読割 50
電子書籍
絶滅危急季語辞典
著者 夏井いつき
『ぎぎ・ぐぐ』ゴンズイ科の海水魚。胸鰭の棘を動かして「ぎぎ」「ぐぐ」と鳴く。『オランダ雉隠』アスパラガス。ちなみにブロッコリは『子持花椰菜』である。『われから』藻に鳴く虫...
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絶滅危急季語辞典 (ちくま文庫)
商品説明
『ぎぎ・ぐぐ』ゴンズイ科の海水魚。胸鰭の棘を動かして「ぎぎ」「ぐぐ」と鳴く。『オランダ雉隠』アスパラガス。ちなみにブロッコリは『子持花椰菜』である。『われから』藻に鳴く虫といわれる、謎多き虫。『雪坊主』雪国の妖怪。『大根祝う』鏡餅の上に輪切りの大根を飾る、元日の宮中の風習。──消えゆく季語に新たな命を吹き込む読み物辞典。超絶季語続出の第二弾。
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紙の本
例句が前よりもグレードアップ
2019/12/14 10:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『絶滅寸前季語辞典』の続篇。
絶滅寸前季語保存運動の盛り上がりなのか、
例句が前よりもグレードアップした気がする。
絶滅の危機に瀕した季語の中でも、
少しは分かるものと、なんじゃこれは、というものが、
まだらにまざりあって、不思議な面白さ。
夢かうつつか。
夏井いつきの近況と回顧とがまざりあって、これも面白い。
俳句における季語って、おもしろい存在だなあ。
俳句を第二芸術とよんだのは、そしったのだけど、
第二芸術だからこそ、いろんな人が楽しめる、
という正の側面もあるよね、と
思わせてくれる本でした。
紙の本
永久保存
2018/07/24 04:24
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は俳句界きっての怖いオバサン夏井いつきで、彼女は俳句甲子園を立ち上げ、テレビの俳句バトルですっかり有名だ。
彼女は昭和32年生まれの還暦過ぎ。
戦後のアナログの時代から今のネットの時代まで、大きな変化を感じて生きてきた。
その中にあって、今まさに消え失せようとしている懐かしい季語を紹介し、俳句とは一体何か?を問うている気がする。
紙の本
無理してでも使いたくなるチャーミングな季語たち
2018/12/30 15:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
「妹がり行く猫」なんていう、ちょっと淫靡でコミカルな季語まで紹介されていて、何とかして一句ひねり出したくなります。
電子書籍
前作の
2021/04/25 07:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶滅寸前季語辞典、に続いて読んでいます。俳句を、詠まない人にとっても、これは絶対楽しめます。日本語の奥行きの深さもわかるし、こんな言葉は初めて聞いた、こともたくさん!学生さんにもオススメ。
電子書籍
奥深くて幅広い季語の世界
2018/12/30 16:07
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
図版や例句がふんだんに掲載された歳時記も便利なのでしょうが、門外漢の初心者には事典風読み物が身近で読み易いです。正月の元日から六日までにそれぞれ鶏日、狗日、猪日、羊日、牛日、馬日と別名があるなど、豆知識も得られます。
一月七日は「人日」だそうで、これは前書『絶滅寸前季語辞典』に載ってるそうなので、こちらも併せて読みたくなります。