットは禁煙に比べて難しい。食べないという選択肢はないから。食べてはいけないものを近くに置かない。
集中できない人でも、長く運動できるのは、運動が健康にいいと知っていて、仕事をさぼるいい口実になるから。
民族衣装なら、スーツの代わりに着ていても服装が砕けすぎていると文句を言われない。
2択で決められない問題は、コイントスで決めてみる。その結果に納得出来るか、で本心がわかる。
他人に直に接すると、自分の行動が相手に与える影響がよくわかるから、いたわりをもって接するようになる。謝るとき、お願い事、は直接会って行う。
夜お母さんに電話をかける人に悪い人はいない。
期待が高いと評価も2割くらいカサ上げされる。しかし期待が高すぎると、落胆が生じて評価が���がる。
自分の経験をよく覚えている人ほど、人生の満足度と幸福感が高い。新しいことをやって変化に富む生活をするほど、時間の進み方が遅く感じられて幸福感が高まる。
人生はある程度は数当て賭博のようなもの。いろいろなことを試すほうがいい。選択肢を検討して、脈のないものはさっさと切り捨てる。
自分についての決定をするとき、親友が同じ状況だったらどうアドバイスするか、を考える。