- 販売開始日: 2017/07/28
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-349078-7
KING OF BANDIT JING(4)
著者 熊倉裕一(著)
愛するものを喪った悲しみゆえに「恋愛税」を導入。その税収をすべて注いで建設される巨大な墓標「パルフェ・タムール」を中心に、悲しみの霧が町中を覆う街ムーランルージュで、いき...
KING OF BANDIT JING(4)
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商品説明
愛するものを喪った悲しみゆえに「恋愛税」を導入。その税収をすべて注いで建設される巨大な墓標「パルフェ・タムール」を中心に、悲しみの霧が町中を覆う街ムーランルージュで、いきなり恋愛税の脱税容疑で追われる羽目となったジン&キール!手錠で繋がれた恋愛税審査官アニゼットとともに、街に隠された人々の物語、街の主ボルスの過去を知ることとなる。
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恋愛税!?歓迎に決まってるだろう!!
2019/02/24 10:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかんだで恋人を失った高位者が恋愛しているカップルに重税を課すお話。
ボルスの思惑はともかく「リア充に課税」するのは大賛成だ。
恋愛税の査察官=マル愛は人造人間が中心に活躍し、かなり強大な警察権も持っている。
まぁ人造にしては出来が良すぎたみたいだが。
聖ヴァレンティヌスの伝承や、『Seventh heave』(旧3缶)のセルフパロディを思わせる構成でもある。
しかしあえて霧を前面に出し作画の難易度を上げるものか…。細かすぎて雑誌掲載時にもカスレていたのが思い起こされる。
その霧を構成する“DLDM粒子”なる謎物質。
エンジンの燃料噴射で使われるDDM法=Discrete Droplet Model/離散液滴モデル→DLDM/仏語:De Loin et de Mots=遠くから言葉から、なんて言い回しがあったのを思い出したがどうだろう。
洋画ではDLDM-****の品番が付くソフトも多いようで、むしろこちらかな?
そう洋画といえば英映画『ザ・ロッキー・ホラーショー』、米映画『狩人の夜』も忘れてはいけないだろう。
どちらもかなり古い。
前者は主人公が人造人間である。アニゼットの手錠・Love&Hateの文句、移動教会に謎の牧師の意匠とヴィジュアル上の共通点が非常に多い。
(ただまぁ時間を割いてまで見るほどのものではないか?)
作中の「Light my Fire」はこれまた古いがドアーズの名曲だ。
作者とはそんなに年齢離れてないはずだが、どうして生まれる20年は昔の歌を知っているのか…(人の事書いてる場合か)。
歌詞に♪And our love become a funeral pyre/俺達の愛は火葬の薪にされるんだから、と見事に恋愛特区を締めくくっている。(Pyreで火葬と言うか三昧の薪くらいの意)
ここまで来たら今度は縦に読んでみようか横に読んでみようか、ジンもキールも大人しめ、まだ中~壮年くらいなのに老人のように枯れきったボルス。
好対照なアニゼットのお転婆と奮闘(空転)ぶりが印象深い前半。
さらに余談ではあるが、本作のアニメ版では、主題歌・劇伴曲ともスクーデリア・エレクトロが担当していた。
石田小吉(ショーキチ)の作詞作曲『Shout it loud』で歌われていた「語れ心に 君は走る、君は走る』が、ことに特徴的な事を挙げておきたい。