文学のレッスン(新潮選書)
長篇小説はなぜイギリスで、短篇小説はなぜアメリカで発展したのか。エッセイという形式はどのようにして生まれたのか……小説から詩、エッセイ、伝記、歴史、批評、戯曲まで、古今東...
文学のレッスン(新潮選書)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
長篇小説はなぜイギリスで、短篇小説はなぜアメリカで発展したのか。エッセイという形式はどのようにして生まれたのか……小説から詩、エッセイ、伝記、歴史、批評、戯曲まで、古今東西の作品を次々に繰り出しながら、文学の大山脈を奔放自在に探索し、その真髄に迫る。湯川豊による「最晩年の十年」を新たに加えて選書化。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
文学のレッスン
2021/02/11 00:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に国や時代を限定することなく、「文学」について、丸谷才一が豊かな学識をもとに語っている。聞き手は元『文学界』編集長で、のちに大学教授などになる湯川豊。さすが文芸誌の編集長と言うべきか、丸谷が話題に上げる文学作品について、感想も交えて応じる事ができており、聞き手もすごいと思えた。インタビュー形式で、会話文なので読みやすく、丸谷の歴史的仮名遣いが苦手と言う人でも読みやすいと思う。
文学は長編、短編小説、伝記・自伝、歴史、批評、エッセイ、戯曲、詩に分けて論じているが、それぞれ対応するところがあったり、文学論を越えて文明論ではないかと思われるような点もある。
多くの文学作品が登場するが、それらが巻末にまとめてあるのも良い点。