堕落論 アニメカバー版
著者 著者:坂口 安吾
≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!≫「堕ちること以外の中に、人間を救う便利な近道はない」。第二次大戦直後の混迷した社会...
堕落論 アニメカバー版
商品説明
≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!≫
「堕ちること以外の中に、人間を救う便利な近道はない」。第二次大戦直後の混迷した社会に、かつての倫理を否定し、新たな考え方を示した『堕落論』。安吾を時代の寵児に押し上げ、時を超えて語り継がれる名作。
<シリーズ累計250万部突破!「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?>
中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。
舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰 治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――!
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伝わってくるのは愛ばかりだった。
2009/09/14 16:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みどりのひかり - この投稿者のレビュー一覧を見る
安吾の本は40年前、20才のころ読んだ。堕落論や風と光と二十の私と、教祖の文学など夢中になって読んだ。爽快であり、感動があった。堕落論は本当の人間を生きよ、ということだったと思う。
教祖の文学では小林秀雄のことをさんざんに言っているのだが、伝わってくるのは愛ばかりだった。小林秀雄を愛し尊敬する安吾はまるで大好きな恋人に駄々をこねているように文句を言っているのだ。
「桜の森の満開の下」はうっすらとしか覚えてなかった。読んでもよく分からなかったのだと思う。40年後の今、これを読むとここに登場する女は安吾のおかあさんだったのだなと思う。男に亭主を殺されその男の妻となった女は男に理不尽な要求を次々としてくる。でもこれは安吾のおかあさんだったのだなと思う。
母を嫌っていた安吾、母に憎まれていると思っていた安吾は嵐の日に母の食べたいというものをとるために、海へ入る。安吾の切ない思いがあった。本当は安吾は母を一番愛していたのだ。
今も安吾の作品が若い人々に読まれているのは嬉しい。年とった私はというと、ちょっとふざけた「不落樽号の旅」なんぞを読んでいます。安吾を愛する方々がこれを面白く読んで下さると、また嬉しい。
不落樽号の旅
安吾エッセイの代表作
2018/05/20 07:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
坂口安吾といえば「堕落論」というくらいに有名なエッセイ集である。「堕落論」以外にも「日本文化私観」など有名なエッセイも含まれている。個人的には坂口安吾の芸術論・美学論が興味深かった。ちゃんと整備された桂離宮のような美よりも、無造作に鉄筋が張り巡らされた造船の方に坂口安吾は美を感じるという。無造作だが「無駄のない」ところに美を感じ、小説や文学における美にも同様の考えを示す。その思考は、他の作家とも通じるところもあるが、一方で坂口安吾特有の視点もあり、興味深い内容がつまった作品である。
騙された…
2016/12/17 15:42
13人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yu - この投稿者のレビュー一覧を見る
前から欲しいと思っていたのですが、書店に置いてあるものはすべて表紙がアニメのャラのイラストで、普通のものが欲しいと思っていました。それで通販の方で検索してみると、水玉模様のようなシンプルな表紙のものがヒットし、探していたものがようやく買える、と購入しました。しかし、いざ届いて開けてみると出てきたのは写真とは異なり、アニメキャラの表紙の方でした。早く読みたいと思っていた本だけあってとてもショックでした。
本の内容の感想でなくて申し訳ないのですが、自分と似たようなことを思っている人の参考になればと思い書いてみました。
堕落論
2020/02/24 15:45
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛とは何かということも、あらためて考えさせられるような内容になっているので、いろいろと考えさせられました。