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わずか一しずくの血
著者 連城三紀彦
連城三紀彦、幻の名作がついに単行本化!薬指に結婚指輪をはめた左脚の白骨死体が山中で見つかり、石室敬三とその娘は、その脚が失踪した妻のものだと確信する。この事件をきっかけに...
わずか一しずくの血
わずか一しずくの血
商品説明
連城三紀彦、幻の名作がついに単行本化!
薬指に結婚指輪をはめた左脚の白骨死体が山中で見つかり、
石室敬三とその娘は、その脚が失踪した妻のものだと確信する。
この事件をきっかけに、日本各地で女性の身体の一部が発見される。
伊万里で左腕、支笏湖で頭部、佐渡島で右手……それぞれが別の人間のものだった。
犯人は、一体何人の女性を殺し、なんのために遠く離れた場所に一部を残しているのか?
壮大な意図が、次第に明らかになっていく。
埋もれていたミステリー長篇が、二十年の時を経てついに刊行!
連城ファン待望、必読の一冊です。
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紙の本
残された名作
2017/10/15 04:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
猟奇事件の中でも世相を反映しているところが良かったです。著者の死後に刊行された作品で、多くの人に読んで欲しいです。
紙の本
死者を蹂躙してはいけません
2017/04/03 10:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の没後、未刊行の本がいくつか出版されています。「小さな異邦人」や「夜よ鼠たちのために」、「女王」はさすがの出来栄えでしたが、今作はいただけません。この動機を使うなら、もっと怒りや情念を書き込むべきでしょう。それがないせいで「え、それだけでやっちゃうの?」と説得力が全くありません。登場人物たちの行動も極めて動機薄弱ですし、トリックも無理がありすぎます。なんでもかんでも刊行すればいいというものではありません。生前の作者の筆力を愛でたうえで、出版してください。