ごちそうさまでした
2015/09/11 19:24
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投稿者:あんこパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
食材を、四季の旬にわけて、著者の思い出話でつづった、エッセイ。著者と年代がほぼ同じだったり、買い物が好きで、毎日晩御飯を作っている自分には、共感できる部分が多く、読み終わってから、「こちらこそ、ごちそうさまでした」と言いたくなる内容が盛りだくさんでした。”小説家”のイメージしかなかった著者ですが、こんな一面もあるんだと、とても親近感がわきました。
楽しく読みました。
2021/12/05 08:54
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
土井善晴さんの本を読んだのがきっかけで、『今日もごちそうさまでした』に流れ着きました。
面白かったです。
角田光代さんの言葉の使い方や書くリズムは、前々から好みです。
決して超豪華版の食事が並ぶわけではなく、冷蔵庫にある物で用意した料理もあります。
もちろんたいそうな意気込みで食材を用意したものや、外国で食したものも出てきます。
食わず嫌い、好き嫌いが激しい…そういう子ども時代を経ての彼女、食の面で成長したのでしょう。
また、好きなものはあっても「嫌いで食べたくないもの」が減っているというのも、人として成長していると思います。
またぜひ読み返したい一冊になりました。
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の中では「八日目の蝉」の印象が大きく、強い女性というイメージがあるが、このエッセイは、どこか柔らかい感じがする。
この本を読んでから著書を読むとずいぶんイメージが変わるかもしれない。
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単行本を図書館で借りてすでに読んだのに、書店でみかけて、つい買ってしまった。
書店って、危険だよね……(まだこちらは読んでいません。本編レビューと関係ないこと言ってすみません)
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角田さんの食の歴史も垣間見えるエッセイ。レシピも載っていてお得感あり。嫌いなものが食べられるようになるというのはとても幸福なことだなあと感じます。
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ご飯ものエッセイ。
〝食べられなかったけど好きになった食べ物〟の話が結構出てきた。私にとってのそれは、高野豆腐やいくらかな。
味覚、というか食の好みって年齢を重ねるにつれて変化していくんだなぁ。いずれ塩辛をおいしいって思う日もくるのかな?
巻末にレシピが載っているのも嬉しい。「れんこん団子」作ってみようっと。
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自分自身20代前半まで偏食でした。お酒を呑むようになると、友人達がオーダーしたものをシェアして食べるようになり食革命が始まったので、著者の食わず嫌いだったものに驚く様子は凄く共感できました。
角田さんのエッセイを読むのは初めてで、三浦しをんさんにも言えるけど、角田さんも小説から受ける印象と随分違うなあ。
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もう、美味しそうの一言!30歳まで偏食だったようだけど、今は食べ物へのLOVEがとても感じられ笑、楽しく面白く読める。料理がしたくなる本ですねー。作者の本を何冊か読んでいて、この人は料理が上手い人なんだろうなーと思ってたが、こういう経緯があったのですね。
美味しいものを美味しいと感じられることはとっても幸せなこと!私も1つ1つの食材を大事にしようっと。
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偏食家の角田さんがいろいろなものが食べられる様になって、美味しい喜びと、食べなかった期間の後悔が綴られたエッセイ。
角田さんの小説が好きなので、その角田さんによるこれまた好きなジャンルの食エッセイ。
それはもう好きでしょう。
私は小さい頃から魚も好きだし、茸も野菜も好きで育った。人参以外ね…
大抵なものは食べられる(人参のグラッセはダメ…)から、読んでてももどかしい。美味しいのもうずっと前から知ってるから。
でも、小さい頃はグリンピースが駄目だったけど、大人になって家で採れたてのグリンピースが茹で上がった翡翠色のつやつやを見た時、あ、美味しそうだなぁって思ってつまんだらもぅ美味しいのなんのって。
あぁ、あの時の感覚か〜、かなり衝撃的だったから角田さんもあんなに嬉しかったんだ〜とにやにやしながら読んじゃいました。
ごちそうさまでした。
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題名に引かれ手に取った、食材についての絶品エッセイ。
食わず嫌いが、あるきっかけを境に突然、好物になる。
食生活を楽しく読ませる、さすが、角田光代さん。
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世の中にはすごい偏食の(偏食だった)ひとがいるものだなぁと、その印象が強く残ってしまった…。大人になるにつれ食べられるものが増えることには、共感。でもいちばん共感したのはあとがきで、一日三食の食事の時間に食事をすることでした。
一篇が短く、さくさく読めます。美味しそうだし、料理したくなる。西日本の地方出身の私には、正直、理解できない部分は多くて、ちょっとつかれたかも。
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この人の偏食っぷりがすさまじい。まず何をおいても食べるのは肉、油。魚も山菜もきのこも大豆もいろんな野菜も・・・味より前に見た目で敬遠しているものも多数、よくこれほど多くのものを避けてこれたなと感心してしまうほど。それが、30歳ごろ「食革命」がおこり、いろいろ食べるようになる。その時の出会い、感動を、大人だからこそ鮮明に覚えていて、それを主につづったエッセイ。一度好きになったら入れ込みようもすごくて、極端さが面白い。
山菜デビューは41歳、個人商店でウドを進められたのをきっかけに、目を輝かせて山菜の天ぷらを揚げるようになる。生トマトデビューは32歳、しばらくして劇的においしいフルーツトマトに出会う。とにかくそんなエピソードが多い。味に対して意識的な年だからこその感動、という面もあるんだろうな。
「だいじょうぶ野菜」の文もおもしろかった。体調が悪いとか、野菜が足りないと思う時、これを食べればだいじょうぶ、と思う野菜。角田さんにはホウレンソウらしい。分かる!なんかある、そういうの。
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角田光代の小説は好きなのですが、エッセイはそれほどでもないような・・・。「分かる分かる!」という感じが少なかったです。
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201308/それぞれの食材と、絡めたエピソードが面白く良い一冊。凝った料理モノではないけど、ちゃっちゃっとなんか作りたくなる。
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27.1.17読了。ご本人も書いていますが、食べ物のことだけでエッセイが完成されてるのがすごい。視点や表現力もすごいなぁと。面白く、美味しそうに書かれているので読みやすかった。角田さんの本は小説よりエッセイの方が好きです。