金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)
著者 横溝 正史
病院坂の首縊りの家で起きた生首風鈴事件から20年の歳月が流れた――。元警部等々力(とどろき)が開設した秘密探偵事務所を訪れた金田一耕助は、彼の関係した事件の中で唯一不本意...
金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家(下)
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商品説明
病院坂の首縊りの家で起きた生首風鈴事件から20年の歳月が流れた――。元警部等々力(とどろき)が開設した秘密探偵事務所を訪れた金田一耕助は、彼の関係した事件の中で唯一不本意な結末を迎えた病院坂の事件の話を始めた。事件そのものは時効が成立していたが、金田一は、その延長線上に新たな事件発生の兆候があるという。あの忌まわしい事件の再来を、この名コンビは防ぐことができるのか――!? 金田一耕助ファイル、最後の事件!!
カバーイラスト/杉本一文
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映画よりずっと面白い
2021/05/03 23:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:伊達直人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画は 警部と金田一が 知らない関係だが
原作は 旧知の仲 そして 犯人と思しき面々も
微妙に食い違い 登場人物も 多く
話の筋道が きちんと 理解できる
映画は どうしても 短縮せざるをえないのだろうな
肝心なところは 続きものになっても
そのまま 上映してほしかった
金田一先生が やはり 定住する家が あり
いくばくかの 貯金もある これが 決定的に
ちがっていて おもしろい
驚きの真相
2018/11/14 04:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は上巻よりは読みやすく、時は昭和48年に。法眼弥生を脅迫し続けた本條写真館の親父徳兵衛が死に、息子の直吉が命を狙われていると金田一耕助に頼りますが、その甲斐なく殺されてしまいます。
その当日、法眼由香利・滋(五十嵐家の末裔)とその息子鉄也が本條会館に来ており、鉄也は直吉に何か聞きたいことがあったらしく、直吉が死ぬ寸前まで彼のスイートルームに居ました。
また、同じ日に本條会館の4階には20年前に殺されて生首となった山内敏男の元バンド仲間たちが何者かによって招待され集まっており、その会場で生首の写真が映写され、「お前らは呪われている」という意味の歌が残され、その仕掛けのもとになっていたらしい置時計が爆発します。そしてその翌日に本当にそのうちの一人が殺害され、なぜかその場に法眼鉄也が居合わせており、凶器の千枚通しを手にしていたため、重要参考人として拘留されてしまいます。さて真犯人は誰なのか、20年前の事件との関係とは何か、また本條徳兵衛の脅迫のネタとは何だったのか、そして山内小雪の行方と20年前の事件の真相も明かされます。昭和48年の事件の真相より、昭和20年の事件の真相の方が凄まじく衝撃的です。
上巻に比べて下巻は読みやすく、すべての伏線がきっちりと回収されて事件が解決するので、読後感は悪くないですが、シリーズ最終巻ということで、金田一耕助が渡米したまま行方不明になり、二度と姿を現さなかったというエンディングにはちょっと納得しかねますね。
疑問点2つ残りました
2021/01/30 01:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つは、小雪はなぜ……由香利の言うがままに、こんな依頼に応じたのか?脅迫でもないし……。応じる理由あるかな?もう一つは、多くの金田一耕助ファンの思うところ。何もアメリカ行ってしまい、日本に帰らないなんて、そんなことする必要ないでしょ。てっきり……犯罪に関わり逃げたのかと読む前思っていたがそうでもなさそう……