読割 50
電子書籍
冷えきった街
著者 仁木 悦子
竪岡清太郎一家は続発する怪事件にまき込まれ、恐慌を来していた。長男・清嗣は睡眠中にガス栓を抜かれ、次男・冬樹は暴漢に襲われ、末娘・このみを誘拐するという脅迫状までが舞い込...
冷えきった街
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
冷えきった街 (講談社文庫 に 2-5)
商品説明
竪岡清太郎一家は続発する怪事件にまき込まれ、恐慌を来していた。長男・清嗣は睡眠中にガス栓を抜かれ、次男・冬樹は暴漢に襲われ、末娘・このみを誘拐するという脅迫状までが舞い込んだ。事件解明の依頼を受けた探偵・三影潤が謎に挑むが、やがて第一の殺人が起こり悲劇の幕があく。呪われた一家を待ち受ける運命は……。江戸川乱歩賞作家による傑作長編ミステリー。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
こんな悲劇が……というのが
2021/03/31 02:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わってすぐの感想でした。何もこの人物まで死なせなくても……と思ってしまいました。茂子には、強く生きてもらいたいです。それにしても、三影潤は、人間味があって、魅力的ですね
電子書籍
大人の男、三影潤
2019/08/22 23:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:beni - この投稿者のレビュー一覧を見る
仁木悦子のシリーズ物の一つ、探偵・三影潤。
三影潤の視点から描かれる人間風景と謎とが絡み合いながら進んでいくミステリーである。
意外と最後の方まで犯人が分からない。よく出来ていると思う。
好きなシーンは、三影のアパートに来ると寛いだ感じになり、勝手に煙草を吸ってる冬樹に何も言わず、三影も煙草をくわえるところ。何故かいまでも心に残っている。
この冬樹も非常に魅力的。最近は減ったな、こんな少年。
携帯も無い時代の小説だが、読み応えは十分。
仁木悦子のシリーズはオススメが多い。
電子書籍
過去のある雄太郎
2023/04/25 06:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
仁木悦子といえば仁木雄太郎・悦子兄妹が活躍するシリーズが楽しいが、本作の探偵は別。作者は探偵小説という手法を用いて何を書きたかったのだろう。何故、謎を解くのは仁木兄妹ではなかったのだろう。解説では本作の主人公三影を「過去のある雄太郎」と評している。確かにそうかも知れない。雇い主に自らの身辺をしつこく問いただされた際、自分にとってもっとも重要な部分は頑なに隠していた三影。ハードボイルドの定石のまま、彼は過去を明かさぬ探偵として物語は進むのかと思いきや、少しずつそれが明らかにされていく。