読割 50
電子書籍
ブルーロータス 巡査長 真行寺弘道
著者 榎本憲男 著
53歳の真行寺弘道は、「巡査長」という肩書きが警視庁捜査一課で異例なだけでなく、きっちり公休を取り自宅のオーディオでロックを聴くのが楽しみという、刑事としてはかなりの変わ...
ブルーロータス 巡査長 真行寺弘道
ブルーロータス (中公文庫 巡査長真行寺弘道)
商品説明
53歳の真行寺弘道は、「巡査長」という肩書きが警視庁捜査一課で異例なだけでなく、きっちり公休を取り自宅のオーディオでロックを聴くのが楽しみという、刑事としてはかなりの変わり種。捜査の「お約束」である所轄刑事との相勤を避けて単独行動するなど、型破りな行動・言動で知られている。
そしてこのベテラン刑事、ヒラなのに、やけにデカい事件に当たる。
元警察官僚の尾関一郎衆院議員変死事件に続くヤマは、インド人変死事件。荒川沿いを流していた真行寺は、捜査員たちに出くわす。河川敷で死体が発見されたという。やがてこの死体はインド人男性のものであることが判明。死体の耳の周囲に残る火傷に着目し、事件性を感じた真行寺は、インドを専門とする若き研究者・時任の協力を得て真相に迫るが――。
シリーズ第1巻『巡査長 真行寺弘道』が、読売新聞、しんぶん赤旗、産経新聞、「小説推理」、「stereo」など各紙誌で絶賛された、圧倒的なスケールの痛快エンターテインメント第2弾!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
多分野で活躍され、、『見えないほどの遠くの空を』で有名な榎本憲男氏のもう一つの傑作です!
2020/07/31 09:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、映画監督であり、脚本家でもあり、映画プロデューサー、小説家、シナリオアナリストとして活躍され、『見えないほどの遠くの空を』や『エアー2.0』といった著書でも名を馳せた榎本憲男氏の作品です。同書の内容は、真行寺弘道は、ある理由から出世を拒否し、53歳ながら捜査一課のヒラ刑事のままです。ある日、荒川沿いを流す真行寺が捜査員たちに出くわします。河川敷で変死体が発見されたというのです。やがてこの死体はインド人男性であることが判明します。そして、その死に事件性を感じた真行寺が、インドを専門とする若き研究者・時任の協力で捜査を進めていくと思わぬ展開に発展していきます。一体、どのような展開になっていくのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
紙の本
インドのカースト制度問題を日本国内の事件と結び付け、AI(人工知能)の未来問題まで絡めた社会派ミステリー。
2024/01/28 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドのカースト制度問題を日本国内の事件と結び付け、AI(人工知能)の未来問題まで絡めた社会派ミステリー。設定自体はかなり将来的に思えるが、じわじわと国際化する日本社会では意外と近い未来の話かもしれない真実味がある。また、日本では殆ど知られていない(私だけか?)カースト制度がヒンドゥー教と強く結びついていたとは。「カースト外カースト」と呼ばれるダリット階層が、日本の「穢多・非人、部落民」に該当すると知って、他所事ではないと感じた。日本の「同和問題」は今どうなってるのだろう。なお、ヒンドゥー教とカースト制度との関係から真実に迫っていく過程の議論は、哲学的、高尚過ぎて私には消化不良だったため、評価は若干低下せざるを得なかったのが残念。