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投稿者:読んでます。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
呪いが、いや人間が怖すぎる、結末は予測不可能です。
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投稿者:Snow - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画来るを見てから澤村先生の原作をシリーズで購入 ぼぎわん ずうのめ ししりば などらき等タイトルだけでも不気味で不穏な雰囲気ですが 内容もまた久々にゾクっとするホラー小説でした ずうのめって何 という謎が中盤で解明されるのですがとにかく人って怖い‥呪いの感じが貞子的ですが最後まで驚きの展開で何度も読み返すお気に入りの一冊です
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投稿者:忠美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あるライターの死をきっかけに呪いに巻き込まれていく編集者。呪いの発端と思わしき原稿。ひょんな事から、野崎、真琴も呪いの真っ只中へ。
原稿には、真琴の姉の死の謎も含まれており。真実を知った真琴のとる行動。と本当あっと言う間に読み終わりました。
良く、ラスト10分の衝撃が・・・等の宣伝文句を聞きますが、その宣伝文句はこの作品の為にある!と感じました。その真実を知り最初の方へと読み直しをしました。この衝撃を分かち合える方が増えて欲しいと思いました。
この作者の方の虜になってしまいました。
「悪いモノを呼び込むスキマ」を作らないように
2019/01/16 21:33
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
澤村先生のホラー第2弾。
導入の第一章、驚きの第二章、大どんでん返しの第三章。あのリングの系譜を継ぎながら、謎解きミステリーの要素も加わり、圧巻の展開でした。また様々な細かで巧みな設定に感服しました。例えば、冒頭のオカルトライターの死が、まさかラストの壮絶シーンに繋がるとは・・・。さらには「ぼぎわんが、来る」と同様に、人間の2面性を見事に描ききっています。
「悪いモノを呼び込むスキマ」を作らないようにしないと、「ずうのめ人形」は来ないまでも、人生は好転しないという教訓も得ることができました。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の登場人物が同じなので、前作も一緒に読むことをお勧めします。メリーさんを思い出させる恐怖感でした。
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里穂の原稿の真相には驚いたけど、逆に呪いが発動した理由がぼやけた感じ。家庭環境や孤独はともかく、むしろ恨みの念が深いのは絵の彼やゆかり側だという気がしてしまう。
そこが曖昧に感じたので全体的に『ぼぎわんが、来る』より怖さはマイルドな印象。どちらかと言うとミステリー要素の強さに引っ張られ、人間心理や謎と真実に迫っていく過程、断片的なピースが最後は整然と繋がる見事な構成にすっかり惹き込まれた。ホラー好きの一母親としてはいろいろ複雑な気持ちの読後感。
野崎と真琴ちゃんの幸せが見届けられたのは嬉しかったな。
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デビュー作が面白かったので、2作目も購入。
前作よりミステリっぽさが強い読後感。ホラーとしての恐怖感は前作の方が強かったが、読んでいて引き込まれるのはこっちかな?
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秀樹の印象が第2章からがらりと変わってしまうっていう…
順番逆に読んでしまったけど、このあと「ずうのめ人形」につながっていくのか。
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いや〜 これはなかなか良かった。ぼぎわんが来るも良かったけど、凌駕するほど良かった。終わり方がね、ぼぎわんと同じ方法かなと思ったら、意外!筆者の意気込みを感じました。これからも読み続けたい一人です
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ぼぎわん〜に続き、比嘉シスターズが出てくるとtwitterで読んで即購入。
読み始めて、ちょっとリングっぽいのかなぁ〜?とは思ったけれど。。。
特筆すべきは、第3章のゆかりという章。
ここで今までの伏線を見事に回収。ホラー小説からミステリー小説の様に形を変えて展開していく辺りは、素晴らしい!
ぼぎわんは最後まで割とホラーっぽかったけど、こちらはホラー、ミステリー、社会問題と割と内容が盛り込まれていて。でも、とっ散らかったままで終わらないから、すごいなぁ!と感心した。
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これは比嘉姉妹(と野崎)が登場するシリーズものになったと考えて良いのかな。
真琴と野崎は結婚。岩田は呪われて死亡。琴子はほんの少し登場。比嘉姉妹、全部で何人なのかわからないけれど琴子の妹、真琴の姉にあたる人物が既に死亡していることが判明。
……シリーズとしての進展はこのくらいかな。
もともとは作り話だったはずの「ずうのめ人形」の都市伝説が本物の呪いになってしまうというお話。どうして人形は単なる照準で、化け物の実体は赤い何かなのかはよくわからない。「そういうふうに生み出されたモノ」と思うしかないのかな。
呪いを生み出した本人はいじめられて惨めだったという自己認識のようだけど、実は可哀相なだけの子じゃなかったという。それにしても、「ホラーが好き」というだけでそこまでいじめられるか?というのはちょっと疑問。
戸波さんがユカリちゃん=亜紀の母親、ということには気付けなかった。でも、彼女が言った「女であることも妻であることも母親であることもやめる」という主旨の発言の真意がわからない。あと、その場所なら巻き添えが大量に出ることがわかっていて復讐を決行するというのは恐ろしい。
今回琴子が出張って来なかったのは、単に「別件で忙しかった」とかそういう理由なのか、それとも結末まで見越して「真琴は死なない」とわかっていたからか。
ラスト、なにやら孤独を抱えているらしい藤間があわよくば呪いを広めようとしている、という解釈で良いんだよね。私などは、これからもなんとなく野崎さんに仲良くしてもらえるんじゃない?と思うのだけど。
マウンティングおじさんが絶妙に鬱陶しくてむかつく感じで良かった(いや、むかつく感じなんだから「良く」はないか)。
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怖さで言ったら、怖くない。
ぼぎわんは、なんなのかわからない怖さがあったから。
でも、なんというかトリッキーな書き方があって、うわー騙された、というか、気づかなかった!っていうところに感心した。
あと、この方の書く、無自覚の人間の怖さにはやはり震えた。
ホラー的には怖くなくって読みやすかったなー。半分過ぎたあたりから一気に読めた。
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「ぼぎわん」とか「ずうのめ」とか、よくもこんなに「なんとなくゾワゾワする」言葉を思いつくものだなぁ。ぼぎわんも面白かったけれど、終盤のバトルがあまりに激しくて、やり過ぎの感がありました。それに比べてずうのめは暴走度低く、ひそやかに熱い。呪われた青年・藤間たちを描く本筋の話と、彼らが呪われるきっかけとなった原稿と、両方読めるから一粒で二度美味しい。
ずうのめ人形がすぐそばまで近づいてきたとき、藤間の様子にふと思い出して笑ってしまったのが山崎まさよしの“One more time,One more chance”。いつでも捜してしまうのね。こんなとこにいるはずもないのに。いや、おるがな。怖いっちゅうねん。(^^;
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「その物語を読むと四日後に死ぬ」……怪談や都市伝説、特に鈴木光司『リング』でも馴染み深い“感染する呪いと死”のモチーフで書かれた長編ホラー。
自室で変死したライターの部屋に遺された焦げ跡のある原稿の束。オカルト雑誌の編集部で働く藤間が、後輩の岩田から渡された原稿コピーの内容は、中学生の視点で書かれた小説と“ずうのめ人形”という呪いの人形に関する都市伝説だった。その後岩田とその家族も不審な死を迎え、藤間自身も人形の姿を目にしたことで、自分が呪いにかかったことを認めざるを得なくなる。
藤間はオカルト全般に精通したライターの野崎、その婚約者で霊能力を持つ真琴に助力を求める。徐々に近付いてくる人形と死へのタイムリミット。原稿に書かれた謎を探り“ずうのめ人形”の呪いを解くため、3人はギリギリの闘いを始める―。
物語は藤間視点と、作中作の原稿―女子中学生の来生里穂の視点での描写が交互に挿まれながら展開する。当初は実話風のフィクションに思われた原稿だったが、真琴の姉だった美晴が小説内に登場したことでこれが実際の記録であったこと、呪いを解く鍵が(物語内で)実在の人物にあることが判明してから、物語は一気に緊張感を増す。そして“新たな”人物の視点が加わる第三章、迎えるクライマックスで明かされる“ずうのめ人形の呪い”の真実と、明かされる事実の意外さに驚かされ、その悍ましさに慄然とさせられる。
前作『ぼぎわんが、来る』でも、章ごとに語り手が変わっていたが、視点が変わることで前段の語り手が触れていない、気付いていない側面が明かされるということがあったが、今回はそれがさらに効果的に働いており、―ややネタバレ気味だが―ある登場人物への印象がそれこそがらっと変えられてしまうほど。
著者自身、執筆に当たり『リング』を強く意識したそうで、さらに作中作内で里穂が『リング』の原作や公開時の映画を観ていたという設定もメタフィクショナル的で面白い。
力技的王道ホラーといった前作に比べ、謎解き要素、ミステリ的な構成が前面になっている感はあるが、ラストの驚きも含め、ページを繰る手を止めさせてくれないのはさすが。
……この著者お得意の機能不全になった家族描写に滅入らされるのを含め……。
「やった方は覚えていなくても、やられた方は忘れない」
とはいじめ問題でもよく言われることだが、
「やられた事は覚えていても、やった事は忘れている」
というのも、これまた言えることのようで。
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前作は映画化されてもう見たのだが、これも映像化して欲しい。
迫りくる人形は絵的に迫力ありそう。
ただ叙述トリックが映像化のネックかも