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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2016/12/02
  • 販売終了日:2016/12/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社ノベルス
  • ISBN:978-4-06-182342-6

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電子書籍

【期間限定価格】きみとぼくの壊れた世界

著者 西尾維新 , TAGRO

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれてい...

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【期間限定価格】きみとぼくの壊れた世界

税込 823 7pt
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きみとぼくの壊れた世界

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きみとぼくの壊れた世界

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きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

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商品説明

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく……。様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫とともに事件の解決に乗り出すが――?

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みんなのレビュー163件

みんなの評価3.7

評価内訳

電子書籍

良い意味で気持ち悪い

2021/02/19 14:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みnami - この投稿者のレビュー一覧を見る

語り手の櫃内様刻くんが、人間離れしているというか、何考えてるか分からなくて読んでて気持ち悪くて面白い。他にも夜月ちゃんや黒猫さんなど個性があるキャラばっかりで西尾維新ワールドをめっちゃ感じる。
戯言シリーズのいーちゃんに似てる。私にとっては、西尾維新作品の中でもかなり心に残る小説だった。
表紙の絵でちょっと読むのを後回しにしていたが早く読んでおけば良かったと後悔した。

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紙の本

清くも美しくもないが、正しい。

2003/11/27 22:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 饒舌と言葉遊びは相変わらずだが、今回はキャラクターの萌え要素強調や記号化はやや控えめの西尾維新。一人称の語り手の語彙が豊富でそれなりに格好がついた言い回しを多用するのにもかかわらず結構間が抜けているとところとか、基本的に人が好いあたりは「戯言遣い」シリーズの仕様を継承。
 世界なんてもんは基本的に最初っから壊れているもんで、いまさら「壊れてた」とタイトルで断るあたりが、なんというか、けっこう純真なんだねえ……。
 あるいは、自分を取り巻く世界が「あらかじめ壊れている」ことを自明なものして認識できるか否かが、「大人」と「子ども」のカテゴリの違いを分ける要素だ、ということなのかもしれないのだけど。というか、実際の生活上の些末事を片づけることに追われ、そうした違和感に頓着している暇や余裕もないのが、ごく普通の健全な状態の「大人」だと思う。所詮、「大人」と「子供」の違いなんて、「社会的なシステムにどの程度組み込まれているのか?」というシスティマティックな部分でしかないんだからさ。
 ともあれ、この作品の中の登場人物たちは、自分を取り巻く環境に程度の差こそあれ違和感や「抑圧されている」というプレッシャーを感じている。そのプレッシャーを跳ね返すために、世間一般がイメージするところのごく普通な高校生活をしていたり妹との関係に逃げたり保健室に引きこもったりする。多少の誇張やディフォルメはあるにせよ、この年頃のキャラクターを描く現代の作品としては、こうした描き方は、かなり正しい。描かれた事物が、必ずしも清くも正しくもない、という部分も含めて。
 それにしても、作中で「本格談義」がなされているほど「ミステリ」のお約束にかなり意識的であるのに、作中のメイントリックはぜんぜん凝ったものを使っていないあたりは「らしい」というべきか。その意味ではやはり、「ミステリ風味の味付けがなされた現代青春小説」と読むべきではないかな。

酩酊亭亭主

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紙の本

…西尾節炸裂…!!

2003/11/21 00:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

メフィストで体験版が掲載されていたのを偶然目撃して買って読んでから…ちょっと間が開きましたが…遂に刊行です!
この新刊、戯言シリーズとはまた一味も二味も違う世界で繰り広げられるのですが、やはり西尾氏独特の雰囲気が…。主人公視点からの語りはいつもの通り。
主人公・櫃内様刻(ひつうちさまとき)と妹の夜月(よるつき)との兄妹愛(?)っぷりがなんとも印象的…一体この二人はどうなってしまうのだろうと思わせられる所もあり。そして様刻を取り巻く友人達…中でも病院坂黒猫は強烈にキました! いい! ああいう謎めいてて「僕」口調で意味ありげ(時には意味不明??)なことを言うキャラは好きです!! しかし病院坂が表紙に来る、とは。
事件はいきなり唐突に起きて様刻と黒猫はそれを追い始めるのですが…やはり西尾氏、ストレートには進ませてはくれない。事件を追う途中でハプニングが起きたりしてしまうし…それは読んでもらえば明確になるのですが、印象的なのは病院坂の思考…かな? 随所で彼女は頭脳フル回転させてるので。その勢いは主人公の様刻を差し押さえるくらい。じっくり読んでいってみよう…。
この作品は一冊で完結していますが、この人物達で続編を書いて欲しいです。一発モノで終わるには惜しい気がします…是非。
最後に。読んでいるとわかりますが、この作品に出てくる高校が…何かの作品に出ていた高校とちょっと似ているので気にしてみると良いです…。

西尾ワールド全開な「きみとぼく」ミステリ、御覧あれ!!

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紙の本

ミステリーというより萌えキャラ命?

2003/11/20 14:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

近親相姦、学園内売春、ひきこもり、苛め…アブノーマルで禁忌の世界がたっぷり。
正直、様刻と夜月の危ない世界は18歳未満は読むのを禁じた方がいいんじゃない?と思うくらいですね。
いや好きな人は好きな世界でしょうけど…。
そして萌える人は夜月と黒猫のブルマ姿に萌え萌えになるでしょう。

しかし戯言シリーズに続きこれまた濃いキャラばかりですよね。
でも「様刻=いーちゃん」、「黒猫+夜月=玖渚友」に重なっちゃいましたけど…。

さて今回の「きみとぼく」、ミステリとして誰が犯人でトリック云々は全てどうでもいいことなんです。
誰がどうして、何でそうしなければならなかったかが問題で、その結果のオマケのオマケが殺人事件なんですよね。
殺された方は可哀相ですが…。
そして犯人が分かった後で様刻がとる行動がタイトルに繋がるのですが、いーちゃんなら兎も角、様刻ってそんなに魅力的な男性なんですかね? モテモテではないですか。変態ちっくなのに。

ミステリのトリックだけみると答えはすぐに出るのですがそれでもラストまで裏切らない展開になるのは西尾維新の上手さなんでしょうね。
後、探偵編で語られた「ミステリ論」は良かったですね、あの部分だけでも読む価値はあるかもしれないです。

やっぱりこの独特の世界は西尾維新ならでは、JDCシリーズは期待外れだったけどこれは面白かったです。

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紙の本

やってくれたぜ。

2003/11/14 11:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小唄 - この投稿者のレビュー一覧を見る

やってくれたぜ西尾氏。
それが一言目かな。
戯言とは違う西尾維新の世界。
きみとぼくの壊れた世界。
ニシオニストなら一度ならず三度は読むべき。
評価は堂々と、5。

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紙の本

閉ざされた世界

2004/02/05 02:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

他の人の書評を読んでいてふと気が付いた。そういえばこの小説には「大人」がいない。櫃内家の両親のようにその存在は示されるけれど、小説の中に登場はしない。無駄だと言わんばかりに、排除されている。
そう、実際無駄なんだろうな。ここに大人の理由や理屈が入り込む余地はない。これは「少年少女」のための小説だ。危うくて、極端で、ずるくて、幼い。軽くて、懸命で、愚かで、孤独だ。
「少年少女」のための小説だとは思うけれど、渦中にいる人達よりもそんな頃を懐かしみたい人にお勧めしたい。

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紙の本

カオスの戯言コスモスのきみぼく

2003/12/01 02:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青木レフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白さは間違いない。が、ノリきれなかった人も多くいるだろう。完全には
楽しめないカンジ。
ストーリー運びは巧みだ。キャラは描き分けられている。会話のテンポが良
いのはお互い了解事項が多いからで、大きなくくりで言えば同質なキャラ達
なのだろうが、その役割でくっきり分かたれている。無駄キャラがいない。
作者が昔「遠い人」と表現した天才も、その遠さを充分描写している。西尾
維新は描写レベルを上げた。
ところがラストで軽く裏切られた気になる。主人公を読み違えてた人にとって
は(俺だ)。小説だと思って主人公のキャラ属性を信じきっていると、ラストの
主人公が唐突に思えて充分なカタルシスが得られない。ご愁傷さま。
おそらく今回の西尾氏のターゲットはひどく絞られていて俺は射程外だった、
と推理している。「自分は世界と関係していないのではないかの恐怖」「世界
が終わった後に続いている感覚」等を共有する高校生限定本ではないか。そ
の感覚が薄いか無い人にとっては、程々のエンターティメントにしかならない
仕掛け。
イラストの見せ方も工夫がある。イラストなしで黒猫嬢が美少女ではない、と
いう読み方もしてみたかった気もするが。
(spelled from純粋呪文)

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紙の本

キャラクター小説としてのきみぼく

2003/11/15 12:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:00J - この投稿者のレビュー一覧を見る

妹の勧めで購入してみました。ライトノベルというものを読まなくなって久しいので今どのようなものが主流かは知りませんが、この本の作者は恐ろしく文章がうまい。いわゆる言葉遊びとしてのうまさではありますが。
しかしながら読み終わったときに残るのはセリフではないのです。なんというか人物関係のようなものがそのむねに残るのです。キャラクターが生き生きと描かれているというのは少し違うのですよ(セリフという面から見ればその量に恐ろしく開きがありますし)。生き生きと描かれているのはむしろ人間関係なのです。まとめになってませんがサリンジャーがライトノベル書いたらこんな感じかなと言う作品なので「ライ麦」とか好きな人は読んでも損はないのでは?

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紙の本

これは無理

2003/11/28 00:29

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KUM - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後まで読んでいません。私の読んだ所までだと、まだ事件も起きていません。
2ページぐらい読んで、他の本を読み始め、その本が読み終わったのでまたこの本に戻ってみましたが、更に2ページぐらい読んで、「これは無理なんじゃ……」と思いました。
それでも、書評が良いのでなんとか読み進み、現在76ページ。
これ以上は無理っぽいです。
そんな私が何で書評を書いているかと言うと、「最近人気のある西尾維新ってどんなのだろう?」と思っている方がいるならば、初めての西尾維新作品はこれにしないで欲しいからです。
どうせなら、著者のデビュー作「クビキリサイクル」にして下さい。
あれも紙一重だと思いましたが、そういうのを超越した魅力を感じました。
今回の「きみとぼくの壊れた世界」は、「クビキリサイクル」の痛い部分に全く抵抗の無い人でなければ耐えられないと思います。
兄と妹がアブノーマルな関係になりつつある事、それを問題にしているわけではありません。妹の性格が、痛すぎるのです。はっきり言って、「引き」ます。
でも、妹だけの問題なら、妹を無視して読み進めればいいのです。
それ以上に、主人公とその同級生達の会話が、「自分達は頭がいいんだ」というのをちらつかせた喋りが、痛くて痛くて、しかもそれがずっと続く事に耐えられなくなりました。
あらすじを読んだ時から嫌な予感がしていました。「禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある」って、「つつある」は「現在進行形」とイコールで、「馬から落馬」的な表現だと感じました。もちろん、あらすじを書いたのは言葉を大切にする著者ではなく編集者なのでしょうが、こんな文章を書く者が編集する本って一体……?
最後まで読めば、素晴らしい作品だったのかも知れません。最後まで読まずに書評を書く事には問題があるとは重々承知しています。でもね。これを最後まで読むのは、無理だったんです。

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紙の本

どの視点で読むか

2005/05/01 22:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高見もや - この投稿者のレビュー一覧を見る

ずばりこの小説の正体を言ってしまえば、推理できる材料を徹底的に排した叙述推理小説だ。
単純にキャラクター性だけに目を向ければ、ただのライトノベルとして読めないこともないが、小説中に配された物を読めば、けしてそれだけではないことがわかる。
徹底的に材料は排されている。
主人公は殺人が起きたことを人づてに聞くが、現場の状況はおろか、どうやって被害者が死んだのか知らない。
疑おうと思えば、本当に被害者が死んだのかすら、疑うことが出来てしまう。
そんな作りにこの小説はなっているが、こういうし掛けがはたして購買層とあっているのかな?なんて思わせてしまう佳作推理小説

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紙の本

壊れた世界の外から

2004/05/09 12:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新鮮な読書体験…、もとい、新感覚の読書体験が出来る作家の一人でしょう、西尾維新。講談社ノベルスの現時点主シリーズの戯言シリーズでも様々にやってくれてますが、それとは別にまたキャラが立ちまくった登場人物たちの、世界なんて実はどーでもいーんだ、へっ、的な(何)ミステリなのです。ミステリなんですよ! ミステリである必要なんてないのに、どういった宿命か確信犯なのか、どうしてもミステリになってしまっている諸々の作品ですが(褒めてます)、本作もミステリなのです。「ああっ、お兄ちゃーん(笑)」な小説ですが、ミステリなのです。

 読み進めていくと誰もが思うことだろうけれど、あれ…、殺人事件が起こっているのか。しかも密室殺人なのか。なんとも魅力的な文言がちりばめられているようでいて、そのくせミステリっぽくない物語の進行状況の下、西尾節(なのかな)が縦横無尽に発揮されております(しかして、改行が滅茶苦茶少ないので、読みづらいのが難点か)。

 でもでも、唐突にしてじっくりと詰めるように思考され与えられる本格ミステリとしての事件の解決には正直ビックリでした(その奥にあった真意にもね)。そして何も考えずに読み終えると感じる違和感。なんだかすんなりと終わってるなあ…、と感じたその正体、実は物語の枠組みである「世界」の在り方を問うているものだと気付かなきゃいけません。

 個人的に、もうちょっと読みやすかったら★追加、といったところ。しかし、それも確信的っぽいんだよなあ、と、なんとなく思う。「壊れた世界」と題打っておいて、世界を壊してたまるかちくしょお、と誰も彼もが思っているに違いないのだ、きっと。それは己が認識して初めて現れるからに他なりません。はてさて…。

(初出:CANARYCAGE)

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紙の本

確かに壊れてマス

2003/12/12 14:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黒田ネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 えーと、多分この本を読もうと思った人は先に西尾維新氏の本を何冊か読んでいると思うので、敢えて彼の小説の世界観を紹介することは省きます。
 この本は、一応ミステリーなんですが、いつものごとく主人公の壊れきった内面を描くことに重点をおいている小説です。「死体が出た」「トリックは何だ」「犯人を捕まえろ」、そんなことはどうでもいいんです。生まれたときから最良の選択を選びつづけ、結果的に最良の「現在」を獲得しているはずの主人公。しかしその「最良の選択」は誰にとっての「最良」だったのか。いつのまにか壊れてしまった自分の周囲の世界。気付かなかった自分の歪みが周囲までも狂わせる結果となってしまったことの悲しさ。そして、そんな世界をこれからも取り繕いながら生きていくしかないということへの絶望感。今回の作品が『クビキリ…』シリーズと違うところは主人公の精神的問題点に、意外にも、読者が共感できる点ではないでしょうか。読み終わってみると、結構沈みます。
 付け加えですが、この本、『クビキリ…』と比べると幾分か言葉のくどさが無くなり読みやすくなっているような気がします。なんて、単に私が西尾氏の言葉の並べ方に慣れただけかもしれませんが。ま、みなさん、気が向いたら読んでみて下さい。

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紙の本

青春小説ぽい出だしだけど

2018/12/31 16:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初の青春小説ぽい出だしが中盤以降の気持ち悪さを増幅してる感じ。
お気に入りは夜月の壊れたブラコンぶり。
また登場しないかな。

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2004/10/09 12:29

投稿元:ブクログ

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2005/09/14 12:08

投稿元:ブクログ

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