紙の本
「3K職場」ってかつては言われたなぁ
2019/12/30 19:10
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投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本部からの契約解除通告とか、アルバイト店員の自腹営業とか、コンビニの過酷さを伝えるニュースをよく目にします。コンビニ店の経営者も従業員どちらにもブラックなコンビニ業界を支えてるのは,タイトルにあるような「コンビニ外国人」ということがリアルにわかる本でした。タイトルには、コンビニで働く外国人という文字通りの意味は当然あります。しかし、それだけでなく、時給も高くなく、膨大な業務量で日本人が敬遠する仕事をになわせる、雇う側にとって都合のいい働き手という意味もあるように思いました。賞味期限が切れたとか理由をつけて、コンビニ外国人を粗末にしないでね。
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
確かに、街中やコンビニの店員さんを見ても外国人が増えているなと思います。気になっていたのは、その人たちがどのようにして日本に来て、どのような生活をしているのか? その疑問に答えてくれる一冊です。
悪質な日本語学校の事例は胸が痛くなる感じですが、様々な良い取り組みも進んでいるのは救いです。しかしやはり、外国人の正しい受け入れ体制構築が急務なのは間違いないでしょう。
超高齢化が進んでいく日本。絶対に貴重な人材となるであろう外国人。まず、果たして「東京オリンピック後」はどのような動きとなっていくのか、日本は外国人にとって魅力ある(もしくは働く気になる)国であり続けられるのか、不安な気持ちになりました。
電子書籍
コンビニから世界を日本を考える
2019/06/21 14:51
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投稿者:AR - この投稿者のレビュー一覧を見る
近頃コンビニの店員さんに外国人が増えてきた。その実態の裏で何が起きているのか、この本を読んで良くわかりました。東川町などの取組に未来への希望を感じます。
紙の本
日本社会を生きる外国人
2019/01/16 22:31
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投稿者:乱桜ヨシュア - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が中国出身の留学生でセブンイレブンで二年間バイトを続けています。このタイトルと目次を見て即購入しました。日本社会においてはコンビニがもはや無くてはならない存在です。全日本の大手コンビニで働く外国人店員が四万人超とのことです。本書はコンビニの例をはじめ、日本社会における外国人の働き方や心の声などを記しており、とても参考になります。今年四月に新入管法施行につれて、日本で働く外国人が増える見込みですが、本書を読んでおくことをお勧めします。
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中国も2025年を境に人口減少する。労働力不足は日本だけの問題ではなくなり、労働力は中国や近隣諸国からは来なくなるかも知れない。つまり、将来は日本のコンビニ外国人が少なくなるということと理解した。オリンピックを境にって話もありますが、2025年の方がリアルですね。
そういう意味では、仕事にあぶれるリスクは減っていくのかなーと楽観的に思ったり。まあ、やりたいと思うような仕事は取り合いなんでしょうけど。
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個人的に最近身近な内容なので、興味深く一気に読んだ。
私も著者と同じく、コンビニのバイト外国人が日本語学校の留学生ということを最近知ったばかりだ。
それ以外のところも、私自身が最近知ったばかりのことが多くて、そういう意味では新鮮さはなかったが、著者と同じように、「そうだよね、知らなかったよね」と思いながら読んだ。
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近頃コンビニのレジでよく見かけるようになった外国人。
中国系かなーという人がいるかと思えばインド人のような人(本書によると実はネパールなどからの来日が多いらしい)もいる。
でも一体彼ら(彼女ら)はどこから、どのような立場で、何人くらいきているのか、ということについては実はほとんど知らなかった。
「コンビニ外国人」はこれらの疑問に応えるために数多くの取材を通じて筆者が足で作りあげた本。
日本はすでに労働力のかなりの部分を彼ら(彼女ら)外国人に依存しており、Made in Japanも実は外国人によって作られ売られているという現実をしっかり知ることができてよかったかなと思います。
今後はもっともっと"コンビニ外国人"の人たちは増えていき、お付き合いも増えてくることが予想されています。
全く知らないがゆえに生じている若干の警戒心というか距離感を埋める第一歩は知ることかと思いました。
その第一歩としては良い本だと思います。
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タイトルはキャッチーですが、技能実習生の抱える問題や留学生ビジネスの闇など、在留外国人問題を包括的にまとめた気合の入ったルポルタージュです。
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早朝のコンビニでレジを担当するのは外国人。
当たり前過ぎて、何も思わなくなった事実を丁寧に
掘り下げている。
人材派遣会社と化している日本語学校の問題など
構造的な原因にも切り込んでいる。
「しかし、いま、外国人留学生にまつわる問題は複雑に絡み合っていて、糸口をひとつほどいてもつながる先にはまた別の混沌と暗闇がある」と筆者があとがきで指摘するように、単純ではない。
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外国人のために単純労働のための就労ビザを出さない日本にでは、コンビニで働いている外国人アルバイトはほとんどが留学生である。
真面目な大学生や語学学校の学生もいれば、実質的に出稼ぎ労働者となっている留学生もいる。
週28時間という規制があるものの、それを超過して働く学生も多い。
労働力不足のコンビニ業界が留学生の採用に前のめりで研修もしっかりしていること、コンビニで使う言葉は(サービスは多岐に渡るものの)アパレルや家電量販店と比べると平易であることも背景にある。
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出稼ぎしたくて日本を選ぶ外国人もいるかもしれない。
けど、辛かったと思って本国に帰ってほしくない。
そう思った一冊
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近頃コンビニで外国人の方が働いているのをよく見かける。
しかも、以前は中国人が多かったが、最近は別の国の人が多くなったよな〜、となんとなく感じてて興味があった。
この本を手にとったのはそれが理由。
読んでみると理由がよくわかった。
彼らやベトナムやネパールやミャンマーなどから来てる人たちなんだな。
しかし、「留学生」や「技能実習生」の問題は本当に酷い。
海外で学びたい人や、ちゃんと学んでほしいと頑張ってる教師の方達を、完全に食い物にしている。
結局、理由がすべて「お金儲け」にあるのも情けない。
これはこういった移民問題の話だけではない。日本社会では「お金」しか信じられない人達が増え、社会が融解してきている。この本で扱っている問題も、根っ子はこの問題に突き当たる。お金以外は関心がない。つまり「無責任」な社会。
しかし、日本は人口減少することは難しい予測計算などしなくても実感でわかっている。ならば、外国の人を受け入れて、何とか一緒に楽しく暮らす方法を考える方が自然である。
それに、どう考えてもそっちの方が楽しいと思うのだが・・自分が知らない文化や言語などを教えてもらえるキッカケにもなるわけだし。意見の違いもあるだろうけど、「ダイバーシティ」とか横文字使って満足してるだけじゃなく、その違いを楽しめる精神を養えば良い。
そういう、前向きな方向性に社会が進んでくれることを願う。
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新聞の書評で興味を持った。個人的には、コンビニ店員に外国人が多いとは感じていないが、小売業や飲食店にはたしかに外国人が増えたように思う。著者は、1年にわたり、外国人が留学生や実務研修生として来日する仕組みやその実態、そして、当の外国人に取材するだけでなく、日本の労働力を実際に外国人が担っていることを解説している。店員のように表に出てこないところにも、外国人がアルバイトや研修で働いており、彼らなしでは、現在の各種サービスが成り立たないこと、そして、彼らが日本に見切りをつけたとき、この国の経済や産業はどうなってしまうのか、という疑問を突きつける。このように、問題点に気付いて問題提起している人がいる一方、我々の多くは、それを見て見ぬふりして問題を先送りしている。本書で、ある外国人が言うように、2020年東京オリンピックの後に、日本に来たいと思う外国人が激減したとき、日本経済、そして我々の生活はどうなっているのだろうか、という重い課題が残された。
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コンビニやファミレスやマックで働く若い外国人。
アジアから留学ピザで入国して日本語学校に入学する。
そこで二年以内にある程度の日本語試験や大学に合格しないと帰国させられる。
日本語学校は2017まではザルでどうしようもない学校も多かった。日本語教師は薄給で経営者が儲けている。
色々な闇を抱えているが人手不足の日本経済を回して行くには必須な外国人労働者。
「労働力が欲しかったのに、来たのは人だった」というのがドイツのトルコ人労働者への言葉。
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Kindleで読了。外国人材受け入れに関わる部署にいるけれど、あまり実態を知らずに仕事をしていたな…と反省。共生のキーになるのは「交流の経験」という部分に共感した。