- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2017/05/26
- 出版社: 東洋経済新報社
- ISBN:978-4-492-53390-1
衰退の法則
著者 小城武彦
なぜ、同じような業界・経営環境でありながら、繁栄する企業と破綻する企業に分かれてしまうのか?なぜ、衰退を認識していながら、破綻に至るまでそこから脱却できなかったのか?破綻...
衰退の法則
06/23まで通常3,300円
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商品説明
なぜ、同じような業界・経営環境でありながら、繁栄する企業と破綻する企業に分かれてしまうのか?
なぜ、衰退を認識していながら、破綻に至るまでそこから脱却できなかったのか?
破綻する日本企業には「衰退のメカニズム」が存在する。通常は大きな問題を引き起こすことはないし、見過ごしてしまうことが大半である。しかし、ひとたび事業環境が変化をすると、突然牙をむき始めて、ズルズルと業績を下げ、企業を破綻に追いやってしまう、いわば「サイレントキラー」である。具体的には、ミドルによる社内調整、出世条件と経営陣登用、経営陣の資質と意思決定……、といったことが、企業の業績の成否を分けている。御社にはこのサイレントキラーが眠っていないだろうか。また、サイレントキラーの駆動を避けるには、何をすべきだろうか。企業再生の最前線で活躍してきた著者が膨大な現場の生の声と、経営学・心理学の知見から紡ぎ出した経営組織論のフロンティア。
目次
- まえがき
- 序章 破綻企業に共通する「衰退の法則」をあぶり出す
- 第1章 破綻企業の内側
- 第2章 日本企業への文化の影響
- 第3章 優良企業の内側
- 第4章 オーナー系企業の内側
- 終章 日本企業への警鐘
- 補論
- 謝辞
- 参考文献
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経験と研究の両面から企業衰退の原因を探索した良書だと感じました。
2019/12/08 23:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的に学術書の部類に属するかと思いますが、検討したケースのインタビューが多数掲載されていて、実企業をイメージしやすいです。また、部類が学術書であっても、土台がターンアラウンドをされていた人の着眼に基づいているので、解説されている内容もとてもしっくりきます。
衰退のサイクルが自走する、という旨が度々登場し、そこに対して2点の楔が打たれている企業か否かがポイントであるというのも、話の展開が理解しやすいように書かれていたと思います。
自身が読後一番感じたのは、これらのサイクルや、くさびの打ち込みに躍起になる事が重要なのでは無く、それらの風土があることを折に触れて自戒し続ける事が重要なのではないかという事です。本書の行間から、そのような雰囲気を感じました。2つのクサビはあくまでもシステムの一つであり、システムは人のサポートをする事が主な仕事ですので、肝は自戒なのかもしれないと感じた次第です。
折に触れて読み返したいです。
面白い視点
2021/06/15 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る
衰退してしまった企業と優良企業の違いは何なのか?誰しも疑問に感じている点を従来あまり指摘がなかった視座で分析し、数字的な裏付けも示してくれている。自分の社会人生活の経験値から考えてもかなりうなづけるポイントが多かった。行動経済学の本を少し読んでみようと思わせる端緒としては良書だと思う。