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置かれた場所で咲いた渡辺和子シスターの生涯
著者 保江邦夫
「人間に上下はありません。しかし、人格に上下はあります」2016年12月30日に、すい臓がんで89歳の生涯を閉じた渡辺和子シスターの思い出を、20年以上にわたり“名誉息子...
置かれた場所で咲いた渡辺和子シスターの生涯
置かれた場所で咲いた渡辺和子シスターの生涯 “名誉息子”保江邦夫が語る
商品説明
「人間に上下はありません。しかし、人格に上下はあります」
2016年12月30日に、すい臓がんで89歳の生涯を閉じた渡辺和子シスターの思い出を、20年以上にわたり“名誉息子”として心の交流を重ねてきた著者が語り尽くす。
2・26事件の真相、シスターの大失恋、ルルドの泉の奇跡、マザー・テレサとの交流についても、新事実を紹介。
第1章: シスターとの出会いについて
第2章: 「置かれた場所」について
第3章: シスターの伝説について
第4章: 信じることについて
第5章: 愛について
第6章: 2・26事件について
第7章: 奇跡について
第8章: 試練について
第9章: 死と別れについて
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紙の本
静かにそばに置いておきたい本です。
2021/04/17 07:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
シスター渡辺和子さんと私は、単に著者と読者という関係でしかありませんでしたが、ご著書を読み始めてからの二十余年の間にお手紙を差し上げると、必ず自筆のお葉書をくださっていました。私の宝物です。
保江さんはシスターとたいへん近しいところにいらっしゃった方でした。
よく、誰かが亡くなると故人のことをいろいろ暴く方がいらっしゃいますが、保江さんはそうではなくて、知らせてくれることは知らせてくれたけれども、あとは故人の尊厳を守ってくださったのだなと、ほっとしました。
シスターのご講演を聴きに行った日のシスターのほほえみが思い出されます。
保江さんのご著書とあわせてシスターの心を私なりに受け継いで暮らすつもりです。
紙の本
著者の愛情に満ちた著作
2021/01/11 13:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
渡辺和子シスターの生きざまがよく分かる本だった。著者とシスターとの絆を感じるとともに、シスターへの思慕と愛情が満ちた本。
「人格に上下はある」とは厳しい言葉であった。
キリストがゲツセマネで悩み悶え苦しみながら、神のみ心・み旨のままにと祈られたことを考えると、(死後も含めて)シスターの足を引っ張った方々がおられることが辛い。
話は飛ぶが、マザーテレサもまたそういったことに苦しまれたのではないか。
何処に行ってもドロドロとした名誉欲、利益を求める人がいることが悲しい。
著者が洗いざらいぶちまけず、心に収めたのは救われる。