魔導の矜持
著者 佐藤さくら
内乱以来、魔導士への迫害がさらに悪化したラバルタ。デュナンはミオ師の私塾で学ぶ魔導士の卵だが、落ちこぼれだ。ある日、私塾が魔導士を逆恨みする村人に襲われ、師や兄弟子たちが...
魔導の矜持
商品説明
内乱以来、魔導士への迫害がさらに悪化したラバルタ。デュナンはミオ師の私塾で学ぶ魔導士の卵だが、落ちこぼれだ。ある日、私塾が魔導士を逆恨みする村人に襲われ、師や兄弟子たちが殺されてしまう。生き残った弟弟子と妹弟子を連れ、必死で逃げるデュナン。だが、所詮は子どもの足、魔導士狩りの人々に追われ、力尽きた彼女らを救ったのは、貴族の庶子ノエと元騎士のガンドだった。四人が魔導士とは気づかず助けてくれたのだ。デュナンは、自分たちは魔導士に追われていると嘘をつくが……。『魔導の系譜』『魔導の福音』に続く、シリーズ第3弾。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
地味だけど大事で
2020/03/22 04:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ四作品の中で一番「魔法を題材にしている感」は薄かった気がします。一巻はレオンとゼクスの導脈連結、二巻はリーンベルの妖精、四巻は禁術の描写が見事なのですが。
……というのは、主人公であるデュナンの使う魔術は普通の操魔とは違う感覚で、ちょっと表現が地味なんですよね。デュナンは扱える魔術の規模が小さくて、ゼクスのように派手に暴れる力もない。(その小さな魔術で危機をどう切り抜けるかは、なかなかに面白いです。)
しかしこれが四巻でメインとなる禁術に関連深く非常に大事なものなので、最終巻手前の三巻で題材になったのも納得です。
友達実は生きてましたオチかと思ったらそんなことはなかった。世界観にはお約束が多い代わりにストーリーはたまにお約束なんか知ったことかって感じになるの割と好きです(笑)
尊い個性
2019/12/14 19:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
命を狙われる4人の幼い魔導士を、隣国に逃すために守りながら旅をする2人の騎士の物語。今作で気づかされたことは、人は一人ひとりが、それぞれ異なっているのだということ。ファンタジーですが、現実の世界にも通じるものがあります。魔道士や騎士の葛藤がよく表されていて、登場人物みんな好きになりました。レオンやゼクス、アニエス、アスターやダーニャといった第1巻からここまで登場した人物の登場と各国の背景も確立されてきて、いよいよ次巻の最終巻が楽しみです^_^