雨かんむり漢字読本
著者 著者:円満字 二郎
雨かんむりの漢字には、物語がたくさん詰まっている。「霽」(さい、はれる=晴れる)は雨かんむりの漢字だが、晴れるという意味を持つ。雨なのになぜ晴れの意味を持つのか。漢字の起...
雨かんむり漢字読本
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商品説明
雨かんむりの漢字には、物語がたくさん詰まっている。
「霽」(さい、はれる=晴れる)は雨かんむりの漢字だが、晴れるという意味を持つ。雨なのになぜ晴れの意味を持つのか。漢字の起源は呪術から始まっていると言われる。呪術師の重要な役目は「雨乞い」なので、いつ雨が降り出すのか、いつ止んでしまうのかに関心があった。「晴れ」という概念は無きにひとしく、「雨が止んだ時」という意味で「霽」が使われたのだ。雨の漢字をひもとくことで漢字の起源や中国の歴史や文学にも触れることができる、無類に面白い漢字エッセイ。
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『雨かんむり漢字読本』
2018/07/05 20:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「雨」にまつわる漢字から思いつくまま気のむくまま、成り立ち、中国や日本の古典での用例、そこに込められた思いなどに想像をめぐらせ、紡ぎ出した漢字エッセイ集
「霞」の色は白? 赤?
「霹靂」はハイテク車のこと?
「雹」と「霰」はどう違う?
2014年から芸術新聞社のホームページに連載した「雨の漢字の物語」をベースに構成を見直し、大幅に加筆修正して単行本化
雨一つとっても多様。
2020/01/11 17:29
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本語で雨模様を表す言葉が多数あるが、これは、雨冠の漢字の解説本。
空から大地に降ってくるのは、水滴だけではない。カミナリもあれば、ユキ、アラレ、ミゾレ、ヒョウもある。現在では意味が判然としないが雲の状態を洗わしていた時もあるという。雨が上がっての晴れやニジを表す漢字もあり、面白い。
霙、雪の結晶説。捨てがたい。