読割 50
電子書籍
暴君は狼奴隷を飼い殺す
著者 著者:鳥舟 あや , イラスト:アヒル 森下
照国北方の都・吉佳。琥珀の髪に狼のごとき眼をした奴隷は、市場で城主のイェセカに買われシツァと名付けられた。お前は俺の為に何ができる、と尋ねられ、アンタの為に死ねると即答し...
暴君は狼奴隷を飼い殺す
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暴君は狼奴隷を飼い殺す (ラルーナ文庫)
商品説明
照国北方の都・吉佳。琥珀の髪に狼のごとき眼をした奴隷は、市場で城主のイェセカに買われシツァと名付けられた。お前は俺の為に何ができる、と尋ねられ、アンタの為に死ねると即答したシツァ――賢く働き者で、だがどこか死の翳を纏った狼奴隷にイェセカはいつになく執着を覚え、その逸物に金環を嵌めて使えなくした挙句、お傍付きとした。ある日、イェセカの弟である幼き皇帝トゥイシが、シツァを欲しいと言い出して…。
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紙の本
男前にけなげなシツァ
2016/10/18 03:53
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
奴隷のシツァは、主人にまともに人として扱われたことがありません。なので、イェセカに人として接せらても、好意を向けられても受け取りません。その拒否の仕方が、恐縮して身を引くとかいう感じではなく、自分の立場を分かっているからめったにないこととしてさらっと諦めてしまうのです。しかも、主人に対する口のきき方が悪く、余計にいじいじした感じがありません。その諦めの良さ、自分の命さえもさらっと諦めてしまうのに、その悲しさに気づいていないところがせつなくて、イェセカと一緒にかわいがってしまいたくなります。
その諦めの良さには、他のけなげな理由もあったのですが、大事件(ネタバレなので書きませんが)のあと、イェセカに命を助けられたことをやっと受け入れられて涙を流すシーンはぐっときました。
この作者さんは結構残酷シーンの描写がありますが、今回はさらっと短めが所々に出てきます。短いけれど、よく読むと結構ひどい目にあってます。
電子書籍
きつい
2020/10/23 15:25
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者なんだから残酷なシーンは覚悟していたつもりだけれどきつかった
何がと言って奴隷・シツァを責め苛む主人・イェセカの性癖?(奴隷に対する普通の扱いなの?)が駄目だった
「最中」とそれ以外の落差が酷い
奴隷だから仕方ないのかも知れないけれど、色々と生活について口出す割にシツァの体のことを考えてない
それに皇帝の下へ連れていかれた後で呼び出した時も、散々宦官たちから酷いことされてボロボロな体だったはずなのに労わったりもしないし、自分勝手な外面だけいいイェセカがどうしても好きななれなかった
いっそシツァが処刑されるなり、自殺なりしてバットエンドの方が良かったんじゃないかとさえ考えてしまう
そして一生シツァのことを思い出しては後悔してれば良かったのにと思う
電子書籍
暴君と子狼隷そのもの
2020/12/18 00:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エグイだろう、と思いつつ表紙の綺麗さに引かれて購入。
覚悟していたので大丈夫でしたが、何気なく読んでしまうとキツイかも知れません。
買われた奴隷のシツァが魅力的。けなげなのに逞しく、勇猛なのにかわいい。
シツァは自分の幸せに無頓着というか、自分を大切にすることを知らない。
自分を大切にする事の意味は分からないのに、周りの他人は他人にする。
「イェセカ」と呼ぶとくちびるが気持ちいい。と思うシツァが物凄く可愛い。
イェセカにはもっと可愛がってあげて欲しい……と思うのですが、シツァがもう根っからの奴隷根性なので、ただ甘やかすだけでは気持ちが通じ合えなかったかもしれないな、とも思う。
イェセカは優しそうで実は壮絶屈折しまくっているので、シツァに受入れて貰える事で、助けられたのはイェセカの方ではないかと思う。
電子書籍
痛い系中華風BL
2020/11/11 11:16
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ注意です。
城主と奴隷の中華風BLになります。
名前はカタカナなので、漢字は少なく読みやすいかと思います。
とにかく痛い描写が多くびっくりしました。
中盤からはやるたびに血がでているようだし、股間のものを金輪で拘束したり…。
受けは他の人にもやられていて、その描写も痛々しい。
そして多くの人がなくなるので、残酷な描写もあります。
読んでいると、三人称から途中で一人称に変わったり、独り言のような心の声が入ったりするので、独特でした。
少し読みにくかったです。
わたしとしては、甘さよりも痛さの方が目立ったので、合う合わないの分かれる作品ではないか、と思います。