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頼山陽とその時代 上
著者 中村真一郎
名は襄、字は子成、通称久太郎。安永9年、儒者頼春水の長子として大坂に生まれる。後に、天賦の詩才と史書の叙述で天下に令名を馳せる頼山陽(1780‐1832)である。その一代...
頼山陽とその時代 上
頼山陽とその時代 上 (ちくま学芸文庫)
商品説明
名は襄、字は子成、通称久太郎。安永9年、儒者頼春水の長子として大坂に生まれる。後に、天賦の詩才と史書の叙述で天下に令名を馳せる頼山陽(1780‐1832)である。その一代の文章は、幕末期に尊王攘夷運動の原動力ともなった。作家中村真一郎は、この人物の内面を丹念に掬い上げながら、生涯の全貌と時代の知的風景を余すところなく描き出す。発表後、山陽のみならず、江戸漢詩文の再評価をもたらした傑作評伝。上巻では、精神の異変と、脱藩事件や遊蕩によって始まる山陽の生涯、一族のあり様、西遊中の交際などを扱う。芸術選奨文部大臣賞受賞。
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江戸時代後期の儒者、頼山陽の生涯とその時代を生き生きと描いた評伝です!
2020/04/17 10:34
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、江戸時代後期の儒者であり、勤王家であった頼山陽の生涯と彼が生きた時代を描いた作品です。頼山陽は、初め叔父であった頼杏坪について広島で学び、さらに江戸で尾藤二洲や服部栗斎に師事した後、京都に出て私塾を開き、書斎山紫水明処を営むようになります。門弟教育の傍ら、日本各地を歴遊、篠崎小竹や梁川星巌、大塩平八郎、浦上春琴ら多くの文人墨客と交わり、『日本外史』、『日本政記』、『山陽詩鈔』、『日本楽府』、『山陽遺稿』など多くの書を著しています。同書は、頼山陽のみならず、江戸漢詩文の再評価をもたらした傑作評伝とも言われ、ちくま学芸文庫では上下2巻シリーズで刊行されており、同書はその上巻です。同書では、頼山陽の精神の異変、脱藩事件や遊蕩によって始まる山陽の生涯、一族の在り様、西遊中の交際までを扱っています。