ダークタワー I ガンスリンガー
著者 著者:スティーヴン・キング , 訳:風間 賢二
時間も空間も変転する異界の地〈中間世界【ミッド・ワールド】〉。最後の拳銃使い【ガンスリンガー】ローランドは、宿敵である〈黒衣の男〉を追いつづけていた。タルの町で〈黒衣の男...
ダークタワー I ガンスリンガー
商品説明
時間も空間も変転する異界の地〈中間世界【ミッド・ワールド】〉。最後の拳銃使い【ガンスリンガー】ローランドは、宿敵である〈黒衣の男〉を追いつづけていた。
タルの町で〈黒衣の男〉の魔術によって死から甦った男や、妖艶な女説教師らから情報を聞き出し、孤独な旅は続く。
やがて、別の世界からやってきた少年ジェイクと出会ったローランドは、少しずつ心を通わせてゆく。だがその矢先、思いがけない事態が2人を襲った。
〈特典〉山田章博氏によるカバー装画のラフ。普段は絶対に見ることができないラフ画を、収録します。
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いささか残念な復刻版
2017/02/19 07:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故か『ダーク・タワー』シリーズが角川文庫から刊行スタート!
え、私、新潮文庫版持ってるんだけど・・・と思ったら。
なんと加筆修正版と新刊があるらしい! しかも映画化決定とのこと!
そのせいか・・・でも黒がベースの新潮文庫版表紙と比べるとなんか全体的に白いのは、イメージを刷新するためもあるんだろうけど、今ひとつ重厚感に欠ける。 あ、新潮文庫版は<ダーク・タワー>だけど角川版は<ダークタワー>と中黒がないのも違いですかね。
ま、もともとハードカバー版を出したのは角川の方だったけれど・・・文庫で新訳、完結編まで出したのは新潮文庫のほう。 素晴らしいカラー口絵も、今回の角川文庫版から消えた。 内容はともかく・・・まず装丁でがっかり感が半端ない。
しかし訳は新訳を担当した風間さん版を踏襲(確かに手を入れる部分は少なくて済むし、世界観は理解している人だし)。
そしてこのシリーズを「スティーヴン・キング最高傑作!」とするのはいかがなものか。
最重要作品ではあるが(むしろこっちの情報のほうが重要)、残念ながら最高傑作とはいえない。
このシリーズは長いのも特徴なれど(新作が加わったならば尚更)、この作品の存在故にすべてのキング作品が繋がるという重要な位置づけ。 世界観が理解できるまで『ガンスリンガー』はいちばん短いのにもかかわらずわかりにくい!
が、それさえがんばって乗り切れば『運命の三人』からは怒濤の勢いで進むこと間違いなし! だから更にスピードアップする第3部『荒地』の発売まで間をあけられるとつらい!
それとも読者が『ガンスリンガー』に時間がかかることを見越しているのか?
でもある程度のキング読者ならこのシリーズは読んでいるはず。
映画化のための新装復刻版発売なのだとしたら・・・(特に素晴らしかった新潮文庫版を知っている身としては)、なんだかいろいろ残念すぎる。
それでも買ってしまう自分が悪いのだろうか・・・。
評価は、本の内容そのものではなく、装丁に対してのものです。
長大な“導入長編連作集“に少々食傷気味。
2018/06/21 09:21
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長大な“導入長編連作集“に少々食傷気味。確かに、様々なヒントが隠されていて興味をひかれはするが、いずれも著者は理解しているが読者には何のことか判らないということで、完全に著者の手の上で転がされ弄ばれている。唯一「暗黒の塔」を巡る、最後の「ガンスリンガー」=ローランド・デスチェインが主人公の物語であることは判ったが、まだその他の主役すら出てこないのだから参りますね。敵の主役と思ってた「黒衣の男」=ウオルター・オディム=マーテンすらあっさりと消えてしまったではないか。全7巻の超長編。先が思いやられて来た。